人生日訓(10)
「助け合う」
「遠い親戚よりも近い他人」という通り、人間社会はお互いに
持ちつもたれつの互助の精神によってのみスムーズに営まれて
ゆくのである。近世、人間相愛互助の精神が薄らいできたことは、
反省すべきだと思う。古代の原始社会では、人間は小さいグル
ープを形成してこそ生き通せたので、自然、「助け合い」という
ことが現実の姿であった。
============================
9月に咲いている花「女郎花 (おみなえし)」
開花時期は、 7/ 5 ~ 10/10頃。
「秋の七草」だが、
夏頃から咲いている。
・黄色い清楚な5弁花。
山野に生える。
・「おみな」は「女」の意、
「えし」は古語の
「へし(圧)」で、
美女を圧倒する美しさから
名づけられた。
また、もち米でたく
ごはん(おこわ)のことを
「男飯」といったのに対し、
「粟(あわ)ごはん」
のことを「女飯」といっていたが、
花が粟つぶのように
黄色くつぶつぶしていることから
「女飯」→「おみなめし」
→「おみなえし」
となった、
との説もある。
・漢字で「女郎花」と
書くようになったのは
平安時代のなかば頃から、
と言われている。
・薬効 消炎、利尿
・薬用部位 全草、根
・生薬名
「敗醤草(はいしょうそう)、
敗醤根(はいしょうこん)」
・「男郎花(おとこえし)」
という花もあり、
こちらは白い花。
形はそっくりだが
女郎花より
「力強く」見えるとのこと。
・別名
「粟花」(あわばな)、
黄色い花が
粟に似ているから。
「思い草」(おもいぐさ)。
・8月16日の誕生花(女郎花)
・花言葉は
「約束を守る」(女郎花)
・「手にとれば
袖(そで)さへ匂ふ 女郎花
この白露に 散らまく惜しも」
万葉集 作者不詳
「女郎花 秋萩凌ぎ さを鹿の
露分け鳴かむ
高円(たかまど)の野そ」
万葉集 大伴家持
「さを鹿の
己が棲む野の 女郎花
花にあかずと
音をや鳴くらむ」
金槐和歌集 源実朝
「ひょろひょろと
猶(なお)露けしや 女郎花」
松尾芭蕉
(季節の花300より)
「助け合う」
「遠い親戚よりも近い他人」という通り、人間社会はお互いに
持ちつもたれつの互助の精神によってのみスムーズに営まれて
ゆくのである。近世、人間相愛互助の精神が薄らいできたことは、
反省すべきだと思う。古代の原始社会では、人間は小さいグル
ープを形成してこそ生き通せたので、自然、「助け合い」という
ことが現実の姿であった。
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9月に咲いている花「女郎花 (おみなえし)」
開花時期は、 7/ 5 ~ 10/10頃。
「秋の七草」だが、
夏頃から咲いている。
・黄色い清楚な5弁花。
山野に生える。
・「おみな」は「女」の意、
「えし」は古語の
「へし(圧)」で、
美女を圧倒する美しさから
名づけられた。
また、もち米でたく
ごはん(おこわ)のことを
「男飯」といったのに対し、
「粟(あわ)ごはん」
のことを「女飯」といっていたが、
花が粟つぶのように
黄色くつぶつぶしていることから
「女飯」→「おみなめし」
→「おみなえし」
となった、
との説もある。
・漢字で「女郎花」と
書くようになったのは
平安時代のなかば頃から、
と言われている。
・薬効 消炎、利尿
・薬用部位 全草、根
・生薬名
「敗醤草(はいしょうそう)、
敗醤根(はいしょうこん)」
・「男郎花(おとこえし)」
という花もあり、
こちらは白い花。
形はそっくりだが
女郎花より
「力強く」見えるとのこと。
・別名
「粟花」(あわばな)、
黄色い花が
粟に似ているから。
「思い草」(おもいぐさ)。
・8月16日の誕生花(女郎花)
・花言葉は
「約束を守る」(女郎花)
・「手にとれば
袖(そで)さへ匂ふ 女郎花
この白露に 散らまく惜しも」
万葉集 作者不詳
「女郎花 秋萩凌ぎ さを鹿の
露分け鳴かむ
高円(たかまど)の野そ」
万葉集 大伴家持
「さを鹿の
己が棲む野の 女郎花
花にあかずと
音をや鳴くらむ」
金槐和歌集 源実朝
「ひょろひょろと
猶(なお)露けしや 女郎花」
松尾芭蕉
(季節の花300より)