鈴虫の赤ちゃんは少し大きくなって、しっかりした体つきになりました。(2024.6.27)
こんなに小さくてはツバメのヒナもガマガエルの子もおなかをいっぱいにはできません。
さて、鈴虫をツバメのヒナの餌にしたころ、私の家族は父母と二世帯住宅にすんでいました。
一階に住んでいた父と母はそれぞれに鈴虫を飼っていて、さらに私たち家族(といっても私)も2階で飼っていました。
父は昔式に甕で飼っていましたね。
鈴虫が鳴く時期になると、リーンリーンっとあっちこっちでわれんばかりに鳴き声が響きわたりました。
大邸宅というわけでなし けっこううるさかったにちがいありません。友人にあげたあとうるさくて眠れないといわれたことも何度かあります。
でもふしぎなものでうちの住人は鳴いていることは分かっているのですが、夏の終わりの自然現象というふうに受けとめているかのように無意識にスルーする技術を全員が身につけていました。だから、だれひとり気にしませんでした。
そうなんです、鈴虫は毎年くりかえされるわが家の自然現象といった存在なのでした。それに以前は近所で鈴虫はふつうに飼われていて、今年は孵らなかったからともらってくれる家もずい分ありましたが、今はまずもらってくれるひとはいません。うちの子供たちももらってはくれないでしょう、そう絶対にね