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令和版・海外俳優列伝(148)ジョン・マルコヴィッチ

2024-07-10 00:34:01 | コラム
53年12月9日生まれ・70歳。
アメリカ出身。

未だ多用される「演技派」俳優という表記に、演技派じゃない俳優が居るのか。居たとしたら「場合によっちゃ」問題だし、「じゃないほう」にこそ「なにかを冠するべきだろう」と思っちゃうわけですが・・・
そうすると「自然派」俳優、とか「アイドル」俳優とかになっちゃうのか。

後者なんて、演技力を不問にしてフレッシュさで勝負するっていう意味・・・それはそれで問題あるのか。ちょっと皮肉が過ぎるのか。

冠されて問題ないなぁ!と思うのは、性格俳優でしょうか。
その筆頭に位置するひとりがマルコヴィッチ! と断言しても、映画ファンで否をくだすひとは居ないでしょう。


※マルコヴィッチとの、個人的なファーストコンタクトはこの映画。
ウィスキーボンボンのウィスキーだけを吞みほし、雑に焼き飯を作る。でもねこの焼き飯が、ものすご~~~~く美味しく見えるのです^^



<経歴>

イリノイ大学卒業。専攻は演劇。

76年―盟友ゲイリー・シニーズと劇団「ステッペンウルフ・シアター・カンパニー」を設立、演劇活動を開始する。

実質的な映画俳優デビュー作は、84年のサリー・フィールド主演作『プレイス・イン・ザ・ハート』。

『キリング・フィールド』(84)や『ガラスの動物園』(87)を経て、スピルバーグの『太陽の帝国』(87)で主人公に多大な影響を与えるベイシーを演じる。

この好演が業界関係者のあいだで話題となり・・・
ラクロの名作『危険な関係』(88)、

ベルトリッチが監督、デブラ・ウィンガーと共演、坂本教授の音楽も印象に残る『シェルタリング・スカイ』(90)により日本での知名度もグンとあがった。


92年―同志シニーズが監督・主演したスタインベックの『二十日鼠と人間』で、「こころやさしき怪人」を熱演。


『生きてこそ』(93)、

暗殺決行に執念を燃やす狂人を演じた『ザ・シークレット・サービス』(93)、

 
『狼たちの街』(96)、『ジキル&ハイド』(96)、『ある貴婦人の肖像』(96)、
分かり易い悪役を最高の演技力で魅せる『コン・エアー』(97)、
『仮面の男』(99)、

新世代!新世紀!!感の強かったシニカルなコメディ『マルコヴィッチの穴』(99)ではタイトルロールというかセルフパロディを嬉々として演じる。


『ジャンヌ・ダルク』(99)、

『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000)、


『アダプテーション』(2002)、『クリムト』(2006)、『チェンジリング』(2008)、『バーン・アフター・リーディング』(2008)、
『RED/レッド』(2010)、『バーニング・オーシャン』(2016)、『バード・ボックス』(2018)、『レッド・ブレイク』(2021)などなど、古希(きのうのトラボルタと同年!)を迎えた現在も活躍中。

最新作は、『ファンタスティック・フォー』(2025)。

たま~に「よい役」を演じるのでびっくりさせられますが、このひとにはやっぱり、悪役を期待してしまうなぁ^^


次回の列伝は、ジョン・リスゴーさんから。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『たったいちど! ではありますが。。。』
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