春霞の向こう、朝の南アルプスの山々です。
着いた日には閉じていたナナカマドの葉が開きはじめました。ナナカマドの葉も花も実にもきりっとした美しさがあります。
去年落葉や枯草をかたづけて、草取りをしたこの一画でシラーシベリカの花が咲いていました。
集まって地面を青色に染めているところが何か所か、一株に花を複数つけた株、ぽつんぽつんと花をひとつつけて咲いている株も蕾はわずか、といって緑色の実はまだつけず、ぜーんぶが花でした。
近づくと、こんなです ↓
落葉の山の上や囲いの枕木の外でも花を咲かせています。
前の家の境近くの落葉の上でも見つけました。
可憐なシラーシベリカですが、株と種で年ごとにふえてゆく逞しさをもっていると知りました。
ロシアではどこまでも青色の花でうめつくす春告げ花パトスネージニクのひとつです。
白花もあります。
左下の ↑ 緑の細い糸のようなものは、実生一年目のシラーシベリカです。
去年の秋、アネモネの球根を植えました。咲いていました。
サンシュユの花はそろそろ終わりです。椿の木も大きくなりました。
コブシとマグノリア。
その先にはYさんの庭のみごとなしだれ桜が満開でした。
咲きはじめた水仙の花を思い切り摘んで、持ち帰りました。
全部で水仙何本?
数えたら48本でした。てっぺんの口紅水仙のような形の水仙は、作家チェーホフが好きだったジョンキル系の水仙です。
ジョンキルが好きだった理由は、きっといい香りがするからでしょう。19世紀の地主屋敷には香りのある植物が好んで植えられました。
これはふつうのラッパ水仙。ラッパ水仙が好きです。
お正月に探していたピーターラビットのお皿を持ち帰りました。こちらは水仙25本です。