probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

Phil Ramone

2013-03-31 09:27:12 | R.I.P.
どこかで特番を組んで欲しいほどの大物プロデューサーの訃報です。
しかし、日本のTVもラジオも、「ネタ」にならん人の訃報はスルーだからなぁ・・・。

闘病中であるというような記事は読んでいましたが、
近年も、トニー・ベネットのデュエットアルバムで仕事をしていましたし、
ちょっと前ですが、レイ・チャールズのデュエットアルバム、
ロッドさんのアメリカンソングブックアルバムなどで、
バリバリの現役であっただけに、残念であります。

フィルさんといえば、やはり、ビリー・ジョエルとの仕事、
ポール・サイモンとの仕事が有名ですが、ほかにも、バーブラであるとか、
R&B系では、ステファニー・ミルズと仕事をしていましたね。

でも今回は、こんな大ヒット曲なのに、プロデューサーのことは、みんな意外と忘れてそうな、
この曲↓でフィルさんの偉業を振り返り、偲びたいと思います。

たくさんの名曲に、感謝!



http://www.nytimes.com/2013/03/31/arts/music/phil-ramone-record-producer-and-winner-of-14-grammys-dies-at-79.html?_r=0
Phil Ramone Dies at 79; Helped Music’s Stars Shine(The New York Times)

Time Machine ~1996~

2013-03-30 10:20:54 | 懐かし洋楽
90年代には、あんなにいた女性R&Bボーカルグループが、
近年復活した、SWV以外、ほとんどいなくなってしまったのは、
百花繚乱だったあの時代に登場した多くのグループが、
みーんな、使い捨てにされてしまったからなのかなぁ?なんて思います。
待遇が悪かったっていいますからねぇ。
あれだけ集中的にヒットを飛ばしたEn Vogueですら、
メンバーたちのところに入ってきたお金は、
微々たるものだったという話も聞きましたし。

それで、皆やる気を失って、シーンをリードするような人たちがいなくなってしまう、
あんなふうになりたい!という、目標とするような存在もなくなって、
新しい人たちが出てこなくなってしまう・・・そんな感じなんでしょうかね。
それは、近年の男性グループ市場にも言えることのような気もしますが。

で、今回は、1996年の今ごろチャートインしていた曲、
そんな時代に登場したグループのひとつだった、
Pure Soulの"Stairway To Heaven"です。(Pop #79 R&B #18)

The O'Jaysの1975年のアルバム"Family Reunion"の中の1曲のカバーで、
この曲のRemixでは、そのThe O'Jaysのボーカルをft.した、
擬似デュエットバージョンをも作っておりました。

テディ・ライリーや、ラファエル・サディーク、
さらに、フォスター&マッケルロイといった、
強力なプロデューサー陣がバックアップした、ワシントンDC出身の4人組で、
びっくるするほど本格派ボーカルを聴かせる人たちでしたが、
それほど大きな成功を収めることもなく、消えていってしまったのが残念・・・。


『ジャンゴ 繋がれざる者』

2013-03-28 19:08:04 | 映画


『レザボア・ドッグス』は好きだったけれど、
『パルプ・フィクション』のノリにはついていけず、
『キル・ビル』に至っては、観てもいないという、
ちと、タランティーノ作品とは相性がよくない自分でしたが、
今回は、オスカー2部門受賞ということもあり、スルーもできず観てまいりました。

タランティーノ監督も、すっかり大御所になって、
今回は、何か違うというような解説文も見ましたが、
大物俳優を使いながら、どこかB級感漂うあたりや、
ラストの大団円(?)へと行く流れは、まさしく、「らしい」作品でした。(^^;

オスカー助演賞受賞のクリストフ・ヴァルツは、
ほとんど主演でしょ?というくらい、最初から出まくりますが、
あら、やっぱり助演だったのね・・・という展開や、
まあ、こうなるだろうと思わせる予想を、
ことごとく裏切り続けるストーリーが痛快です。

クリストフ・ヴァルツは、もちろん素晴らしかったのですが、
怪演レオも、ノミネートくらいされてもよかったのになぁ。

音楽は、Jim Croceの"I Got A Name"の使い方が、すごく良かったです。



http://www.sonypictures.jp/movies/djangounchained/
『ジャンゴ 繋がれざる者』日本公式サイト

http://unchainedmovie.com/
"Django Unchained" US Official Site

80年代の名曲を、カバーやネタ使いとともに振り返りませう。(4)

2013-03-26 09:30:39 | 懐かし洋楽
と言うわけで、前回はネタ使い編でしたので、今回はカバーの話。
曲は、1986年のShirley Murdockのヒット曲、"As We Lay"です。

この曲は、2000年にKelly Priceがカバーしてヒットさせ、
そのビデオクリップには、Shirleyがお母さん役で出演しておりまして、
R&Bファンの間では話題になりましたが、
Shirleyのバージョンにはビデオがなかったようですので、、
今回は、2年前に、その二人がステージでデュエットした映像らしい、そちらでどぞー。

(Blackberryがウザい・・・。(-.-;))



この感動的なナンバーを、1997年にカバーして、ちょこっとヒットさせていたのが、
フロリダ出身の女性シンガーの、Dana Harrisという人でありました。



R&Bassっちゅうヤツなんでしょうかねぇ。
オリジナルが好きな人間には、許しがたいアレンジではありますが、(^^;
まあ、こういう解釈もありなんでしょうねぇ。
こういうのが好きな人は、ホント好きみたいですしね。いっかー。(笑)

_____

と思っていたら、この"As We Lay"という曲、
Shirley Murdockより先にレコーディングしていた人たちがいたんですね。
曲の作者の一人でもある、元Ohio Playersの、
Billy Beckも在籍していた、
Zappファミリーのグループ、The Human Bodyが、
84年にリリースしていたアルバム"Make You Shake It"に収録されていたバージョンが、
最初のオリジナルということになるようです。(^^;


(新)ベストアルバムを語るわよ!(41)

2013-03-24 18:36:24 | その他のCD

・The Essential - Nik Kershaw

2000年に出てた、Nik Kershawのベスト盤です。

日本盤も出ていまして、そちらは2005年にリリースされてたようですが、
タイトルが、"The Best 1200"と改題され、
\1,200という廉価盤で発売になっていたようです。
18曲も入っていますから、かなりのお得盤ですね。

(とか言いながら、自分は、ちょっと前に250円で見つけたんですが・・・。(^^;)

ニック・カーショウという人、アメリカではブレイクできなかったものの、
本国UKでは、同世代で、同じころに人気者になっていった、
ハワード・ジョーンズやポール・ヤングとともに、けっこう活躍しましたよね。
とくに、ハワードの1stアルバムのタイトルが、"Human's Lib"で、
ニックのアルバムのタイトル"Human Racing"と似ていたこともあって、
ハワードとは、日本でも、よく比較されていたような記憶があります。

当時は、自分のまわりにも、ニックのファンが多くいて、
ニックのヒット曲"The Riddle"が好きな派と、
↓こっちが好きな派に分かれておりまして、自分は、だんぜんこちらでした。
USチャートで唯一、Hot100入りした、"Wouldn't It Be Good"です。