季節の花と言葉の花束

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季節の花「木立ダリア」

2018-11-13 05:06:59 | 暮らし
名言名句(434)

「守り柿は先祖の魂」『光 秋』

甘柿にしろ渋柿にしろ、その実は、枝から全部もぎ取ってしまっては

いけなにのだと、私は祖母から聞かされていました。たった一個だ

け、枝に残しておかないといけない、と言われました。来年、また

沢山なってくれるようにとの祈りの気持ちと、腹をすかせた山の烏

がつつけるようにとの二つの理由で、一個だけ残すのだということ

でした。祖母は、おどらく、その祖母に聞いたのでしょう。すると、

祖母の祖母は、その祖母に聞いたのでしょう。いまでも、私は、柿

の木の枝にたった一つ残った熟柿を見かけると、遠い祖母の魂が私

に語り掛けてくれるような気がするのです。「自然を大切にしなさ

い。小さな鳥の命を大事にしなさい。そうすることで、健康で幸せ

な来年が約束されるのですよ」そんな声が、赤く熟した柿から聞こ

えてくるような気がするのです。

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11月に咲いている花「木立ダリア」

メキシコ地方原産。
・背が高い。
・秋深い11、12月頃に、
 ピンク色の花を
 いっぱい咲かせる。
・「木立」を「きだち」と
 読むこともあるが
 この木の場合は
 「こだち」と読むことが
 多いようだ。

・別名
 「皇帝(こうてい)ダリア」


(季節の花300より)


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