Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(145)沢尻エリカ

2019-10-09 00:10:00 | コラム
86年4月8日生まれ・33歳。
東京出身。

公式サイト


ガツガツしては叩かれて、不愛想でも叩かれて。

最近では前者系の松岡茉優が叩かれているんだとか!?

つくづく芸能のひとって大変だなぁと思います、個人的には松岡茉優も、「一時期、後者だった」沢尻エリカ(さわじり・えりか)さんも大好き。ですけれどなにか?

『クローズド・ノート』(2007)舞台あいさつにおける「べつに…」発言は、ある意味で最高に面白いヒトコトでしたもの。
(ただ、監督と、舞台あいさつの司会を務めた富永アナは気の毒でしたが…)

そういう意味で、現在のエリカさんは、美しさに磨きがかかったものの「なんとなく物足りない」感を抱いてしまいます。

なにがいいたいかというと、「良い子ちゃんになって面白みがなくなった」と。

秋吉久美子や加賀まりこなんて、若いころから現在まで、あんまり変わってないじゃないですか。

それでいいと思うのですが、もうそんな時代ではないのかしら。。。


※歌うこともします




<経歴>

元旦那は、ハイパーメディアクリエイターの高城剛。
好きなんですけどね、このひとも。

日本人(父)とアルジェリア系フランス人(母)とのあいだに生まれたハーフ。

小学校高学年でモデルの世界へ。
中学時には『ニコラ』の専属モデルになる。

映画俳優デビュー作は、2004年の『問題のない私たち』。

翌年、井筒和幸の代表作『パッチギ!』(2005)で可憐なヒロインを好演、彼女にとってもキャリア前期の代表作となりました。

ここから快進撃がつづき、
『阿修羅城の瞳』(2005)、『SHINOBI ―忍―』(2005)、『間宮兄弟』(2006)、『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006)、『オトシモノ』(2006)、『天使の卵』(2006)、『手紙』(2006)など、たった2年のあいだにこれだけの映画に出演。

映画そのものの出来はどうあれ、エリカさんを拝んでいるだけで飽きることはなかったですねぇ。

しかし前述したように、『クローズド・ノート』の舞台あいさつの余波が想像以上に深刻となり、しばらく「なんとなくの、謹慎期間」に入る。

・・・う~ん、じつにもったいない。


2010年―。

謹慎から復帰、「たかの友梨ビューティークリニック」の広告が話題となりました。




2012年―。
岡崎京子の代表作を蜷川実花が映画化した『ヘルタースケルター』に主演、世の中の「美しくなりたい」病を体現し高評価を受ける。




このあたりまでは「美」と「毒」があって芸能人としても面白かったのですが、このあと徐々に「良い子」に。

貫くのは、難しいこととは思いますけれど。。。


『新宿スワン』(2015)、『不能犯』(2018)、『猫は抱くもの』(2018)、『食べる女』(2018)、『億男』(2018)、
最新作は公開中の『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019)。


園子温か、石井隆の映画に抜擢されないかな。

すごい映画が出来上がりそうな気がしません?


次回のにっぽん女優列伝は、志田未来さんから。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『RIZINとTYPHOON』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする