Cape Fear、in JAPAN

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令和版・海外俳優列伝(146)ジョン・C・ライリー

2024-06-28 00:10:00 | コラム
65年5月24日生まれ・59歳。
アメリカ出身。

どことなく「ジーン・ハックマン感」のあるライリーは、きのう登場したグッドマン同様、
主役を張るというよりは、脇で輝くタイプのバイプレーヤー。

PTAことポール・トーマス・アンダーソン、スコセッシが好んで起用するため、そっち系(?)の映画が好きなひとにはお馴染みの名優さんです。
つまりは、自分のようなヤツってことね^^




<経歴>

(ゲイリー・シニーズらが立ち上げた)ステッペンウルフ・シアター・カンパニーのメンバーとしても知られる。
ちなみに・・・ライリーも出演していたのかどうかまでは分からないけれど、ここで春樹さんの『海辺のカフカ』も上演されています。

実質的な映画俳優デビュー作は、89年の『カジュアリティーズ』。
共演したショーン・ペンと縁があったのか、同年の『俺たちは天使じゃない』にも出演。

トム・クルーズの『デイズ・オブ・サンダー』(90)、ジャック・ニコルソンの『ホッファ』(92)、ジョニデ&レオくんの『ギルバート・グレイプ』(93)、メリル・ストリープの『激流』(94)、『黙秘』(95)などなど話題作に多数出演、、、も、この時点でライリーをきちんと認識している映画ファンは少なかったのではないかしら。

96年、『ハードエイト』(96)でPTA組に初参加、
翌年の『ブギーナイツ』(97)では主人公の同僚(ポルノ男優)を好演、


このあたりから「よく見かけるなぁ、このひと」と思い始める映画ファンが増えてきたのだと思われます。

『シン・レッド・ライン』(98)、『25年目のキス』(99)、『マグノリア』(99)、

『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)でスコセッシ組も経験し、


ミュージカル大作『シカゴ』(2002)、文芸映画『めぐりあう時間たち』(2002)、伝記物『アビエイター』(2004)、アルトマンによる群像劇『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006)、ホラーコメディ『ゾンビランド』(2009)―こんな風に、オールジャンルで臨めるのがこのひとの強みですわね。

そのほかの出演作に・・・
『少年は残酷な弓を射る』(2011)、
『おとなのけんか』(2011)、


『シュガー・ラッシュ』(2012)、『ロブスター』(2015)、『僕たちのラストステージ』(2018)、『リコリス・ピザ』(2021)など。


信頼する監督多し、こういうひとにいち早くオスカー像をあげるところが、あの賞のよいところだったはずなのだけれどな!
(と、ちょっと皮肉を(^^;)(^^;)

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(147)ジョン・タトゥーロ』
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