季節の花「水引 （みずひき）」

名言名句（721）

「鬼灯りやわが唇に十五の唄」『光　秋』

光秋氏の現在は、いま、そんな時期に来ています。感傷を振り

払って生きる年代なのです。だからこそ、逆に、この俳句の境地

が懐かしいのです。たまに、鬼灯を口中に含んでみたくなるので

す。含んで、ころがして、鳴らしてみたいのです。遠くに去った

少年の日々のことを思い出してみたいのです。組織の中で歯車の

一つとして懸命に生きていたとき、ともすると失いがちな心の潤

いをやたらに求めたくなるときがありました。そのようなとき、

彼は、自分のこの句をそっと思い浮かべてみたりしていました。

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9月に咲いている花「水引 （みずひき）

開花時期は、 8／ 5 ～ 10／10頃。
・上から見ると赤く見え、
　下から見ると白く見える花を、
　紅白の水引に見立てた。
・日陰に生える。

・葉っぱは、
　変わった斑入り（ふいり）
　のものがある。
・「水引草（みずひきそう）」
　ともいう。

（季節の花300より）