Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画スタッフ別10傑(34)山本英夫

2021-10-13 00:10:00 | コラム
~山本英夫のキャリア10傑~

現在活躍中の映画カメラマンを「複数」取り上げると、是枝裕和・西川美和・岩井俊二・北野武・黒沢清・三池崇史あたりの監督が必ず出てくる。
つまりこのひとたちを中心として現代映画は回っていて、ファンとして強く願うのは、ここに多くの若手監督が「早いとこ」絡んでくれないかな~、、、ということです。


(1)『殺し屋1』(2001)

三池崇史の最高傑作にして、2000年代の日本映画を代表する「もはや」名画。

面白いのは、原作者の名前も山本英夫であること。
もちろん偶然であり、同姓同名の別人。




(2)『HANA-BI』(98)

初期のキタノブルーとはまた「少しだけ」ちがった、やや淡い感じのブルーも悪くないね。


(3)『オーディション』(2000)

こう並べてみると、このころの三池崇史って最強だなぁ!!



(4)『シャブ極道』(96)

直截的に過ぎるタイトルで大問題になったが、内容もエネルギッシュで胃もたれを起こすほど。

役所広司の怪演を多くのひとに触れてほしいし、クールなカメラも一見の価値あり。


(5)『蛇イチゴ』(2003)

西川美和の処女作を技術面から支える。

この映画を観ると、宮迫さんはこっちの世界で活躍してほしいけれどね。



(6)『パッチギ!』(2004)

パワフルかつ繊細。
少し前の時代の空気が、しっかり伝わってくる―この映画における山本映像は、もっと評価されていいと思う。


(7)『大日本人』(2007)

期待値の高さから失望の声も大きかった、松本人志監督作。

しかし2作目以降はともかく、これは「らしくて」嫌いじゃないです個人的には。



(8)『地獄でなぜ悪い』(2013)

好調だったころの園子温映画は、俳優も映像も乗りに乗っている。



(9)『3月のライオン』(2017)

羽海野チカによる人気将棋漫画を、前後編の2部作で映画化。

神木隆之介&有村架純だし、もっと話題になってもよかったはずだけど。。。


(10)『フラガール』(2006)

王道の映画を王道のスタイルで撮る―まずは、これが出来てからこその変化球なんだよね~。

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明日のコラムは・・・

『おとなのパスタソース』
コメント (2)
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