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気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

The Artist : The First & The Final Hit (#26 Ben E. King)

2021-04-30 11:01:05 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまったアーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となったエントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
26人目は、本日、4月30日で、
没後6年になります、Ben E. Kingさんです。
存命ならば、82才なられていたようです。

Ben E.さんは、東日本大震災で、
被害に遭った人たちの様子に心を痛め、
"Stand By Me"の日本語バージョンを含む、
『Dear Japan, 上を向いて歩こう』
というアルバムを、応援の意味で、
Japan Onlyでリリースしてくれて、
来日もしておられましたね。

それだけに、突然の訃報を聞いたときは、
大きなショックを受けました。

Ben E.さん、初のチャートインは、
やはり、The Driftersのボーカルとして、
放った、最初のヒットである、
この曲になるようです。1959年のシングル
"There Goes My Baby"です。



他の方がリードをとっている時代の
映像は、ちょこちょこあるのですが、
Ben E.さんが歌っているものは、
見つけられませんでした。

The Driftersは、50年代前半から、
すでにヒット曲を放っていたようですが、
Ben E.さんのリード曲では、
この曲が、初ヒットみたいですね。
Hot100では、第2位、R&Bチャートでは、
No.1に輝いた大ヒット曲です。

でも自分は、84年に、Donna Summerが、
ポップなアレンジでTop40ヒットにしていた
カバーのほうで、最初に知りました。
あまりにも違う、曲のムードに驚きましたね。

そして、ソロシンガーとなってからの、
初のHot100入りは、Arethaによるカバーも、
おなじみの名曲"Spanish Harlem"。
61年、Hot100では10位、R&Bでは
15位を記録していたようです。



カップリングで、B面の、
"First Taste Of Love"も、
53位まで上がるヒットになっていたという、
情報が、Wikipediaにはあるのですが、
詳細が調べられませんでしたので、
有名な、"Spanish Harlem"にほうを
初チャートイン曲とすることにしました。

そして、生前最後のHot100入りは、
やはり、この曲になるんですね。



1986年、同名の映画に主題歌として使われ、
リバイバルヒットを記録して、
9位まで上昇した"Stand by Me"ですね。
UKでは、No.1になっていたんですね。

この年は、名曲が映画に使われて、
再ヒットしたのが、もう1曲ありまして、
The Beatlesの"Twist And Sout"が、
『フェリスは、ある朝突然に』で、
印象的に使われて、やはりリバイバル。
23位まで上がっていたみたいですね。

もう、35年前なんですなぁ...。

※次回は、Time Machineです。

日本語カバーで、あの名曲を振り返りませう。(8)

2021-04-28 20:07:04 | 懐かし洋楽&歌謡曲
名曲の日本語カバーと、
そのオリジナル曲との聴き比べをして、
どちらも、懐かしく振り返ろうという、
このコーナー、8曲目は、
先日の、Jim Steinmanさん追悼で、
ちらっと名前を出しちゃいました、
こちらの日本語カバーです。



麻倉未稀さんの、84年のヒット
「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」
ですね。司会者は、中川翔子さんのお父さん、
中川勝彦さんですね。そちらも懐かしい。

TVドラマ『スクール☆ウォーズ』の
テーマ曲として使用されて、
オリコン最高位19位のヒットに
なっていたようです。

もともと、この曲、
日本語の歌詞が違うのですが
(書いているのは同じ、売野雅勇さん)
葛城ユキさんのほうが、先に、
カバーを出していまして、
麻倉さんは、アルバム収録のみ
だったようですが、テーマに決定で、
新たに録音し直したものが、
シングル発売になっていたようです。

葛城ユキさんバージョンは、こちら。↓



ジャケは、↓こちらのマネっ子ですね。(^^;



で、オリジナルは、説明不要の、
こちらのナンバーですね。
Bonnie Tylerの
"Holding Out For A Hero"。



上でジャケットを貼りました、
映画『フットルース』サントラからの
4枚目のカットだったみたいですが、
UKチャートでは、最高位2位の
大ヒットになったものの、
USチャートでは、34位までしか
上がりませんでしたね。

プロデュースは、Jim Steinmanさんで、
曲を書いていたのは、Jimさんと、
サントラの総合プロデューサーで、
全曲の曲作りに関わっていた、
Dean Pitchfordさんでありました。

※次回、天国へ行ってしまった
アーティスト、26人目です。

今週の気になる新曲2曲。

2021-04-27 10:20:54 | 最近の洋楽
今回は、カントリー界の大ベテランと、
現役ビッグスターのナンバーです。

まずは、Ronnie Milsapの新曲
"Wild Honey"です。



今週リリースされるNewアルバム
"A Better Word for Love"からの
先行カットみたいですね。

アルバムデビューは71年なのですが、
60年代から、シンガーとしては、
すでに活動されていたみたいですので、
キャリアは、60年近いことになりますが、
近年も、コンスタントに、
作品はリリースされていることもあり、
歌声に衰えは、まったく感じないですね。

そして、もう1曲は、
こちらは、新曲ではないのですが、
昨年の秋にリリースされました、
Keith Urbanの最新アルバム
"The Speed of Now Part 1"からの
カット"Out the Cage"です。
シングルカットが決まって、
ビデオが公開されましたので、
そちらを、レコメン2曲目にいたしました。



Nile Rodgersのギターと、
曲の作者のひとりでもある、
25才の新進気鋭のSSW、
Brealandをft.したナンバーで、
アルバムの冒頭を飾っている曲ですね。

まあ、もともと、アメリカ人ではないで、
ほとんどカントリーではないぢゃん?
という感じの曲も多い、Keithさんですが、
この曲も、ジャンル?何それ??
といった佇まいのナンバーであります。

※次回は、日本語カバーで、
名曲を振り返る、第8回です。

あのアルバム、この一曲。(5)

2021-04-26 10:38:28 | 懐かし洋楽
シングルカットはされなかったけど、
これは名曲では?と思うナンバーを
ジャンルに関係なく、
あげていく、このコーナー、
今回は、ちょっと渋めの作品、
The Whispersの、84年リリースの
13枚目のアルバム"So Good"から、
こちらのナンバーです。



"Suddenly、アルバムの5曲目、
レコードだと、B面の1曲目を
飾っていた曲でした。
ゲストに、Phyllis Hymanを迎えた
ロマンティックかつ、壮大な
バラードナンバーでありました。

Phyllisさんの存在感が極まって、
ちょっと、The Whispersっぽくない
ような感じさせ、してしまう曲ですが、
思わず聴き惚れる名曲ですよねぇ。

アルバムからは、ダンスナンバー、
"Contagious"と"Some Kinda Lover"が、
R&Bチャートでヒット。

また、アルバムタイトル曲は、
Leon Sylvers IIIプロデュースで、
Hip-Hopのネタ使いでも、
度々使われる名曲ですね。


・So Good - The Whispers

※次回は、気になる新曲です。

Time Machine ~1979~

2021-04-24 20:16:14 | 懐かし洋楽
今回は、1979年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Ray Stevensの
"I Need Your Help Barry Manilow"です。
(Pop #49)



同性同名のレスラーもいましたが、
こちらは、ジョージア州出身の、
シンガーで、70年の
"Everything Is Beautiful"と、
74年のThe Streak”の、
2曲のNo.1ヒットで知られる
Ray Stevensさんでありますね。

カントリー系のポップシンガーで、
コメディソングも
得意とした人だったんですね。

この曲は、当時人気絶頂だった、
Barry Manilowさんのことを、
愛情を込めて、パロディソングで、
歌いあげた曲だったようであります。
邦題は『バリー・マニロウに捧ぐ』。

"Mandy" "Copacabana"
"Can't Smile Without You"など、
70年代のBarryさんの代表曲の
タイトルが、歌詞の中に、
バンバン登場して、
曲調も、いかにも、Barryさんが
歌いそうな感じになっておりますね。

ただ、曲は自作ではなくて、
やはり、自らもコメディソングを歌う、
Dale Gonyeaという人みたいです。

1979年4月21日付けのビルボードHot100
です。

上位は、ディスコの名曲ばかり♪

<1979年4月21日、何があったか?>

芸術家の池田満寿夫さんが、
自らの小説を映画にした
『エーゲ海に捧ぐ』が公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/42754/
『エーゲ海に捧ぐ』(映画.com)

※次回は、シングルカットされなかった名曲、
第5回です。