probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

80年代の名曲を、カバーやネタ使いとともに振り返りませう。(41)

2014-11-30 10:38:45 | 懐かし洋楽
今回は、カバー編です。

まずは、説明不要の、1980年のQueenのこの大ヒット。



この曲、USチャートでNo.1になったのは、80年の2月から3月なのですが、
本国UKでは、79年の秋にリリースされておりまして、
その年の今ごろには、すでにチャートを落ち始めていたのですが、
80年のヒット曲ということで、ご了承ください。(^_^;)

このあとの"Another One Bites The Dust"のヒットが強烈でしたが、
80年代初頭のQueenの快進撃は、この曲から始まったのでしたね。
『愛という名の欲望』という邦題も秀逸でありました。
作詞作曲は、Freddie Mercury。

Elvis風ロカビリー調のナンバーゆえ、
この曲は、Queenの楽曲の中でも、歌いやすいのでしょうか、
カバーするアーティストが多い曲で、
Michael BubleやMaroon 5など、現在大人気のアーティストたちもカバーしておりますが、
今回は、シングルヒットにもなった、1999年の、
カントリースター、Dwight Yoakamによる"Crazy Little Thing Calld Love"です。



日本には、なかなか伝わりにくかったですが、俳優としても活躍して、
カントリー好きの女性ファンをメロメロにしたといわれる、Dwight Yoakamですが、
この腰の動きを見ると、なんか納得してしまいますな。(笑)

Time Machine ~1995~

2014-11-29 10:06:31 | 懐かし洋楽
今回は、1995年の今ごろチャートインしていた曲、
The Pharcydeの"Runnin'"です。(Pop #55 R&B #35)



L.A.出身のHip-Hopチーム、The Pharcydeの、
1993年のヒット"Passin' Me By"に続くくらいに著名なナンバーではないでしょうか。

"Passin' Me By"は、のちに、2000年のJoeのNo.1ヒット"Stutter"のDouble Take Remixで、
サンプリングされて、ふたたび注目されることとなりましたが、
この"Runnin"もまた、いろいろと、ネタ使いで話題に事欠かない曲でありますね。

しかし、この"Runnin'"自体が、
ちょっとシブいところから、ネタを持ってきていた曲でありまして、
それを知ったのは、もちろん、ずっとあとのことでありました。

ふんと、さかのぼっていくと、いろいろと奥が深い。(^_^;)



Jazzサックス奏者で、幅広い音楽を手掛けて、
早い時期に、Jazzにボサノヴァを取り入れた音楽を広めた人として知られる、
Stan Getzの、ブラジル人のギタリスト"Luiz Bonfá"との、
1963年リリースの共作アルバム"Jazz Samba Encore!"の中の1曲、
"Saudade Vem Correndo"。

恥ずかしながら、この曲のことを知ったころ、Stan Getzというと、
Huey Lewis & The Newsの80年代のアルバムでサックスを吹いていた人という、
その程度の認識しかなかった、無知無知男だったのですが、σ(^_^;)
どうしても、この曲が聴きたくて、アルバムを買いました。

夏の夜に聴くと、ホント、さいこー♪

1995年12月2日付けのビルボード誌です。

この週、初登場1位になったのは、連続No.1記録が今も破られていない、
あの歌姫と、あのR&Bグループのコラボ名曲です。

Natalie Cole at Muza Kawasaki Symphony Hall, Nov. 22

2014-11-27 19:13:13 | ライブレポ
ナタリー・コールのライブに初めて行ってきました。

ここのところ、毎年のように来日していて、ことしは、なんと2度目。

ただ近年は、ブルー・ノートやビルボードライブでのステージばかりで、
ちょっと、お値段がはるのと(^_^;)、スタンダ―ドナンバー中心で、
自らのヒット曲は、ほとんどやらないと聞いていたので、二の足を踏んでいたのですが、
今回、ひさびさにコンサートホールでのステージがあると聞いたので、初めて行ってみました。

なおこれは、2011年から始まったという、
「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき」
というイベントの一環による、ステージでありました。

この日は、オープニングアクトがありまして、
石川周之介さんという方が率いる、
日本人男子4人によるサックス隊、Shumusicのライブ。
なかなか、ユニークな演奏でありました。

そのあと、休憩をはさんで、ナタリーのライブだったのですが、
1曲目はまず、バックボーカルの女性による歌がありまして、
2曲目は、バンドによる、インストナンバーの演奏。
ナタリーが登場したのは、3曲目、曲は"Fever"でありました。

髪はロングヘアースタイルで、衣装は、ややタイトな感じのロングドレス。
ライトの影響で、正確な色はわかりづらかったのですが、
淡いピンクなのではなかったかと思いました。(ベージュ??)

最近のライブでは、常にそうみたいなのですが、
ずっと、背の高いスツールに腰掛けたままで、
曲と曲のあいだで、若干、しんどそうな表情をするのが気になりましたが、
肥えてしまう女性シンガーが多い中、スタイルは変わらないし、
歌声も、ほとんど衰えは気にならない感じでした。

曲は、そのあともやはり、おなじみのスタンダードナンバーが続き、
おとうさんとの「デュエット」は、この日は3曲。
最新アルバムにも収録されていた、"Acercate Mas"に、
"When I Fall In Love"(映像なし)、そして"Unforgettable。

そのあとも、"Smile"や"LOVE"などが続き、
きょうも、やはり、かつてのヒット曲は聴けないのかなぁと思っていたところに、
「東京音楽祭」でグランプリをもらった時の歌と紹介したあとに歌ってくれました、"Mr. Melody"。
また、「カントリーソングを歌います。」と言ったあとに歌ってくれたのは、
ちょっと意外な選曲で、Little Big Townの2012年のカントリーヒット"Tornado"という曲。

日本では、ほとんど馴染みのない曲ではありますが、
それまでのしっとりした感じとガラっと変わって、
ちょっとロックっぽい歌い方になったナタリーは、
すごく楽しそうにノッてきたのがわかったので、得した気分になりました。
ここらへんは、ブルー・ノートではやらない曲なのではないでしょうか。

そのあと、"This Will Be"も歌ってくれましたし、
アンコールは、自らのアルバムにも収録している、
Des'reeの"You Gotta Be"のカバーで終了しました。

せいぜい、ヒット曲は、やっても1曲くらいかと思っていましたので、
前半の内容も含めて、終盤の内容には大満足でした。
時間は、1時間40分くらいでしたでしょうか。

ただ、80年代のヒット曲は、やっぱり、やらなかったねぇ。
せめて、"Miss You Like Crazy"あたり入れてくれていたら、
文句なしの選曲だったのですが、
ヒットは出たけれど、つらい時期を過ごした80年代は、
あまり、振り返りたくないのかな。


(新)ベストアルバムを語るわよ!(79)

2014-11-26 10:28:54 | その他のCD

・The ABBA Story - ABBA

ABBAのベスト盤といいますと、"GOLD"が、あまりにも有名で、
いろいろと、後発の豪華盤なども出ておりますので、
コアなファンなら、そちらを入手されているのではないかと思うのですが、
そこまでのファンではないけれど、代表曲を集めたいというくらいのファンには、
こちらの盤が、最適なのではないかなぁと思うベスト盤です。

こちらは、2004年に、ワールドワイドでリリースされていたようですが、
日本では、2000年に、まったく同じ選曲で、
「スーパーベスト」というタイトルの廉価盤ベストが出ていますので、
そちらで入手されてもいいのではないかと思います。

曲は、年代順に、押さえておきたいヒット曲は、
ほぼ網羅されているのではないかと思うのですが、
人気曲では、"Chiquitita"くらいでしょうかね、無いのは。

で、自分が気に入ったのは、アルバムの最後が↓この曲だったからです。



事実上最後の作品となっている、81年リリースのアルバム"The Visitors"からのヒットで、
USチャートでは、Top20入りをするヒットになった曲"When All Is Said And Done"。

正直、それ以前のヒット曲は、かなりミミタコ状態で、
けっこう、お腹いっぱいになっていたのですが、
この曲は、それまでのABBAっぽくないクールなサウンドで、
おっ!と思った曲でありました。

しかし、このヒットのあと、グループは活動を休止してしまい、
その後の展開がなかったのは、ちと残念でしたね。

(新)かあさん、あの12インチ何処へ行ったんでしょうね?(79)

2014-11-23 17:21:18 | 懐かし洋楽
今回の12インチバ―ジョンは、
UK出身の、Bronski Beatの1984年のヒット"Why?"のExtended Mixです。



当時は、いわゆるゲイゲイしいサウンドが苦手だったので、
このBronski Beatは、ちょっと敬遠していたグループで、
この人たちの最大のヒットで、デビューヒットである、
"Small Town Boy"も、あまり好きではなかったのですが、
いまは、わるくないやん?と聴けてしまうので、
時の流れは、やはり不思議なもんです。(^_^;)

中でも、"Small Town Boy"の次のヒットだったこの曲の、
このリミックスバージョンは、程よくカゲキに仕上がっておりまして、
かっこええねぇと思ってしまいます。

さて、派手にデビューした感があったBronski Beatは、
リーダーである、キーボードのSteve Bronskiを中心に、
1995年まで活動を続けていたようですが、
グループの顔であった、vo.のJimmy Somervilleが脱退した85年以降は、
ヒットらしいヒットは出ず、Jimmyが新たに作ったグループ、
The Communardsのほうに、注目が集まってしまいましたね。