probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

James Ingram

2019-01-31 16:02:24 | R.I.P.
Michel Legrandの訃報のときに、
"How Do You Keep The Music Playing"の動画を貼ったばかりでしたので、
James Ingram亡くなる!?...へっ?ウソ??という感じでした。
病と闘っていたなんて、露ほども知らず。

自分が洋楽に夢中になり始めた、1981年、
日本では、Quincyの"Ai No Corrida"が大人気で、
自分も、LPレコードを買いましたので、
やはり、そこで初めて名前を知りましたね。

日本では、"Ai No Corrida"ほどには、
人気にはなってなかったと思いますが、
本国では、"Just Once"と"One Hundred Ways"が、
連続して大ヒットし、知名度が上がり、
翌年には、Patti Austinとのデュエット、
"Baby Come To Me"が、No.1ヒットとなり、
また、あの85年の、USA For Africaでは、
招集されても、ソロで歌わせてもらえなかった大物アーティストも多くいた中、
堂々、ソロパートを与えられて、存在感を発揮しておりました。

ですが、ここでは、そういった代表曲ではない、
忘れられがちなのではないか?と思える3曲を選んで追悼してみたいと思います。

まずは、Patti Austin以外にも、Donna Summer、Michael McDonald、
Linda Ronstadt、Dolly Partonなどなど、数々のアーティストたちとコラボして、
デュエット達人として知られた人でありましたが、
95年に、Anita Bakerと一緒に歌っていました、"When You Love Someone" です。
Billy Crystalが、監督、脚本、プロデュース、主演を務めた映画
『彼と彼女の第2章』サントラからのナンバーでした。



2曲目は、そんな、デュエット達人が、
トリオに参加して放った、1984年の、このヒット曲です。



Kenny Rogers、Kim Carnesと歌った"What About Me?"
この時期、かなりAOR寄りだった、Kenny御大のアルバムのタイトル曲でもありました。

この3人での組み合わせは、Kenny御大の第3希望人事だったようですが、
お3人とも、名唱ではないかと思います。
曲の作者は、プロデュースもしていたDavid Fosterと、
シンガーとしてデビューする前の、Richard Marxでありました。

3曲目はソロヒットナンバーから。

バラードを得意としていましたが、
こんな、歌って踊るナンバーも、R&Bチャートではヒットさせていました。
83年の、1stアルバム"It's Your Night"からカットされ、
R&Bチャート、最高位21位を記録していた"Party Animal"です。



R.I.P.

https://www.musiclifeclub.com/news/20190130_03.html
R&Bシンガー/ソングライターのジェームス・イングラムが66歳で死去
(MUSIC LIFE CLUB)

今週の気になる新曲2曲。

2019-01-30 10:25:46 | 最近の洋楽
今週は、Hot100には、宇多田ヒカルさんが入っていて、驚きますが、
今回も、Adult R&Bチャートから気になる2曲です。

まずは、この曲がデビュー曲になるようです、
Lexiというシンガーの、"Tomorrow (Better You, Better Me)"です。



曲は、Quincy Jonesが、Tevin Campbellをft.して、
1990年にヒットさせた曲のカバーですね。
Tevinの声も、天使のような歌声と、当時、話題になりましたが、
こちらも、なかなかキュートなボイスであります。

彼女もまた、コンテンポラリーゴスペルの人のようで、
すでに、2ndシングル"Wherever I Go"もリリースされていて、
1stアルバム"Just Listen"も、まもなく出てくるようです。

もう1曲は、UK出身のシンガー、NAOの、
昨年の10月にリリースされていたアルバム"Saturn"からのシングル
"Make It Out Alive"です。



Kendrick Lamarなどを輩出してる、話題のレーベル
Top Dawg Entertainmentに所属しているシンガー、
SiRをft.したナンバーですね。
NAOさんは、昨年、来日もしていたようですので、
すでに、注目の人みたいですが、すんません、自分は知りませんでした。(^^;

歌詞の内容は、けっこうシリアスなことを歌っているようですが、
こちらも、可愛らしい歌声で、Deniece Williamsあたりに通じますかね。
アルバム、聴いてみようかな。

ADULT R&B SONGSチャート

80's #199

2019-01-28 19:55:21 | 80年代のお気に入り曲200曲
80年代のお気に入り曲200曲、
第199位は、ルイジアナ州出身の、このバンドの、1982年のヒット曲です。



Le Rouxの"Nobody Said It Was Easy (Lookin' For The Light)"ですね。
(Pop #18)

Levee Band→Louisiana's Le Roux→Le Rouxと名前を変えた彼らの、
同年リリースの、通算4枚目となるアルバム"Last Safe Place"からのカットでした。

Top40ヒットになった曲は、この曲しかありませんが、
Louisiana's Le Roux時代の78年に、 "New Orleans Ladies"という曲を59位に、
この曲と同じ82年に、アルバム"Last Safe Place"のタイトルトラックとなる、
"Last Safe Place On Earth"という曲を77位まで上昇させていたようです。

また、Le Rouxは、84年にTOTOのボーカリストとなる、
Fergie Frederiksenが在籍していたこともあるバンドとして知られていますが、
Fergieは、この曲のヒットのあと、83年にリリースしたアルバム
"So Fired Up"の一枚だけに参加していたようであります。

http://www.leroux.band/

Michel Legrand

2019-01-27 11:09:36 | R.I.P.
昨年の11月に、やはり、フランス出身の映画音楽の巨匠、
Francis Laiさんが亡くなったばかりですが、
またまた、フランス生まれの偉大な音楽家である、
Michel Legrandさんの訃報が入ってきてしまいました。
同じ、1932年生まれだったんですね。

Michel Legrandさん、映画音楽のコンポーザーというイメージがあって、
たしかに、そうなのではありますが、80年代に、こんな3曲も残してくれております。
いずれも、1983年リリースのナンバーです。



まずは、James Ingram & Patti Austinの
"How Do You Keep The Music Playing"。(Pop #45 R&B #6)
82年制作の映画『結婚しない族』(原題"Best Friend")で使われたナンバーでした。
James Ingramさんのアルバム"It's Your Night"にも収録されておりますが、
のちに、さまざまなアーティストによってカバーされる名曲となりましたね。



で、その、カバーしているアーティストのひとりでもある、
Barbraの、自ら主演したミュージカル映画
『愛のイエントル』サントラから、Top40ヒットにもなった
"The Way He Makes Me Feel"です。(Pop #40)

この年のアカデミー賞に、作曲賞と、楽曲賞でノミネートされ、
楽曲のほうは、"Flashdance"に破れて受賞できなかったものの、
作曲賞を、みごと、受賞していたみたいですね。



もう1曲は、当時、サントラがリリースされなかったらしく、
そのせいか、Hot100などには登場しませんでしたが、
Sean Conneryが007役に復帰して話題になった
映画『ネバーセイ・ネバーアゲイン』主題歌です。
歌っていたのは、Herb Alpert夫人としても知られる、Lani Hallですね。

そして、Michel Legrandさん、ご本人自身も、
1曲だけ、Hot100に登場していたようで、
それが、71年にTV映画として作られた"Brian's Song"のテーマ。
72年に、最高位56位を記録していたようです。



R.I.P.

http://amass.jp/116292/
フランスの映画音楽の巨匠、ミシェル・ルグランが死去(amass)

Time Machine ~1997~

2019-01-26 10:06:37 | 懐かし洋楽
今回は、1997年の今ごろチャートインしていた曲、
Suzanna Hoffsの"All I Want"です。(Pop #77)



ご存じ、The Banglesのボーカリストとして、
80年代の、とくに後半、一世を風靡した、
Suzannaの、1996年の秋にリリースされた、
ソロ2ndアルバム"Suzanna Hoffs"からのカットでした。

アルバムには、自作曲ももちろん多く収録されておりましたが、
何曲か、カバー曲も収められておりまして、
この"All I Want"も、リバプール出身のバンド、
The Lightning Seedsが、1990年に発表したアルバム
"Cloudcuckooland"に入っていた曲のカバーでしたね。

Suzanneの近況なのですが、現在は、
The Banglesとして、ライブ活動を行っているようでして、
ちょうど今日、1月26日は、OMDやBananaramaといった、
80's仲間たちと、L.A.でコンサートが行われるようです。

https://www.microsofttheater.com/events/detail/80sweekend7

1997年1月25日付けのビルボード誌です。

1位は、ことしのグラミー賞で、3部門ノミネートされている、あのねいさんの、あの名曲です。