probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

80年代の名曲を、カバーやネタ使いとともに振り返りませう。(13)

2013-08-31 20:37:38 | 懐かし洋楽
今回は、ネタ使い編です。

まずは、ネタ使いしているほう、
女性R&Bトリオ、Nuttin' Nyceの1995年の小ヒット"Froggy Style"です。



Nuttin' Nyceは、アルバム"Down 4 Whateva"を93年にリリースしたものの、ぱっとせず、
彼女たちにとって、5枚目のシングルとなった、この曲が、ちょっといい線いったため、
95年に、アルバムを再リリースしたのですが、結局、大きなヒットにならず、
このアルバムを1枚残しただけで、消えてしまったみたいですね。

さて、この曲、ネタ使いしている曲が、じつに3曲。
いずれも著名な定番曲で、わかりやすいと思うのですが、一応、あげておきますと、
イントロで、The Gap Bandの"Shake"、
バックのトラックで、George Clintonの"Atomic Dog"、曲中のフレーズで、
Yarbrough & Peoplesの"Don't Stop The Music"のブリッジ部分を使っているという、ぜいたくさです。

で、その中から、Yarbrough & Peoplesの"Don't Stop The Music"。



81年に、R&BチャートでNo.1、Popチャートでも19位まで上昇したナンバーですが、
特筆すべきは、この曲、当時の日本でも、スクーターのCMに使われて、ヒットしたんですよねぇ。
かつての名曲ではなくて、リアルタイムで、こういうファンクナンバーが、
日本でもヒットしていたなんて、今ではまず、考えられませんね。

なお、お二人なのですが、コンスタントにR&Bヒットを放っていた80年代を過ぎると、
人気は下降線をたどってしまい、90年代以降は、新作のリリースはありませんが、
公私とものパートナーとなって、現在でも、時々、Live活動などを行っているようですね。

http://yarbroughandpeoples.com/


(新)ベストアルバムを語るわよ!(50)

2013-08-28 19:57:28 | その他のCD

・The Best of Minnie Riperton

ミニー・リパートンの1993年に出てたベスト盤です。

この盤は、ジャケもポピュラーなのではないかと思いますが、
内容のほうも、代表曲はほぼ網羅されている充実盤であります。
米国のR&Bチャートに入った曲は、全部で9曲あるのですが、すべて収録されておりますね。

"Loving You"があまりにも有名すぎるのと、
79年に亡くなってしまっている人なので、
あまり、他の曲について語られることがないのが残念ですが、
しみじみする曲、ファンキーな曲、どれも名曲揃いです。

アルバムの最後に入っているのが、
亡くなった79年にリリースされたアルバム"Minnie"でも最後に入っていた、
The Doorsのカバー"Light My Fire"なのですが、映像がありましたので、そちらを。

自らも、この曲をカバーしてヒットさせていた、ホセ・フェリシアーノとのデュエットであります。


Paradise Valley - John Mayer

2013-08-26 09:12:46 | 新譜CD

・Paradise Valley - John Mayer

これまで、アルバムを出すごとに、微妙に音楽スタイルを変えてきたジョンですが、
今回は、前作から約1年のインターバルという、早いペースの新作ゆえに、
まだ、前作"Born And Raised"の延長線上にある感じのアルバムですね。

ただ、普通に前のアルバムと同じことをやらないのが偉いところで、
アルバムの中間あたりに、J.J. Caleの曲のカバーを持ってきて、ブルース色を強調したり、
Katy PerryやFrank Oceanをゲストに迎えることで、
カントリー色が強く、華やかさには乏しかった前作との違いも明確にしています。

のどの手術をしたせいか、少し、ボーカルに変化も感じさせますが、
今回も、もちろん、ギターは弾きまくってくれています。

まずは、軽やかな復活に拍手!88888


Time Machine ~1981~

2013-08-25 10:36:34 | 懐かし洋楽
今回は、1981年の今ごろ、R&Bチャートの21位まで上昇していた曲、
Rafael Cameronの"Funtown U.S.A."です。

この曲を含めて、Popチャートには登場したことがない人なので、
R&B、及び、ダンクラファンでないと、あまり馴染みがない名前かもしれませんが、
70年代に、Brass Constructionのリーダーとして、キャリアをスタートして、
のちに、プロデューサーとして、Skyyを人気グループに押し上げた、
あの、Randy Mullerが手がけたソロシンガーとして、
70年代後半から80年代前半あたりのファンクミュージック好きにとっては、
スルーすることはできない人のひとりではないかと思います。
自分で曲も書ける、SSWでもあったんですねぇ。

で、まさか、映像はないだろう?と思っていたのですが、
ありましたので、こちらでどーぞー。↓



バックの音は、もろ、Skyyですが、(^_^;)
それもそのはず、レコードでは、その、Skyyが演奏していたんですね。

Blurred Lines - Robin Thicke

2013-08-22 08:55:43 | 新譜CD

・Blurred Lines - Robin Thicke

「今夜はヘイヘイヘイ♪」なんていう、
考えた人の年がバレちゃうサブタイトル(笑)を付けられて、
さすがに今回は、日本のラジオなどでも、かなりかかっておりますね。

いまだ、21世紀に入ってからの最高の名曲と思っている、
"Lost Without U"を超えるヒットが出たことは、
うれしくもあり、ちとさびしくもありなのですが、
あら、こんなにもアップな曲が似合う人だったのね、という驚きもありの、
軽やかに、ダンスミュージックに舵を切ったアルバムですね。

今風なナンバーもありますが、やはり全体のカラーは、
70年代後半から、80年代前半あたりにかけての感じです。
スローナンバーもありますが、今回は、少し弱いかなぁぁ。

「ヘイヘイヘイ」が、マーヴィンの遺族から訴えられたとか、
訴えられそうとか、ちと残念な話も聞こえてきてはいますが、
なんとか和解してもらって、みんなで楽しく踊りたい、そんなアルバムです。

曲は、これも何だか、ミッド70年代風でイケてる"Ain't No Hat 4 That"を。