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外国女優別キャリア10傑(33)シャーリーズ・セロン

2020-08-25 00:10:00 | コラム
~シャーリーズ・セロンのキャリア10傑~

シャーリーズ・セロンについて語ろうとするとき、このことを避けて通るわけにはいかない。

典型的なDV父が支配する家に生まれ、母親はいつも彼女を守ってくれた。
セロンが15歳になったある日、泥酔した父親はいつものように暴力をふるい、銃を持った。
命の危険を感じた母親は、夫を射殺する・・・。

セロンはDV問題を社会に広めるため、敢えて公表した、、、と。


映画的キャリアとは直接的には関係ないとしても、役選びなどで影響しないわけがない・・・ですものねぇ。

厳しい過去を乗り越え、ここまで上りつめたセロンには尊敬の念を抱きます。


(1)『モンスター』(2003)

実在した殺人犯、アイリーン・ウォルノスの半生を描くこころに痛い傑作。

この映画を観るとね、イエモンの歌を思い出すんだよ。

♪ あの偉い発明家も、凶悪な犯罪者も、みんな昔、子どもだってね ♪




(2)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)

希望を捨てずに戦いつづける女戦士、フュリオサを熱演。


現在、彼女を主人公にした映画を企画中だとか。


(3)『サイダーハウス・ルール』(99)

ジョン・アーヴィングの傑作小説をラッセ・ハルストレムが映画化。

トビー・マグワイア共演、セロンは主人公に中絶を依頼するキャンディを演じる。

足首のタトゥーが素敵だった。


(4)『スタンドアップ』(2005)

世界初のセクハラ訴訟となった実際の事件をモデルにしている。

うん、やっぱり、自分の生きてきた過程がキャリアに影響を及ぼしている。
(もちろん、よい意味で)




(5)『プロメテウス』(2012)

「エイリアン」シリーズのプリクエル(=前日譚)として制作されたSF大作。

本シリーズは俊英監督の登竜門的な意味合いが強かったので、リドリー御大じゃないひとの演出で触れたかった。


(6)『アトミック・ブロンド』(2017)

身体能力を活かしてアクションに挑戦。

ひたすら格好よかった。




(7)『スキャンダル』(2019)

ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー共演。


FOXニュースのロジャー・エイルズ「元」CEOを、女性職員が「セクハラで」告発した事件を映画化。

皆が力をあわせて、、、とはいかないところが面白い。


(8)『スノーホワイト』(2012)

『白雪姫』をモデルとしたファンタジー。

セロンは、邪悪な女王ラヴェンナを好演。
ふだん演じるタイプではないキャラクターだったからか、楽しんで演じているようにみえた。


(9)『ディアボロス/悪魔の扉』(97)

キアヌ、パチーノと共演したスリラー。

キアヌ扮する弁護士の妻を演じるセロンは、精神に異常をきたし、ついには自死してしまうという不憫なキャラ。


(10)『マイティ・ジョー』(98)

『猿人ジョー・ヤング』(49)のリメイク。

特殊効果が格段にレベルアップしているので、話どうこうは置いておいて笑、フツーに楽しめる。

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明日のコラムは・・・

『ポケモン知りません。。。』
コメント (1)
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