Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(305)

2019-10-14 05:57:00 | コラム
うちゅ「う」→「う」っどすとっく(ウッドストック)

漫画『ピーナッツ』の「あのキャラ」じゃなくってね、



音楽フェスのほう。


69年8月15日、米ニューヨーク州サリバンで開催―現在おこなわれているすべての音楽フェスの起点になった、伝説的な野外コンサート。

このフェスが持つ政治的な意味や音楽史は、そっちの専門家に任せましょう。

端的にいえばカウンターカルチャー、ヒッピームーヴメントの象徴的な出来事であり、
さらにいえば、その1週間ほど前に発生した「シャロン・テート殺害事件」(=QTの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)を参照…フェイク・ドキュメンタリーにしちゃっているけど!)を起因とする「アンチ・ヒッピー」の流れにより、カウンターカルチャーの牽引力は急激に低下、
つまりウッドストックは、「おわりのはじまり」を意味する敗北の物語。でもあった、、、と。
(任せるとかいって、充分語っているが!!)


個人的に、おぉ! と歓喜する参加アーティストは・・・


サンタナ
ジャニス・ジョプリン
ザ・フー

ジェファーソン・エアプレイン



ジョー・コッカー
ザ・バンド

ジミ・ヘンドリックス




動員数は、約400000人。





チケットがまったく足りず、現在のようなシステム化がなされていなかったことから、結果的に半数以上が金を払わずに入場。
しかし「あくまでも平和的なイベント」であることが周知されていたからなのか、トラブルはほとんど起きなかったといわれている。

そんなわけだからチケット収入は期待出来ず、当初は大赤字だった。

しかし全曲を収録したアルバムや、その後に公開された映画によって「黒」に転じる。

とくに後者『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』(70)は各地でスマッシュヒットを記録、自分もフェスそのものの意義をこの映画に教わりました。



なぜこの映画を観ようと思ったのか。
というと、それはもちろんミュージシャンへの興味もあったけれど、編集担当の名に「わが神」スコセッシが冠されていたから!!


そう、『タクシードライバー』(76)を生み出す前のスコ爺は、編集マンでもあったのですねぇ。


現在、自分は「予定があえば」千葉のサマーソニックに参戦。
苗場のフジロックも興味があるけれど、サマソニのほうが交通の便がいいし、参戦アーティストも自分好みなのよね。


毎年フェスに行くという音楽好きの若いひとにも、この映画だけはおさえておいてほしいな。。。


あすのしりとりは・・・
うっどすとっ「く」→「く」ま。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(306)』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする