probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

あのアルバム、この一曲。(35)

2022-09-30 20:16:40 | 懐かし洋楽
シングルカットはされなかったけど、
これは名曲では?と思うナンバーを
ジャンルに関係なく、
あげていく、このコーナー、
今回は、現在の名前は、
Alessi Brothersで活動しているようですが、
この頃は、Alessiでした、そんな彼らの、
1982年リリースのアルバムから、
こちらのナンバーを選びました。



アルバムタイトルは"Long Time Friends"
でしたが、日本では、シングルカットされた
"Put Away Your Love"の邦題が、
そのまま、アルバムにも
付けられていましたね。
「そよ風にくちづけ」でした。
そのアルバムの7曲目、レコードでは、
B面の2曲目に収録されていました
"What A Way To Go"ですね。
邦題は「愛のゆくえ」です。

N.Y.のロングアイランド出身の、
BillyとBobbyの、ハンサムツインズ、
Alessiは、イギリスでは、
76年に、"Oh, Lori"という曲を、
大ヒットさせていたのですが、
なかなか、本国では人気が出ず、
なんとかヒットを出そうと、
当時、絶好調だった、
Christopher Crossがプロデュース、
そして、Quincy Jonesが立ち上げた、
Qwestレーベルに移籍しての
リリースとなったのが、アルバム
"Long Time Friends"でしたね。

そして、ゆえに、ゲストボーカルで、
Patti Austinがft.されていたというのが、
この"What A Way To Go"でありました。
ちょっと、線の細いボーカルですので、
Pattiさんとの力量の差が出てはいますが、
なかなかこれ、いい曲だと思うんですよね。

ほとんどの曲を、自分たちで書いていますが、
この曲も、ふたりによる作品で、
ソングライターとしても、
もっと評価されても良かったと思うのですが、
いかんせん、このアルバムも、
日本では、そこそこのヒットになったものの、
本国では、"Put Away Your Love"が
71位に上がったのみで、振るわず、
高い評価にはつながりませんで、
メジャーからのリリースは、
最後となってしまいましたね。

その後は、なかなか、
新作のリリースもままならない時期が、
長く続いていたようですが、
2000年以降は、インディーズから、
わりと精力的に、アルバムを
リリースしているようであります。

https://www.facebook.com/thealessibrothers


・Long Time Friends - Alessi

※次回は、Time Machineです。

Coolio

2022-09-29 17:27:16 | R.I.P.
今回は、1995年に、
年間No.1ヒットにもなった、
"Gangsta's Paradise"などで知られます、
ラッパーのCoolioが亡くなったとのことで、
予定を変更しまして、追悼いたします。

本当に、突然、
亡くなってしまったみたいですね。
59才...そんなに年上ではないしなぁ。

90年代半ばにヒットを連発した人ですが、
80年代に立ち上がったレーベル、
Tommy Boy Records出身ゆえか、
オールドスクールなネタ使い満載で、
楽しませてくれた人でもありましたね。

というわけで、あまりにも有名な、
"Gangsta's Paradise"と、94年の、
"Fantastic Voyage"以外の曲で、
3曲、元ネタと共に選んでみました。

まずは、こちらも有名ですが、
"Gangsta...”のあとにヒットしました、
"Too Hot"。(Pop #24 R&B #31)



元ネタが、もちのろんで、80年の、
Kool &The Gangの同名のヒット曲。



2曲目は、97年のアルバム
"My Soul"からの2ndカットで、
アメリカではヒットしなかったようですが、
UKチャートでは、14位まで
上がっていたみたいです。
"Ooh La La"です。



サンプリングしていたのは、
81年に、R&Bチャート、
第5位を記録した、Grace Jonesの
最大のヒットということになるのかな?
"Pull Up To The Bumper"ですね。



そして、3曲目は、94年の、
”Fantastic Voyage”に続いて、再び、
Lakesideの楽曲をサンプリングして、
ご本人たちと、ビデオも作っちゃった、
96年のヒット"It's All the Way Live (Now)"。

Whoopi主演の映画
『エディー 勝利の天使』サントラ
収録曲で、Whoopiも共演でしたね。
(Pop #29 R&B #47)



元ネタは、ほぼ同じタイトルですが、
この曲が、Lakesideの初のヒット曲で、
78年に、R&Bチャート4位を
記録していたという、
"It's All the Way Live (Part 1)"です。



生前最後のアルバムは、2009年の
"From the Bottom 2 the Top"になるようで、
近年は、他アーティストの客演で、
ちらっと登場する程度の、
露出しかなかったみたいですが、
90年代の音楽シーンを語るときは、
今後も、名前を外すことはできない、
そんな人ではないかと思います。

R.I.P.

https://amass.jp/161224/
ラッパーのクーリオが死去
(amass)

※次回は、シングルカットされなかった名曲、
第35回です

今週の気になる新曲2曲。

2022-09-28 10:30:44 | 最近の洋楽
今回は、話題になってくるであろう、
っていうか、話題になって欲しい、
コラボ曲2曲です。

まずは、Robin Thickeと、
ラッパーのYo Gottiのコラボ曲
"Brown Liquor"です。



ウネウネとファンクしていて、
いいですねぇ。派手さは無いですが。
Boogie Down Productionsの
"South Bronx"を使ってるのかな?
違うのかな?未確認であります。

そして、もう1曲は、
"7 Years"のヒットから、
すでに、7年経ってるんですねぇ。
デンマーク出身のグループ、
Lukas Grahamの新曲、
Khalidをft.した
"Wish You Were Here"です。



同じタイトルの曲に、いろいろと、
名曲がありますが、この曲もいいですね。

ここのところ、ft.専門アーティスト
みたいになっていますが、
ft.Khalid曲の中で、一番好きかも。

どちらも、まだ、Newアルバムの
リリース予定は、発表には、
なってないようでありますね。

※次回は、シングルカットされなかった名曲、
第35回です

No.11 コレクション(1978~2008)(54)

2022-09-26 20:10:40 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、今回から、
1990年に入ります。
90年も、89年に続いて多く、
7曲あったようです。

まずは、1月に、1週だけ11位だった、
こちらのナンバーです。



Jive Bunny and the Mastermixersの
"Swing The Mood"ですね。

89年の10月の最終週に、
91位でNewエントリーして、
5週でTop40入りを果たし、
12週目で、11位まで上昇しましたが、
翌週には、13位にダウンして、
Top10入りは逃していたようです。

というわけで、USチャートでは、
11位止まりだった、この曲ですが、
ヨーロッパや、ニュージーランド、
オーストラリアなどでは、前年の89年、
軒並み、No.1だったんですよね。

Jive Bunny and the Mastermixersは、
DJ & プロデューサーの、
Les Hemstockという人を中心に、
イギリスの南ヨークシャーで結成された
覆面DJチームで、とくに、本国の、
UKチャートでは、このあと、
"That's What I Like"と"Let's Party"の
2曲も、No.1になって、3曲連続、
チャートのトップに輝いておりました。

Stars On 45から始まった、
80年代を飾った、メドレーブームの、
みごとな〆という感じでしたね。

1990年1月13日付けのビルボードHot100
です。

1位は、ホームレスなど、
当時の社会問題を歌詞にした、
あのシンガーの、あの名曲です。

※次回は、気になる新曲です。

なんとなくAOR (#9 Country meets R&B)

2022-09-25 11:20:30 | 懐かし洋楽
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、今回は、
"Country meets R&B"
カントリー系アーティストと、
R&B系アーティストの、
デュエット曲2曲を選んでみました。

まずは、こちらは、
シリーズ化もされて、
日本でも人気となった映画
『ベートーベン2』の
主題歌でもありましたので、
洋楽ファン以外にも知られているのでは?
と思われます、Dolly Partonと
James Ingramのデュエットナンバー
"The Day I Fall In Love"です。



映画は、日本では、
94年の公開だったみたいですが、
アメリカでは、93年に公開されて、
曲のほうも、93年リリースだったようです。

曲を書いていたのは、James Ingramと、
Carole Bayer Sagerに、やはり、
多くのアーティストに、
楽曲を提供しているソングライター、
Clif Magnessという人で、プロデュースは、
David Foster師匠ですが、何か?
という布陣の楽曲でしたね。

ただ、チャート的には、
ACチャートで、36位を記録したくらいで、
マイナーなヒットに止まりましたが、
受賞は逃したものの、アカデミー、
ゴールデングローブ、グラミーの、
トリプルノミネートとなっていたみたいです。

そして、もう1曲は、
デビューは70年代だったようですが、
80年代に、なんと、18曲もの、
カントリーチャートNo.1ヒットを
放っているシンガー、
Earl Thomas Conleyが、86年に、
The Pointers SistersのAnita Pointerを
ゲストに迎えてリリースした曲
"Too Many Times"です。



同年リリースのアルバムの、
タイトルトラックで、1stカット、
この曲は、カントリーチャート、
最高位2位だったみたいですね。

Earl Thomas Conleyは、
18曲も1位があるのに、Hot100には、
1曲もエントリーしていないので、
コアなカントリーファン以外には、なかなか、
日本では知られていないと思いますが、
楽曲を聴くと、けっこう、
ポップテイストもあるシンガーで、
クロスオーバーヒットが無かったのが、
不思議な感じがしますね。

Earlさん、残念ながら、2019年に、
77才で、世を去られているようです。

The Pointer Sistersとカントリーというと、
74年のヒット"Fairytaleが、
カントリーチャートでも、
37位を記録するヒットになっていたり、
82年のヒット"Should I Do It"が、
Tanya Tuckerの曲のカバーだったりと、
カントリーミュージックとのつながりは、
もともとあった人たちでしたので、
この、Anitaさんフィーチャーは、
そんなに意外な組み合わせでは
ないかもしれません。

※次回は、ビルボードのHot100で、
最高位11位だった曲、90年の1曲目です。