probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Time Machine ~2003~

2024-03-31 10:39:07 | 懐かし洋楽
今回は、2003年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Vivian Greenの
"Emotional Rollercoaster"です。
(Pop #39 R&B #13)



フィラデルフィア出身のSSWである、
Vivianの、前年の2002年の秋に、
リリースされたデビューアルバム
"A Love Story"からの1stカットで、
Adult R&Bチャートでは、
No.1に輝いていたようです。

当時、まだ、20代前半で、
それ以前の10代のころから、
すでに、ソングライターとして、
Boyz II Menのアルバムに、
曲作りで参加したり、
歌い手としては、ライブで、
Jill Scottのバックを
務めたりしていたみたいですね。

そういえば、Jill Scottと、
ボーカル、少し似てるかな。

しっとりと聴かせる感じの、
こちらの曲ですが、
2000年代前半といえば、
女性R&Bシンガーたちは、
オリジナルバージョン以外に、
アゲアゲなリミックスを
こぞってリリースしていた時代で、
この"Emotional Rollercoaster"も、
出ていたようでありまして、こちらも、
ダンスチャートで大受けで、
No.1になっていたみたいですね。



Vivianさんですが、2005年に、
2ndアルバムを発表したものの、
メジャーからのリリースは、
そこまでとなって、以降は、
インディーズでの活動となっていて、
かなり、セールス的には、
苦戦を強いられているようです。

最新アルバムは、2020年リリースの
"Love Absolute"になるみたいですが、
そちらからのシングルでした、
"Where You Are"のMVを。



2003年3月29日付けのビルボードHot100です。

1位は、社会現象的ヒットとなった、
あのラッパーの、あの名曲です。

<2003年3月29日、何があったか?>

Jet Liと、ラッパーのDMXが共演した
映画『ブラック・ダイヤモンド』が、
日本公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/1296/
『ブラック・ダイヤモンド』
(映画.com)

※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第36回です。

Soul, R&B備忘録(#4 "Roses Are Red")

2024-03-29 20:27:26 | 懐かし洋楽
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみるという、
このコーナー、第4回は、
こちらのナンバーを
取り上げることにしました。



1988年に、R&Bチャートで、
みごと、No.1になりました、
The Mac Bandの
"Roses Are Red"ですね。

同年リリースのデビューアルバム
"The Mac Band featuring
the McCampbell Brothers"
からのカットで、UKチャートでも、
最高位8位を記録する
ヒットになっていたのですが、
なぜか、Hot100には
ランクインしませんでした。

ソングライト&プロデュースは、
当時、The WhispersにPebbles、
さらには、Karyn White、
Bobby Brown、Sheena Easton
など、手掛けるアーティストを、
ことごとくヒットさせて、まさに、
飛ぶ鳥を落とす勢いだった、
L.A. Reid & Babyfaceでありました。

これも、ホント、
Hot100入りしなかったのは謎でしたね。
ちょっと、L.A. &童顔サウンドが、
そこらじゅうに溢れすぎて、
上記のアーティストたちと比べると、
ネームバリューに劣っていたのが、
USでのクロスオーバーヒットには、
結びつかなかったのかなぁ?
なんて思いました。

The Mac Bandは、
Ray、Derrick、Charles、Kevinの
McCampbell4兄弟に、さらに、
4人のバンドメンバーが加わった、
8人組としてデビューしましたが、
90年リリースの2ndアルバムからは、
兄弟たちだけで活動にシフトチェンジ。

しかし、"Roses Are Red"のような
ヒットは生まれず、91年リリースの
3rdアルバムを最後に、
解散してしまったようであります。

いろいろと検索してみたのですが、
残念ながら、その後の兄弟たちの行方は、
まったくわかりませんでした。

※次回は、Time Machineです。

今週の気になる新曲2曲。

2024-03-27 10:53:48 | 懐かし洋楽
今回は、ビルボードHot100を、
現在上昇中の2曲です。

まずは、最新チャートでは、
80位ですね。
オルタナチャートでは、かなり、
上位に来ているようであります。
UK出身の、Oli Foxと
Scott Verillからなる2人組、
Good Neighboursの"Home"です。



この曲がデビュー曲みたいですね。
1月にリリースされたばかりだそうですが、
世界的に、好リアクションを
記録しているみたいです。

なんか、デビュー曲とは思えない、
完成度を感じますねぇ。
あと、やはり、
"Home"という曲にハズレなし。
(※個人的な感想です。(^^;))

そして、もう1曲は、
最新チャートでは56位です。
オハイオ州出身のSSW、
Michael Marcagiの
"Scared To Start"です。



こちらも、昨年デビューした
新しい人のようでして、
配信のみで、2月にリリースされた、
1st EP"American Romance"からの
2ndシングルみたいですが、
こちらも、世界的なヒットに、
すでになっているようでして、
UKチャートでは、
Top10入りしているんですね。

今週の1位は、Teddy Swimsの
"Loose Control"で、2位が、
Benson Booneの、
"Beautiful Things"と、
かなり熱い歌いっぷりの曲が、
1、2フィニッシュを決めていますし、
Noah Kahanの"Stick Season"が、
ロングヒットになっていたり、
ちょっと、好まれる曲の傾向、
変わってきているのかなぁ?
なんて思います。

最近のチャートに入っている曲は、
Hip-Hopばかりとかいう方、
けっこう、いらっしゃいますが、
意外と違うのよと思いますので、
そうおっしゃる方々も、
もっと注目して欲しいなぁ。

Billboard Hot 100

※次回は、Soul, R&B備忘録、
第4回です。

No.11 コレクション(1978~2008)(83)

2024-03-25 20:08:27 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100で、
あと一歩届かず、Top10入りを逃した、
最高位11位の曲、今回から、
97年に入りますが、97年は、
3曲あったようで、1曲目は、
2月に、1週だけ11位だった、
こちらのナンバーです。



N.Y.出身で、80年代から活躍している、
ラッパーの、MC Lyteが、
Missy Elliotをft.したナンバー、
"Cold Rock A Party"の、こちらは、
Bad Boy Remixになるようです。



前年の11月の最終週に、
67位でNewエントリーして、
4週で、Top40入りを果たし、
12週かけて、11位まで上がったのですが、
翌週には、14位にダウンして、
Top10入りは逃していたようです。

彼女の5枚目のアルバム
"Bad as I Wanna B"から、
3枚目のシングルだったようですが、
ネタ使いが良かったのか、
ヒットになりまして、
R&Bチャートでは、堂々、
最高位5位を記録していたようです。

ネタ元は、もちろん、
説明不要の、↓こちらの名曲ですね。



Dianaさんといえば、あす26日が、
お誕生日で、ついに、
8の大台に乗られるようですが、
また、来日してくれないかしらん。

さて、MC Lyteさんのほうも、
お元気みたいでして、
タイミングよく、
新曲をリリースしたばかりで、
Big Daddy Kane、Cheryl “Salt” James、
Raheem Devaughnをft.した、
"Woman"というナンバーのようですが、
こちらは、Raheem Devaughnの
2007年のヒット"Woman"を
ネタ使いしておりますね。



プロデュースしているのは、
グラミーを何度も獲っている
名プロデューサーの、
Warryn Campbellみたいであります。

1995年2月15日付けのビルボードHot100です。

1位は、Diane Warren作、
David Fosterプロデュースの、
あのシンガーの、あの名曲です。

Top10の10曲中8曲が、
R&B、Hip-Hop系の楽曲ですね。

※次回は、気になる新曲2曲です。

なんとなくAOR (#35 Country meets Soul)

2024-03-24 11:24:39 | 懐かし洋楽
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、以前、
カントリーシンガーと、
R&B系シンガーの
デュエット曲というお題で、
"Country meets R&B"と銘打って、
お送りしたことがあるのですが、
今回は、"Country meets Soul"
と題して、カントリーシンガーが歌う、
ソウルクラシック2曲を選んでみました。

今週リリースされるという、
BeyonceのNewアルバム
"Cowboy Carter"が大話題ですが、
その逆パターンというところでしょうか。

まずは、80's洋楽ファンには、
Elvisの60年のヒット曲をカバーした
81年の"It's Now Or Never"で知られ、
海外ドラマファンにとっては、
TVシリーズ『爆発!デューク』の
主人公や、『ヤングスーパーマン』の、
父親役で知られていると思われる、
John Schneiderが歌う"Still"です。



映像が粗すぎではありますが、
貴重であると思いますので、
お借りしました。

客席の女性たちが、
うっとりして聴いているのが、
印象的であります。(笑)



この曲は、デビューアルバム
"Now Or Never"から、その、
"It's Now Or Never"に続く
2ndシングルで、Hot100での
最高位は69位。

こちらは、カントリーチャートには、
ランクインせずで、B面曲の
"Them Good Ol' Boys Are Bad"が
13位まで上がっていたようです。

オリジナルは、もちろん、
Commodoresの、79年から、
80年にかけてのNo.1ヒットであります。

そして、もう1曲は、
テネシー州出身のシンガー、
Luther Ingramが、72年に、
大ヒットさせたナンバー
"(If Loving You Is Wrong)
I Don't Want to Be Right"を
79年に、テキサス州出身の
Barbara Mandrellがヒットさせた、
こちらのバージョンです。



前年の78年にリリースした
アルバム"Moods"からのカットで、
2枚目のシングルとして、79年に、
カントリーチャートではNo.1、
Hot100でも、31位まで上昇して、
Barbaraさんにとっては、唯一の、
Top40ヒットになっているようですね。

もともとは、The Emotionsのために、
用意されていた曲らしいですが、
The Emotionsのバージョンは、
世に出てはいないようであります。



また、Barbaraさん、
この前に発表したアルバム
"Love's Ups and Downs"でも、
74年の、Shirley Brownの
ソウルクラシック
"Woman To Woman"をカバーして、
こちらも、カントリーチャート4位の
ヒットにしていたようですね。
(Hot100では92位)



※次回は、ビルボードのHot100で、
最高位11位だった曲、
97年の1曲目です。