Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(343)

2020-08-27 00:10:00 | コラム
きい「ろ」→「ろ」ーら(ローラ)

ローラという名前を聞いて浮かぶもの。

(1)モデル・タレントのローラちゃん

ん?
好きか嫌いか?

・・・まぁ、嫌いではないけれど好きでもないかな~。

ただ、らしくない社会的・政治的発言をしたからって、イメージがちがうからと叩かれたのは可哀想だったけれど。


(2)秀樹さんの『傷だらけのローラ』



なんか、まだ生きている感じがするんだよね…。




(3)映画、『ローラ殺人事件』(44)



コピーライターのローラが惨殺死体で発見され、マクファーソン刑事が捜査に乗り出す。
いまとなっては熱心なクラッシック・ファン、あるいはデヴィッド・リンチのファン(後述する)くらいしか観ることはないかもしれないけれど、なかなか観応えのあるサスペンス。


そして、
(4)『ツイン・ピークス』シリーズ(90~)のローラ・パーマー

結局、自分にとってはこれに尽きます。

18~19歳のころは、ほぼ1日中、ローラのことを考えていた、、、といっても大袈裟じゃなかったもの。


成績優秀、品行方正。
そんな学校一のマドンナが水死体で発見され、同じ加害者に暴行されたと思われる同級生ロネットが「州境」で発見されたことから、我らがデイル・クーパー特別捜査官(FBI)がツイン・ピークスという田舎町に派遣される。

ここポイント、FBIが一般的な殺人事件に介入するのは「事案が2州以上にまたがった」ケースなんだよね。

そのおかげ? で、クーパーがやってきてくれた。


クーパーの捜査によって、ローラの裏側の顔―クスリ、セックスにいかれていた―が見えてくる。

このあたりからいつものデヴィッド・リンチ節が炸裂するのだが、
捜査する側が被害者の内面に入り込む、あるいは魅かれていくという流れは前述した『ローラ殺人事件』に似ており、当時から評されていたことだけれど、この映画を意識していたのは明らかでしょう。

自分なんかは、このドラマシリーズによって「悲劇性」であったり、なにかを背負う「運命」であったりを「ローラ」という名前から連想してしまったりするのだけれど、
リンチは少年期あたりに『ローラ殺人事件』を観て、「ローラ」という名前に「宿命」みたいなものを感じたのかもしれないな~。




あすのしりとりは・・・
ろー「ら」→「ら」んぼー。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(344)』
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1 コメント

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ローラという名前 (夢見)
2020-08-27 12:56:06
やっぱり西城秀樹さん「傷だらけのローラ」の
ローラの熱唱が印象深いです

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