季節の花と言葉の花束

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季節の花「葛(くず)」

2019-09-12 04:21:39 | 暮らし
人生日訓(2)

「水滴瓶をみたすが如し」

「その報い、よも吾には来らざryべし、かく思ひて善きことを

軽んず勿れ、水の滴り、したたりて水瓶を満たすが如く、心ある

人は、ついに善を満たすなり」というのが全文である。なかなか

味わいの深い一句である。「一善をもおろそかにするな」という

ことである。これはどの些細な善行と見くびってはいけない。

毎日、毎日、その心がけを捨てなければ、いつの間にか、一滴、

一滴の水が大きな水がめを一杯にするように、善行が一杯になる

というのである。「たった一善」と軽んじてはいけない。。

一善が次の一善を誘い呼ぶのである。

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9月に咲いている花「葛(くず)」

開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。
・秋の七草の一つ。
・まわりの木々を
 つるでおおってしまう程の生命力。
 ひと夏で10mぐらい生長する。
・花は下の方から咲いていく。

・大和の国(奈良県)の
 国栖(くず)というところが
 葛粉の産地であったところ
 からの命名。
 漢字の「葛」は漢名から。

・つるの繊維部分は
 「葛布(くずふ)」の原料。
   (静岡県掛川市特産)

・根には、多量のでんぷんを含み、
 葛粉(くずこ)もとれる。
    → 葛餅(くずもち)

・薬効   解熱、せきどめ、風邪
・薬用部位 根
・生薬名 「葛根(かっこん)」


・別名
 「裏見草(うらみぐさ)」。

  葉が風にひるがえると
  裏の白さが
  目立つことから。
  平安時代には「裏見」を
  「恨み」に掛けた和歌も
  多く詠まれた。  


・「ま葛原
  なびく秋風 吹くごとに
  阿太(あた)の大野の
  萩が花散る」   
   万葉集 作者不詳 

 「梨棗(なつめ)
  黍(きび)に
  粟(あは)つぎ
  延(は)ふ葛の
  後も逢はむと 葵花咲く」
   万葉集 作者不詳 

 「葛の風
  吹き返したる 裏葉かな」
   高浜虚子

(季節の花300より)



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