probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Soul, R&B備忘録(#15 "Firestarter")

2024-10-31 10:50:03 | 懐かし洋楽
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみるという、
このコーナー、今回は、
1986年に、R&Bチャートで、
最高位11位を記録した、
Teaseの"Firestarter"です。



L.A.出身で、のちに、
ソロとしてデビューします、
Kipper Jonesが
リードボーカリストで、また、
こちらも、ソロでも活躍した、
Chuckii Bookerが、
サポートメンバーのような形で、
グループに参加していた、Teaseの、
同年リリースの2ndアルバム
"Tease"からのシングルで、
グループ最大のヒットなのですが、
Hot100には、顔を出せなかったようです。



なんて、まあ、
辛口R&Bファンの間でも、
評価が高い人たちみたいですので、
そんなこと、言われなくても、
わかっとるわい!という感じかも...。
(^^;)

もともと、結成は古く、70年代で、
最初は、7th Heavenという
名前だったそうですが、
Teaseに改名してデビューしたのが、
83年のことで、同年にリリースした、
1stアルバムは、セールス的には。
空振りだったみたいですが、
レーベルを移籍して出した
2枚目のアルバムからは、
この曲のヒットが生まれたようです。

で、1stと2nd、タイトルが、
どちらも"Tease"なので、
入手する場合は、ちょっと、
注意が必要かもしれません。

Teaseは、88年に、
"Remember"というアルバムを
リリースして、そちらも、
Mtumeがプロデューサーとして、
関わっていることもあって、
人気作となっているのですが、
当時は、ヒットに至らなかったため、
結局、そちらが最後の作品に、
なっておりますね。

しかし、何があった?
と言いたくなるくらい、
3rdアルバムだけ、
ジャケのムードが違いますね。(笑)







※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第47回です。

今週の気になる新曲2曲。

2024-10-29 20:29:08 | 最近の洋楽
今回は、Adult R&Bチャートを、
上昇しているらしい、2曲です。

すでに、Luther Vandrossの、
The Beatlesカバー"Michelle"も、
ランクインしているという話ですが、
そんなLutherにも憧れたであろう、
男性シンガー2人の曲です。

まずは、Leon Thomasの"MUTT"です。



N.Y.出身の31才だそうですが、
SSWで、俳優さんとしても、
活動している人みたいですね。
先月リリースされたという、
2ndアルバムの
タイトル曲でもあるようです。

で、まだ30代前半ながら、
ソングライターとして、すでに、
いろんな作品に関わっている人みたいで、
近いところでは、SZAの大ヒット曲
"Snooze"のクレジットにも、
名前があるようですが、
今から10年前のアルバム
Toni BraxtonとBabyfaceの
"Love, Marriage & Divorce"収録曲
"I'd Rather Be Broke"にも、
その名前がありますので、
童顔氏と近い人なのかな?
と思ったりします。

その他、Ariana Grandeや、
Post Maloneの曲にも、
参加しているみたいですね。

そして、もう1曲は、こちらは、
まったくの新人さんのようですが、
Mylo Waitersというシンガーの、
"Let ‘Em Know"というナンバーです。



こちらは、フィラデルフィア出身の
シンガーで、"Self Love"という曲で、
デビューして、この曲が、
まだ2曲目みたいですね。

Lyfe Jenningsを、
ぐっとマイルドにしたような、
そんな感じでしょうかね。

※次回は、Soul, R&B備忘録、
第15回です。

No.11 コレクション(1978~2008)(94)

2024-10-28 10:44:04 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、2000年の5曲目は、
11月に、2週、11位だった、
こちらのナンバーです。



Ja Rule ft. Christina Milianの、
"Between Me and You"ですね。

9月の第3週に、
85位でNewエントリーして、
4週で、Top40入りを果たし、
10週目で、11位まで上がり、
2週、11位を続けたのですが、
その翌週には、14位にダウンして、
Top10入りは、ならなかったようです。

R&Bチャートでは、最高位5位、
Rapチャートでは、やはり、
11位まで上がっていたみたいですね。

この曲は、同年リリースの
2ndアルバムで、出世作となった、
"Rule 3:36"からの1stシングルでした。

前年に出ていた1stアルバム
"Venni Vetti Vecci"からも、
"Holla Back"という、
Top40ヒットが生まれていましたが、
この曲で、Ja Ruleを知ったという方も、
多かったのではないでしょうか。

Ja Rule人気は、このあと加熱して、
Mary J. BligeやJ-Loなど、
数々の女性シンガーとの
相性抜群なところを発揮して、
とくに、Ashantiとのコラボでは、
大ヒットを連発していましたね。

しかし、そのあと、
人気に陰りが見えてきたのと、
脱税で逮捕されたのが重なって、
メディア露出が少なくなり、
急失速してしまいましたが、
ことし4月に、ひさびさの新曲、
"Mama"をリリースしておりました。



https://www.instagram.com/jarule/

2000年11月18日付けのビルボードHot100です。

1位は、映画から生まれて、
メガヒットになりました、
あのグループの、あの名曲です。

※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~2000~

2024-10-27 10:58:23 | 懐かし洋楽
今回は、2000年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Changing Facesの
"That Other Woman"です。
(Pop #64 R&B #16)



N.Y.出身の2人の女性、
Charisse Roseと、
Cassandra Lucasによるデュオ、
Changing Facesの、
この曲は、同年リリースの
3rdアルバムにして、結果的に、
最後の作品となってしまった、
"Visit Me"からの1stシングルでしたね。



Changing Facesといえば、
デビュー曲にして、
最大のヒットとなった、
R.Kelly作プロデュースの、
"Stroke You Up"のイメージですが、
3rdアルバムでも、
R作品はあったものの、もともと、
複数のプロデューサーを
起用するスタイルを貫いていて、
この曲は、あの、Joeが
手掛けたナンバーでありました。

曲作りは、Joeの代表曲
"All the Things (Your Man Won't Do)"
でもタッグを組んでいた
Joshua Thompsonとの共作で、
そう思って聴くと、たしかに、
Joeっぽいナンバーですね。

アルバムからは、次に、
"Ladies Man"という曲が、
シングルカットされたものの、こちらは、
Hot100入りしませんでしたが、
アルバムには、もう1曲、
注目すべき曲が入っていまして、
もともと、Aaliyahが、
2001年リリースのアルバムのために、
録音したものの、収録されず、
のちの、死後に発表されて、
シングルにもなりました、
"Come Over"の、結果的に、
先に世に出ていた、
Changing Facesバージョンが、
収録されておりました。





2000年10月28日付けのビルボードHot100です。

1位は、8月に、
サマソニで来日しておりました、
あのシンガーの、あの名曲です。

<2000年10月28日、何があったか?>

Alan Parker監督作品で、
Emily Watson主演の映画
『アンジェラの灰』が、
日本公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/42291/
『アンジェラの灰』(映画.com)

※次回は、ビルボードのHot100で、
最高位11位だった曲、
2000年の5曲目です。

なんとなくAOR (#46 YouTubeって、すばらしい)

2024-10-25 20:40:41 | 懐かし洋楽
以前から、YouTubeには、
懐かしい楽曲のミュージックビデオが、
たくさんアップされておりましたが、
近年、何が素晴らしいかって、
公式に上がっているものが増えて、
しかも、画質が向上しているクリップが、
多くなっているのが嬉しくなります。

最近では、Donna Summerの曲が、
次々、レストアされて、
アップされていたりしますので、
興味ある方は、チェックしてみてください。

先週アップされた、
"The Wanderer"↓



というわけで、今回は、
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、YouTubeで、
クリアな映像で観られます、
この2曲を選びました。

まずは、Alabamaの
"Feel So Right"です。



デビューは、76年のようですが、
80年代に入ってから、
大人気となった彼らの、
81年リリースの5thアルバムの、
タイトルトラックで、
2曲目のシングルだったのですが、
この曲が、初めての
クロスオーバーヒットで、Hot100でも、
20位まで上がっていたようです。
カントリーチャートでは、
もちろんNo.1。

Alabamaは、2000年代に、
活動休止宣言をしたこともありましたが、
現在は、リードボーカルの、
Randy Owenさんと、やはり、
オリジナルメンバーの、
Teddy Gentryさんの2人で、
ツアーなどもこなしているようです。

https://www.thealabamaband.com/

そして、もう1曲は、こちらは、
82年から83年にかけてヒットして、
最高位16位を記録していた、
カリフォルニア出身のバンド、
Steel Breezeの、
"You Don't Want Me Anymore"です。



当時、大人気だった、
Rick Springfieldの声に、
ボーカルが似ているということで、
Rickの新曲?と思って、
リクエストが集まって、
ヒットしたなんていう話を、
聞いた記憶があるのですが、
今回調べたら、どうも、その話が、
ネットで見つからないので、
記憶違いかもしれません。(^^;)

まあ、なんちゅうことのない、
ポップロックバンド、
という感じなのですが、
彼らをプロデュースしていたの、
あの、The Runawaysを
人気者にした、
Kim Fowleyさんなんですよね。

Kimさんは、他には、KISSや
Alice Cooperなどとの仕事で、
有名でありますので、
かなり意外な感じがいたします。

Steel Breezeは、この曲を収録した
1stアルバムから、もう1曲、
"Dreamin' Is Easy"というナンバーが、
Top40入りしておりましたが、
その後は、ヒットは出ませんでしたね。
バンドは、93年に解散しているようです。

※次回は、Time Machineです。