Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(342)

2020-08-17 00:10:00 | コラム
ぶ「き」→「き」いろ

ガキのころ、好きな色は? と問われると「青」と答えていた。

18~20歳のころは紫、20~30代は緑。

そしていまは、黄色と赤。

変わるものなんだね。
(自分だけかな)

それは服の趣味にもダイレクトに反映されるものだから、年々派手になっていく。

おっさんがTシャツだけでなく「真っ黄色」「真っ赤」なハーフパンツやスニーカーだぜ。

そりゃ目立つわな、去年の忘年会でも「真っ黄色!」と大声で指摘されたもの。


タイトルに「赤」や「青」「黒」「白」を持ってくる映画は多い。
物語を象徴する色として、それらを用いる映画も多い。


『赤い殺意』(64)に『レッドブル』(88)、『赤い風車』(52)、
『ブルーベルベッド』(86)に『青い春』(2001)、『ブルークリスマス』(78)、
『黒い雨』(89)に『黒い罠』(58)、『黒いジャガー』(71)、
『白い刻印』(98)に『白と黒のナイフ』(85)、『ホワイト・クリスマス』(54)などなどなどなど。

それらに比べれば少ない気がするけれど、黄色って蛍光色で目立つというのもあって、そこそこ多用されているのです。


『黄色いリボン』(49)

タイトル以上に、このテーマ曲で有名。

というか。
いってしまうと、テーマ曲はきっちり覚えているのに、どんな内容だったかは思い出せなかったりする。




『キル・ビル』シリーズ(2003~2004)

ユマ・サーマンの衣装はブルース・リーへのオマージュだが、バイクやヘルメットなども統一されていてスーパークール。



『幸福の黄色いハンカチ』(77)

原作者ピート・ハミルが、鬼籍に入りましたね合掌。

ただ・・・。
最後は映像に力があるので感動してしまうが、清貧主義の山田演出に、どうにも乗り切れなかったところがあるのだよなぁ・・・。


『タクシードライバー』(76)

イエローキャブは、トラビスの歪んだ妄想を乗せて疾走する。



『バクダッド・カフェ』(87)

誰もがやさしい気持ちになれる、「西」ドイツ産のインディーズ。

テーマ曲とともに印象に残るのは、監督が細心の注意を払ったであろう色の設計だった。




次回のしりとりは・・・
きい「ろ」→「ろ」っく。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『外国女優別キャリア10傑(32)シャロン・ストーン』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする