季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「ポインセチア」

2018-11-20 04:45:56 | 暮らし

名言名句(441)

「生き代わり死にかわりして打つ田かな」『村上 鬼城』

人間の世代交代が大自然と対比してうたわれるとき、我々は、

つくづくと生命の無常を感じないではいられません。無常に

耐えていきていくのです。生命の無常をしっかり認識するこ

とこそ、この人生を楽しく過ごす事にもつながることになる

のです。生命の限界を知ることは、その限られた時間を精一

杯、自分なりに生きて行こうとするものです。上べの楽しさ

を追及するのではなく、有限を知ったもののみの、生を労わ

り自分を充実させ楽しみに生きるのです。聴覚に難があり、

また子沢山の鬼城は、生活も楽ではなかったようです。

しかい、自分自身を精一杯生きるということにおいて、鬼城は、

人生をしっかりと見つめる眼をもっていたといえるでしょう。

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11月に咲いている花「ポインセチア」

11月から12月頃に
 よく見かける。まっ赤。
 (ほんとうは
  まんなかの黄色い部分が花)。
 なんとなく
 ”クリスマス近し”という感じ。
 赤と緑の組み合わせがいい。

・アメリカの駐メキシコ大使の
 ポインセット氏が
 メキシコで発見し、
 アメリカ帰国後に紹介して
 広まったことから
 「ポインセチア」になった。
・マダガスカルの国花。


・別名
 「猩猩木」(しょうじょうぼく)

  ”猩猩”は中国の想像上の怪獣で
   猿のような顔をもち、
   毛は紅色。
   赤い花なので
   この猩猩にたとえられたと
   思われる。
   (猩猩=オランウータン、
          の説あり)

・12月22日の
 誕生花(ポインセチア)
・花言葉は
 「聖なる願い」(ポインセチア)


(季節の花300より)



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季節の花「野牡丹(のぼたん)」

2018-11-19 04:29:44 | 暮らし
名言名句(440)

「我と来て遊べや親のない雀」『小林 一茶』

実際には、仔雀に親雀がいないかどうかはわからないことです。

しかし、ポッンと他の雀から離れて餌を求めている仔雀の姿を

見ていると、幼い時に母親を亡くした我が身の寂しさが蘇って

くるのでえす。この句は『おらが春』という句文集に収められ

ています。一茶、57歳の時の句です。一茶は、庶民感情を土

台として句を詠んだ俳人です。よく知られている俳句には、次

のような句があります。

「やせ蛙負けるな一茶ここにあり」

「やれ打つな蠅が手をすり足をする」

文政10年(1827)のこの日、一茶は、65歳の生涯を閉じました。

穏やかな晩年でした。

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11月に咲いている花「野牡丹(のぼたん)」

ブラジル地方原産。
・夏から11月頃まで
 長いあいだ咲く。

・紫色がきれいな花。
 牡丹のように美しいので
 この名になった。
 (牡丹には似ていないが・・・)
・色は紫の他、赤、白がある。
 でも紫のものをよく見かける。


・ふつうよく見かけるのは
 「紫紺野牡丹
 (しこんのぼたん)」。

【ふつうの「野牡丹」】
   まんなかのしべの
   一部が黄色い
【紫紺野牡丹】
   しべは全て紫色

 といった見分け方が
 あるようです。
 なかなか難しいですね。
 ほかに、
 園芸種もいろいろありそう・・。
 タイトルは広く
 「野牡丹」にしました。

・11月16日の
 誕生花(紫紺野牡丹)
・花言葉は「平静」(紫紺野牡丹)



(季節の花300より)



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季節の花「ネリネ」

2018-11-18 05:01:46 | 暮らし
名言名句(439)

「大器晩成」『老 子』

若い時代は、大体が不遇であるが、不遇であればあるほど、この

言葉は、不遇にさいままされる心をそっと慰めてくれるようです。

ただ、大器晩成だと思い込むだけで何もしないのでは、この言葉

に対する贔屓の引倒しになります。大器晩成の言葉の裏には、

それなりの努力と研鑽が隠されていることを考えなければなりま

せん。たとえ不遇であっても、じっと耐えて、将来に向かって努

力を積むように心がけましょう。小さな努力の積み重ねがいかに

大切であるかは、やがての日に、その結果があらわれることにな

ります。

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11月に咲いている花「ネリネ」

夏植えの球根草。
・南アフリカ原産。
 大正末期に渡来。
・11~12月頃に、
 伸ばしてきた葉茎の先端に
 彼岸花に似たピンク色の花を
 咲かせる。
 開花は彼岸花より2ヶ月ほど後。

・別名
 「ダイヤモンドリリー」
   花びらに光が当たると
   宝石のように
   きれいに輝くことから。

・6月28日、
 7月24日の誕生花
・花言葉は
 「華やか」「かわいい」



(季節の花300より)



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季節の花「日日草(にちにちそう)」

2018-11-17 04:32:25 | 暮らし
名言名句(428)

「近年分限になる人の子細を聞に、其家によき手代あり、

是等がはたらきゆえなり。又家栄へたる人の俄におとろへるを聞ば、

是又其家の手代どもが仕かたゆへなり」『井原 西鶴』



ビジネス社会における昼間管理者の働きで、一つの企業が成功するか

どうか、手代は、現代のこの多くの昼間管理者にあたります。中間管

理者(または監督者)の役割は、一つの会社なら会社の社運を左右す

るということです。いかに上司に使われ、そして部下を使うか、とい

ったことに、昼間管理者の命運、それに会社の存亡が賭けられている

と言ってもいいでしょう。官庁にしても同じことが言えます。人は使

われるのも難しいが、また使うのも難しい、ということで中間管理職

のための研究が随所で行われています。ここに掲げたのは、寛永19

年(1642)に大阪に生まれ、元禄6年(1693)に亡くなった井原

西鶴の町人物『西鶴織留』にある言葉です。

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11月から咲いている花「日日草(にちにちそう)」

西インド原産。
・梅雨の頃から秋まで咲き続ける。
・日々新しい花に
 咲き代わることから
 この名前になった。
 また、それぞれの花は
 1日花ではなく3~5日はもつ。
・日照りや乾燥にも強い。

・別名
 「日日花(にちにちか)」

・7月8日、9月17日の
 誕生花(日日草)
・花言葉は
 「生涯の友情、優しい追憶」
       (日日草)

(季節の花300より)



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季節の「花秋明菊 (しゅうめいぎく)」

2018-11-16 04:34:14 | 暮らし
名言名句(437)

「泣き寝入りの人生だけが、私の人生ではない」『荻原 葉子』

彼女もその例外ではなかったのです。女性としての不遇は、受動的に

泣き寝入りの人生となるものですが、荻原葉子は、ひとり歩きの人間

としての道を、泣き寝入りを拒絶することでいさぎよくたどり始めた

のでした。この言葉は、随筆集『漂白の記』に出てきますが、泣き寝

入りの人生だけが人生でないことは、男の世界にも通用する言葉と言

えます。敢然と人生の荒波を抜き手を切って生きて行くこと、この

ことこそ、人間を芯の強い逞しい存在に仕立て上げることになります。

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11月に咲いている花「秋明菊 (しゅうめいぎく)」

秋に、菊に似た花を
 咲かせるところからこの名前に。
・中国原産。
 かなり昔、日本に渡来。
・漢名は「秋牡丹」。

・花のあと、綿毛が出てくる。
 その変化がおもしろい♪

・濃いピンク色の花は別名で
 「貴船菊(きぶねぎく)」。
 京都の貴船地方に多いことによる。

・9月14日の誕生花(秋明菊)
・花言葉は「忍耐」(秋明菊)

(季節の花300より)


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