人生日訓(572)
「錆は鉄より生ずれど」
従って、自分が不幸の運命にぶっかったとしても、それは自分自身の「身から
出た錆」であって、誰も恨む筋合いのものではない。よく世間でいう「自業自
得」である。自分自身が可愛いから、自分で悪い事、良心に背くようなことを
しないでいいいものを、丸で自分を自分の仇のように扱って、悪いことをして
しまえば、誰の責任でもなく、自分が蒔いた種子で自分を苦しめていることに
なる。ちょうど、鉄から出た錆がその本鉄を傷つけるようなものである。いい
たとえではあるまいか。
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2月から咲く花「福寿草(ふくじゅそう)」
開花時期は、 2/ 1 ~ 3/15頃。 ・きれいな色の花。 ・「深黄(ふかきき、■ ふかき)」 → 色 いろいろ へ ・お正月に花屋さんで 売られているものは ハウス栽培されたもの。 花芽は晩秋にできるので、 その後約1ヶ月、 寒さにあわせて室内に とりこんでおくと お正月頃に咲く。 ふつうは咲き出すのは2月から。 ・光や温度に非常に敏感で、 昼間でも日がさえぎられると 1~2分で花がしぼみ、 再び日があたると いつの間にか花が開く。 寒い時期に咲くので、 花びらを開閉することで 花の中の温度を 下げないようにしているらしい。 ・福寿草の花と 南天の実とセットで 「難を転じて福となす」 という縁起物の 飾り付けがされることがある。 名前も、めでたい 「福寿(幸福と長寿)」の 草の意。 ・根と茎は有毒。食べないように。 ・花が終わる頃、 人参(にんじん)の葉のような、 こまかい葉が出てきて 一面に広がる。 ・たくさんの別名をもつ。 「元日草」(がんじつそう)や 「朔日草」(ついたちそう) など。 旧暦の正月(2月)頃に 咲き出すことから、 新年を祝う花として、 いろんなおめでたい良い名前が つけられたものと思われる。 ・「朝日さす 老師が家や 福寿草」 与謝蕪村 「日のあたる 窓の硝子や 福寿草」 永井荷風 「水入りの 水をやりけり 福寿草」 正岡子規
(季節の花300より)