probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

No.11 コレクション(1978~2008)(63)

2023-03-31 10:41:14 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、91年の3曲目は、
7月に、1週だけ11位を記録した、
こちらのナンバーです。



「ゴメンナサーイ、アイシテマス」
でおなじみの(?)N.Y.出身のシンガー、
Lisa Fisherの唯一のTop40ヒット、
"How Can I Ease The Pain"ですね。

4月の第2週に、98位でエントリーして、
8週間かけて、Top40入りを果たし、
13週目に、11位まで上昇しましたが、
翌週には、16位にダウンして、
Top10入りはならなかったようです。



同年リリースの1stアルバムにして、
これまた、唯一の作品に、
現在までのところ、なっております、
"So Intence"からのカットでしたね。

曲を書いていたのは、本人と、
Narada Micheal Waldenで、
プロデュースは、そのNaradaと、
弟子格でありました、
Louis Biancanielloという人でした。

明るく、ポップなものを得意としていた、
Naradaっぽくない曲調ではありますが、
この時代は、Whitneyの、
"All The Man That I Need"も、
プロデュースをしていましたので、当時は、
こういう流れだったのかもしれません。

Lisaは、この曲のヒットで、その年の、
グラミー賞も受賞しているのですが、
なのに、2枚目のアルバムが出なかった、
そこらへんの経緯は、日本でも話題になって、
アカデミー賞を受賞した映画
『バックコーラスの女神たち』で、
けっこう詳しく描かれておりましたね。

長年、The Rolling Stonesのツアーの、
バックボーカルを務めていたことでも、
たいへん有名な人ですが、近年は、
自身のライブ活動が中心のようで、
ことしも、予定がびっしりみたいですね。

https://www.instagram.com/l.i.s.a.f.i.s.c.h.e.r.>

1991年7月6日付けのビルボードHot100
です。

1位は、前回と同じ、
振付師でもありました、
あのシンガーの、あの名曲です。

※次回は、Time Machineです。

なんとなくAOR (#16 風のシルエット)

2023-03-29 20:22:26 | 懐かし洋楽
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、今回は、
先日亡くなりました、
ミスターAORこと、
Bobby Caldwellさんを偲んで、
代表曲"What You Won't Do for Love"
(邦題「風のシルエット」)を
サンプリングした、
R&BとHip-Hopの楽曲
2曲を選んでみました。

一番有名なのは、2Pacの、
98年のTop40ヒットである、
こちらでしょうかね。



このアニメーションのMV、
今回、初めて見ました。
こんなん、あったんですね。
いちおう、公式のAudioのほうも、
貼っておきたいと思います。



亡くなった翌年、
97年にリリースされたアルバム
"R U Still Down? (Remember Me)"
からのカットで、Blackstreetの
メンバー、Eric Williamsを
ft.した曲でした。
Hot100での最高位は21位。

そして、もう1曲は、
99年の、"Daydreamin'"の
大ヒットで知られます、
Tatyana Aliの、その"Daydreamin'"の
次のシングルでした、
"Boy You Knock Me Out"です。



こちらでft.されているのは、
あの、Will Smithだったのですが、
なぜか、アメリカでは振るわず、
R&Bチャートで68位を記録したのみで、
Hot100入りはならなかったようです。

しかし、UKチャートでは、
"Daydreamin'"の6位を上回る、
最高位3位を記録していたみたいですね。
Kool &The Gangの、これまた定番、
"Summer Madness"も、
ちょっと、シャレオツに使っております。

Tatyana Aliは、もともと、
子役出身の女優さんでもありまして、歌より、
そちらのほうが合っていると思ったのか、
このあとは、役者業が主になっているようで、
現在も、TVを中心に、
活躍しているみたいです。

https://www.instagram.com/tatyanaali/



※次回は、ビルボードのHot100で、
最高位11位だった曲、91年の3曲目です。

今週の気になる新曲2曲。

2023-03-28 10:43:21 | 最近の洋楽
今回は、2010年代に活躍した、
女性R&Bシンガー2人の新曲です。

まずは、Tamar Braxtonですね。
約3年ぶりとなります新曲、
"Changed"です。



ちょうど、その3年前くらいに、
自殺未遂騒動があって、
心配されましたが、最近は、
TV出演などもしていて、
元気になっているようであります。

ボーカルもいいですね。どんどん、
声に深みが増しているような気がします。
アルバムの予定は、まだ無いみたいですが、
今度の動向に期待したいところです。

"Changed"は、SWVの、ややシブな、
98年のヒット"Rain"を
サンプリングしているようですね。



そして、もう1曲は、
メンフィス出身で、2013年の、
"V.S.O.P."のヒットなどで知られます、
K. Michelleの新曲"You"です。



なんか、こっちも、
サンプリングっぽい気がするのですが、
クレジットなどがわからず、
詳細は不明でございます。

こちらは、Newアルバム
"I'm the Problem"が
リリース準備中で、昨年も、
先行カット"Scooch"が出て、
Adult R&Bチャートで、
ヒットしていたのですが、
アルバムリリースのほうは、
ちょっと遅れているみたいですね。

※次回は、なんとなくAOR第18回です。

"Smooth Operator"

2023-03-27 10:42:17 | 同名異曲
今回の同名異曲は、
"Smooth Operator"です。

まずは、やはりこの曲、
Sadeの、84年から85年にかけての
ヒットである、こちらです。



ちょっと前に、80年代お気に入りで、
"Your Love Is King"が登場しましたが、
Sadeの名前を、世界的に有名にしたのは、
なんと言っても、この曲だったですね。

1stアルバム"Diamond Life"からの、
アメリカでは2枚目、イギリスでは、
3枚目のシングルで、USチャートでは、
5位まで上昇するヒットになりまして、
これは、次のアルバムからのシングル、
"The Sweetest Taboo"と並んで、
最高記録になっていますね。

それにしても、"Diamond Life"が84年で、
2ndアルバム"Promise"が、もう、
85年には出ていたのですから、
90年代以降は、すっかり、
寡作の人たちになっちゃっているのは、
やはり、残念な気がしますねぇ。

そして、もう1曲の"Smooth Operator"は、
N.Y.出身の、ベテランラッパーである、
こちらのアーティストの、このナンバーです。



Debra LawsのR&Bクラシックを、
ラップカバーした、93年のヒット
"Very Special"などで知られます、
Big Daddy Kaneの、こちらは、
89年のヒットでありました。

同年リリースの2ndアルバム
"It's a Big Daddy Thing"からのカットで、
ラップチャートでは1位、
R&Bチャートでも、11位まで上昇し、
これは、どちらも、
自身の最高位を記録しているのですが、
Hot100には、エントリーしなかったようです。

この曲の楽しさは、やはりネタ使いですね。
Mary Jane Girlsの定番ナンバー、
"All Night Long"に、Marvin Gayeの
"Sexual Healing"や"Isaac Hayesの
"Do Your Thing"も、ちらっと登場する、
豪華使いで、フォローしきれていませんが、
他にもサンプリングしている曲が、
数曲あるようです。

Big Daddy Kane、アルバムのリリースは、
しばらくありませんが、俳優業もやりながら、
元気に活動中のようでありまして、
Busta Rhymesらとコラボした曲"Slap"は、
昨年、このブログでも取り上げました。

※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~1992~

2023-03-25 20:36:18 | 懐かし洋楽
今回は、1992年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Warrantの"We Will Rock You"です。
(Pop #83)



89年の大ヒット"Heaven"や、
90年から91年にかけてのヒット、
"Cherry Pie" "I Saw Red"で知られます、
L.A.出身のバンド、Warrant。
曲は、説明不要の、現在も、
某社のスマートフォンのCMで使われている、
Queenの、あの曲のカバーであります。

この曲、サントラ収録曲だったんですね。
同年にアメリカで公開された映画
"Gladiator"のサントラ盤に入っていて、
のちに、彼らのベスト盤にも、
収録されていたようです。

ところで、え?"Gladiator"??
Russell Crowe主演のあの映画?
と混同してしまいそうになりますが、
あちらは、2000年に制作された歴史映画で、
こちらは、92年に公開された、
まったく同じタイトルの、
ボクシング青春映画だったみたいですね。

日本では、翌93年に公開されて、
『ファイティング・キッズ』
という邦題が付いていたようですが、
残念ながら、自分は未見です。

Warrantは、当時のバンドの顔だった、
Jani Laneは、2011年に世を去って、
天国に行ってしまいましたが、
現在は、元Lynch Mobの
Robert Masonをボーカルに迎え、
活動は続いておりまして、
Skid RawやQuiet Riotなどと、
ツアーをやっているみたいですね。

https://www.warrantrocks.com/

1992年3月28日付けのビルボードHot100
です。

49位には、本家Queenが、
あの名曲で、急上昇中!

<1992年3月28日、何があったか?>

日本でも大人気だったフランス映画、
『ポンヌフの恋人』が劇場公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/55905/
『ポンヌフの恋人』(映画.com)

※次回は、同名異曲です。