Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん男優列伝(348)吉田栄作

2016-11-14 00:10:00 | コラム
69年1月3日生まれ、47歳。
神奈川出身。

公式ブログ


整い過ぎた男優さんにはあまり興味を抱けないのですが、吉田栄作(よしだ・えいさく)さんに関しては、面白いキャラクターだな、こんな爽やかな顔しているけどクセがけっこうあるな、、、と思って、そこそこ興味を抱きつづけてきました。

というのも。
随分前のことで記憶もたしかではないのですけど・・・

フジテレビのバラエティ番組で「どっきり」を仕掛けられ、それが分かった途端にムッとして無言で立ち去ったことがあるんですね。

いま思い返せば「それも含めて演出か」となりますが、自分もまだガキだったし、あれ、本気で怒っちゃったよ、器が小さいのかな、それとも熱い男で、そういうものを許せなかったのかな、、、なんて思ったのです。

聖書のように『成りあがり』(矢沢永吉)を持ち歩いていたといいますし、一直線みたいなところは感じられますよね。





<経歴>

元妻は、平子理沙。
意外といわれることが多いのですけど、好きなひとなんです個人的に。



ぽてっとした感じが、たまらないというか。


「ナイスガイ・コンテスト・イン・ジャパン」でグランプリを受賞、88年の『ガラスの中の少女』(ゴクミ主演)で映画俳優デビューを飾る。

翌年には歌手デビューも果たし、主にトレンディドラマで人気を博していく。

このころの映画出演作に・・・
『はぐれ刑事純情派』(89)、『代打教師 秋葉、真剣です!』(91)、『マンハッタン・キス』(92)、『国会へ行こう!』(93)など。

はっきりいって、印象が「まったく」ありません。
映画における「ぱっとしない感じ」に自覚的だったのか、95年に芸能活動を休止し渡米、演技を基礎から学び始めました。

ピース綾部ちゃんを想起しますが、目的は異なりますね。
吉田さんは帰国を前提とした修行ですが、綾部ちゃんは向こうでエディ・マーフィーっぽくなりたいわけですから。

お金があるんだったら、夢があるんだったら、それもいいですよね。


98年に帰国。
驚いたのは、2001年に始まったリアリティ番組『マネーの虎』(日本テレビ)の司会が、意外とハマっていたこと。

『料理の鉄人』(フジテレビ)の鹿賀丈史さんみたいなものでしょうか、ともかくこれが好評で、徐々に活動範囲を広げていくようになります。

2005年、『亡国のイージス』で映画界にもカムバックを果たす。

皮肉ではなく、帰国前より印象に残る演技を披露していました。


『ミッドナイト・イーグル』(2007)、『真夏のオリオン』(2009)、『僕たちのプレイボール』(2010)、『七瀬ふたたび The Movie』(2010)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011)、『春を背負って』(2014)、『柘榴坂の仇討』(2014)、『星籠の海 探偵ミタライの事件簿』(2016)。

最新作は来年公開の『花戦さ』で、石田三成を演じるようです。


正直いえば、映画における代表作は「まだ、ない。」という状況。

思ったより若い―もう50代かと思っていました―ですし、これからでしょうか。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(349)吉田鋼太郎』
コメント (2)
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