季節の花サフラン」

名言名句（435）

「鹿を逐（お）う者は山を観ず」『淮南子（えなんじ）』

つまり、目先のことに惑わされる者は、他の事には気が向かない、

ということです。『淮南子』の説林訓篇には、一方、鹿を逐う者

兎を顧みず、とあり、鹿は捕まえても利益になるが、兎はその比

ではないということから、大きなことに心を向ける者は、小さな

ことには目を向けない、ということをも言っています。些事には

目をつむるが、黙ってやり過ごすかして、大事なことだけには目

を向けることが諸事に立ち向かう人間にとっては最も肝心である、

という風にとった方が、身近な言葉として胸の中に入って来るよ

うです。

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１１月に咲いている花「サフラン」

１１月上旬頃に開花。秋咲き。
・細い葉っぱ。　　
・クロッカスの一種。
　”秋咲きクロッカス”
　とも呼ばれる。

・ペルシャ地方原産。
　江戸時代末期に
　オランダ船によりもたらされた。

・サフランの名前は、
　”黄色”を意味する、
　アラビア語の「zafran」
　からの変化らしい。　　


・薬効　　　鎮痛
・薬用部位　めしべ
・生薬名　「番紅花（ばんこうか）」

・赤い花柱（めしべ）を集めて
　乾燥させたものを、
　古代ローマやギリシャでは
　高価な薬として利用した。
　日本では、食品などの着色料や
　香辛料としても使用されている。
　そのいろんな価値ゆえ、
　「薬用（やくよう）サフラン」
　とも呼ばれる。　
　（サフランライス、
　　というのもありますね）

・１２月７日の誕生花（サフラン）
・花言葉は「歓喜」（サフラン）


（季節の花300より）