Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(86)風吹ジュン

2023-11-13 00:10:00 | コラム
~風吹ジュンのキャリア10傑~

少なくとも40代以上の男はみんな好き?


といい切っちゃいますか、そんなジュンさんも71歳ですって!

アイドルとして人気が出るも移籍問題で躓き、一時期は干されたりして。
ただそれによって開き直り、演技の幅も広がったと。


(1)『コキーユ・貝殻』(99)

共演・小林薫、監督・中原俊で描く中年の恋の顛末とは。

すごくよいです、とにかく観てほしい。



(2)『蘇える金狼』(79)

優作と共演し、ラブシーンも堂々とこなす。


まだアイドルだと思われていたから、当時はそーとー衝撃的だったようで。

蛇足ですが・・・。
この時代はよいのだけれど、令和になったのだから、たとえば『花腐し』における「さとうほなみの演技」を「体当たり」とかいうのやめようぜ?


(3)『五番町夕霧楼』(80)

水上勉の代表作を、奥田瑛二・松坂慶子の主演で映画化。
ジュンさんは、松坂と同様に遊女を演じる。


(4)『毎日が夏休み』(94)

金子修介によるライトコメディの快作。

登校拒否の娘・佐伯日菜子と、出社拒否の旦那・佐野史郎に挟まれるジュンさんもかわゆいです^^



(5)『ザ・中学教師』(92)

長塚京三が主人公の教師をクールに熱演―タイトルで観る気が失せるひとも居るかもしれないが、90年代日本インディーズを代表する佳作。


(6)『カリスマ』(2000)

黒沢清が温めつづけていた企画を漸く出産、1本の木「カリスマ」をめぐる哲学のような物語。



(7)『無能の人』(91)

孤高の漫画家・つげ義春の代表作を竹中直人が監督。

映画俳優・風吹ジュンのキャリアが本格的に動き出したのは、じつはこの作品からだった―と思っている。



(8)『男はつらいよ 寅次郎の青春』(92)

シリーズ45作目のマドンナ、理髪店を営む蝶子役。


(9)『かまち』(2004)

エレキギター演奏の練習中に感電死したとされる高校生、山田かまち(享年17歳)の生涯を描く青春映画。

ジュンさんは、かまちの母親役。


(10)『スリ』(2000)

職業としての「スリ」を描く、黒木和雄の力作。
あまり話題にもならなかったが、主演の原田芳雄は素晴らしいし、ジュンさんはもちろん、真野きりなや石橋蓮司も好演していて見応えあり!


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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(481)』
コメント (2)
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