人生日訓(319)
「能く言い能く行うは国の宝なり」
日本の天台宗の開祖、最澄の言葉。何か近代的なセンスが響
く。善く世間で人物評として「不言実行」の人と言うことをいう
。いかにも立派な人物のように響くけれども、この型にはもぐ
りもいる。黙っていた方が得、「いはぬはいうにまさる」という
黙り組みも出て来る。ちょっとずるい点もある。そいうずるい
連中もこの型にもぐっている。いかにも、封建時代の響きが
る。専制時代にはうっかり物をいうのが危険である。「いはぬ
が花」という抜け穴が用意されている。ところが、「能く言い
能く行う」という型こそ、現代の民主主義時代の人間像であ
るまいか。最澄は平安の初期に中国の文化を持ってきた舶
来の人物、新型の人物である。
=======================================
4月から咲く花「久留米躑躅(くるめつつじ)」
開花時期は、 4/10 ~ 5/10頃。 ・江戸時代19世紀半ばに、 九州の久留米藩士が 育成したものが、 九州から京都・江戸へと広まった。 大紫躑躅より花は小さい。 また、皐月とは花がそっくりだが 開花時期がちがうので区別できる。 <開花時期> 久留米躑躅 4月中旬~5月上旬 大紫躑躅 4月下旬~5月上旬 皐月 5月中旬~6月中旬 ・花の色が濃い赤のものを 「霧島躑躅 (きりしまつつじ)」、 白、ピンク色のものを 「久留米躑躅」と 区分けすることもあるらしいが、 ここではひとくくりで 「久留米躑躅」で 紹介させていただきました。 (なかなかこまかい違いが わからないので・・・)
(季節の花300より)