probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

(新)かあさん、あの12インチ何処へ行ったんでしょうね?(18)

2012-04-30 11:40:58 | 懐かし洋楽
80年代のEddy Grantって言いますと、なんといっても、
エディさんの代名詞的大ヒットとなった"Electric Avenue"と、
米国ではあまりヒットしませんでしたが、
UKでは82年にNo.1になった"I Don't Wanna Dance"が二大ヒットとして有名ですが、
84年にスマッシュヒットとなった、この"Romancing The Stone"も、
なかなか捨て難い名曲として、記憶に残っております。

レゲエ、ファンク、ロックと、エディさんのベースとなっているサウンドに、
ビシバシとくる80年代前半のNew Wave風アレンジが心地よくて好きなんですよねぇ。
この12インチバージョンは、オリジナルバージョンに、
ただ、インストロメンタルバージョンをくっつけたような出来で、
さほど面白味はないのですが、曲が好きだから、9分を越える長尺も全然OK!(笑)

なお、この曲、同年に公開された同タイトルの映画で、
日本では、『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』の邦題で公開された映画の主題歌でもあったわけですが、
映画製作者のお気に召さなかったのか、映画の中では、
かなりぞんざいな使われ方をしていたのが、思い出されます。


Time Machine ~1974~

2012-04-28 18:15:45 | 懐かし洋楽
今回は、1974年の今ごろチャートインしていた曲、
Al Wilsonの"Touch And Go"です。(Pop #57 R&B #23)

アルさんといえば、前年の1973年にPopチャートでNo.1になった(R&Bでは意外にも10位が最高位)、
"Show And Tell"が、なんといっても有名ですが、
その同名のアルバムから、つぎにカットされたのが、この曲だったようですね。

"Show And Tell"のほうは、89年にPeabo Brysonが、
R&BチャートでNo.1にするなどして、ソウルクラシックとなっておりますが、
こちらの"Touch And Go"も、さらに高揚感ある曲調で、よい曲ですよね。

作プロデュースは、どちらも同じ、Jerry Fullerという人で、
ジェリーさんは、自らもシンガーとしてレコードを出していますが、
60年代に、Ricky Nelsonのために多くの曲を書き、
ヒットさせたソングライターとして有名な人で、白人なのですが、
そのせいか、ソウルフルな歌声に、どこかポップな味わいも感じさせてくれます。

残念ながらアルさんは、2008年の4月に、
病のため、68才で、この世を去っています。




『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』

2012-04-27 16:22:04 | 映画


この映画を観て、80年代に観た、2本のアメリカ映画を思い出しました。
1本は、84年の作品で、主演のサリー・フィールドが、
2度目のオスカーを獲得した映画『プレイス・イン・ザ・ハート』。
もう1本が、88年の作品『ミシシッピー・バーニング』。

描こうとしていたことは、かなり異なる2本でしたが、
どちらも、人種差別の問題が映画の重要な要素となっていて、
とくに、『ミシシッピー・バーニング』の舞台となった60年代のミシシッピーは、
この『ヘルプ』と同じで、まさに、いつか見たような?と思わせるエピソードが出てきますが、
実話をもとに、社会派映画として問題提起していたあの作品とは違って、
この作品は、あの日あの時、もし、こんなことが起きていたら?という、
おとぎ話的な物語で、とにかく、その語り口が巧み。
2時間半近い、けっこう長尺な映画ながら、まったく長さは感じませんでした。
手法は全く違いますが、テイスト的には、
人間愛を描いていた『プレイス・・・』のほうが近いでしょうかね。

主要キャストのほとんどが女性で、
オスカー助演賞を獲得したオクタビア・スペンサーを始めとして、
本当に、すべてのキャストが素晴らしく、
唯一、憎まれ役となる、ブライス・ダラス・ハワードまで、
全員が愛おしく感じさせてしまうのは、
皆が、何かしら悲しみを心に持って生きているキャラクターであるからだろうと思います。

笑えて泣けて勇気が湧いてくる、こういうタイプの映画って、
少し前までは、アメリカ映画によくあったように思うのですが、
ひさびさに、そういう楽しみ方ができた快作でした。

3Dでもリメイクでもない作品が評価されヒットしたのはうれしいですね。
日本では、いまいち話題になってないのが残念ですが・・・。

http://disney-studio.jp/movies/help/
『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』日本公式サイト

http://thehelpmovie.com/us/
"The Help" USオフォシャルサイト

(新)ベストアルバムを語るわよ!(17)

2012-04-26 10:33:52 | その他のCD

・Authorized Greatest Hits - Cheap Trick

今回は、2000年に出てました、Cheap Trickの"Authorized Greatest Hits"です。
Authorized(公認の)と、わざわざ名を打ってあるのは、
彼らのオリジナルアルバムには収録されてない曲や、レアなバージョンが入っているからだと思います。

彼らのベスト盤は、このほかにも何種か出ていて、
そんなに、数えきれないほどのヒットがあるバンドでもないのですが、
しっかり網羅されている盤っていうのが、これが、ないんですよねぇ。

この盤にも入っていませんが、"The Flame"のNo.1ヒットの勢いを駆って、
Top40ヒットになった"Don't Be Cruel"や"Ghost Town"が入っている盤が少なくて、
"Ghost Town"に至っては、自分が知るかぎりでは、1枚もないのではないかと思います。
まあ、どちらも自作曲ではないし、あまり思い入れがないのか、
権利の関係で入れられないのかもしれませんね。

で、この1曲は、この盤に入っている"The Flame"のLiveバージョンの映像より。
この曲もNo.1ヒットでありながら、自作曲ではないし、
ちょっと彼らにしては異質な曲のせいか、セットリストから外されることが多いみたいで、
自分が唯一観に行った、2001年の来日公演でもやってくれませんでしたが、
でもやっぱり、いい曲ですよねぇ。



で、おまけ画像は、そのときのLiveでゲトした、リックのギターピックです。



(自慢かよ。(^_^;))

"I Wanna Rock"

2012-04-24 20:02:58 | 同名異曲
今回は、"I Wanna Rock"。

最初の"I Wanna Rock"は、1993年の、DJ Jazzy Jeff & The Fresh Princeの、
ちょっとマイナーなヒットで、PopチャートやR&Bチャートには入らなくて、
Rapチャートのみのチャートインだったようなのですが、
Rob Base & DJ EZ Rockの"It Takes Two"の、数ある声ネタ使い曲の中でも、
とくにかっこいい、イケてる1曲ではないかと思っております。



で、もう1曲の"I Wanna Rock"は、がらっと変わって、Twisted Sisterの"I Wanna Rock"。
84年の、"We're Not Gonna Take It"のヒットを生んだアルバム
"Stay Hungry"の中に入っていた曲で、"We're..."の次にカットされたナンバーでしたね。
アメリカでは、あまりヒットしませんでしたが、
わかりやすいタイトルで、ロックアンセムとしての支持が高い曲でもありますね。



この単純明快さ、すばらしい~。(笑)