Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん女優列伝(159)鈴木京香

2020-01-10 00:10:00 | コラム
68年5月31日生まれ・51歳。
宮城出身。

公式プロフィール


鈴木京香(すずき・きょうか)さんが出たてのころ、じつは、あんまり…というか正当に評価していなかったのですね個人的に。

なぜ著名な監督がこぞって起用するんだろ? そんなに上手なひとなのかなぁって。

そのような評価が吹っ飛んだのは『血と骨』を観てからですね、あれは凄まじかった。

ビートたけしは、はっきりいって「いつもどおり」だったと思うんです、「いつもどおり。じゃなかった」のは、京香さんをはじめとする助演者だったのではないか、、、と。




<経歴>

88年、カネボウの水着キャンペーンガールに選出されモデルとして芸能界入りを果たす。

すごく意外なのですよね、このスタートが。




映画俳優デビュー作は、89年の 『愛と平成の色男』。
森田芳光が監督、石田純一が主演した冗談のような映画ですが、天才モリタのことですから仕掛けがあったのかもしれない…と思うようになりました。

なかなか観返す気にはなれませんが苦笑、ひょっとしたら映画そのものを冗談として創りこむことによって、当時の社会状況を笑っていたのかもしれません。(そんなことはないのか笑)


91年、通常は半年で終わる連続テレビ小説 を、NHKが気合いを入れて1年放送にした『君の名は』でヒロイン真知子役を好演し話題になる。

以下、映画の代表作をドドドっと。

『未来の想い出 Last Christmas』(92)、『パ★テ★オ完結編』(92)、『帰って来た木枯し紋次郎』(93)、『119』(94)、『大失恋。』(95)、『緊急呼出し エマージェンシー・コール』(95)、『新・居酒屋ゆうれい』(96)、『良寛』(97)、
好き嫌いは置いておいて、90年代における代表作であろう『ラヂオの時間』(97)、
『ベル・エポック』(98)、『39 刑法第三十九条』(99)。

2000年―。
インディーズの雄・塚本晋也とどこでつながっていたのだろう? と疑問に思った『BULLET BALLET バレット・バレエ』に出演。
出番は少ないものの、主人公の妻(ピストル自殺)を演じてビッグインパクトを残す。

『サトラレ』(2001)、『助太刀屋助六』(2002)、『竜馬の妻とその夫と愛人』(2002)、『木曜組曲』(2002)、『ROCKERS』(2003)、『ゼブラーマン』(2004)、
前述した『血と骨』(2004)で「大」熱演、
『戦国自衛隊1549』(2005)、『男たちの大和/YAMATO』(2005)、『陽気なギャングが地球を回す』(2006)、『真昼ノ星空』(2006)、『男はソレを我慢できない』(2006)、『UDON』(2006)、『アルゼンチンババア』(2007)、『次郎長三国志』(2008)、『ザ・マジックアワー』(2008)、『重力ピエロ』(2009)、『こおろぎ』(2009)、『ぼくとママの黄色い自転車』(2009)、『沈まぬ太陽』(2009)、『サイドウェイズ』(2009)。

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(2011)、『セカンドバージン』(2011)、『清須会議』(2013)、『ジャッジ!』(2014)、『救いたい』(2014)、
『おかあさんの木』(2015)、そして最新作が『食べる女』(2018)。

基本は「ど」メジャー。
ときどきインディーズ出身の監督作で意外な熱演を。

だから個人的には、塚本晋也・崔洋一につづくインディーズ系の映画で「目一杯」弾けてほしいですね!!

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(160)鈴木砂羽』
コメント (1)
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