masumiノート

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路線バスの旅番組の存続も危うい?

2018年05月03日 | ニュースから一言二言

(※青系文字がmasumi)

月間ガソリンスタンド5月号より

SS過疎地のSS存続のための措置 事の成り行きに関心を寄せられる

「SS過疎地」は今なお増え続けており、社会問題化している。
ここ最近は自治体による「公設SS」(町村営)が相次ぎ立ち上げられる動きも見受けられ話題を集める。




そのマスコミ報道に異議あり SS業界も正しい情報発信を

折に触れて正しい情報発信を



>そのマスコミ報道に異議あり
垣見氏がおっしゃっているその記事は次の3つです。

読売新聞「都、脱ガソリン車2040年代に販売ゼロへ」
日本経済新聞「給油所、値下げに慎重 卸価格下落にも反応鈍く」
週間ダイヤモンド「さよならガソリンスタンド」

この「さよならガソリンスタンド」に対しては、同誌のなかでMIC社長、増田氏も「このような扇情的な記事は、業界イメージを悪くさせ、求職者を減らし、新規投資に対して銀行が後ろ向きになるだけです。傷口に塩を擦り込むような所業に憤りすら感じます」と書かれています。


「さよならガソリンスタンド」の記事を私は読んではいないのですが、もし読んだとしても恐らく憤りを感じることはないと思います。

業転(他社買い)など、モラル意識が低い業界だということを知ってしまったことで業界のイメージは悪くなりましたし、
元売販社や大手特約店が最初に始めた安売り+モノクレのせいで世間から下に見られている職種ですから求職者が少ないのは当然だと思うし、
ガソリンスタンドは斜陽産業に違いありません。

それにー

卸格差や、公取委の「系列でも業転OK」の見解に対しての感覚、温度差が違うのと同じように、

大手と零細、特約店(2者)と販売店(3者)、他社買いの否応、商環境、年齢、etc.

それぞれ “モノの見え方” は違うと思うので。




次は5月3日読売新聞より

当ブログで2月に抗議のためのバス廃止届のタイトルで投稿していますが、再度取り上げてみます。
3月に廃止届は撤回されましたが、新路線の認可取り消しを求め4月に国を提訴したとあります。

バス赤字路線 負の連鎖



新規参入した八晃の運賃は既存両備の運賃より約4割安い。
低運賃の競合路線の誕生で両備は年間約3億円の減収を見込む。そのため様々な対抗策を繰り出して来た。
まず2月に自社の赤字31路線の廃止届を国に提出。←「問題提起や抗議が目的」
国や県が話し合いに応じる姿勢を示したこともあり、路線バス利用者への影響が大きい廃止届は3月に取り下げた。
ただ4月に国を相手取り新路線の認可取り消しを求めて東京地裁に提訴するなど、異議を唱え続けている。

両備が問題視するのが「いいとこ取り」を許した国の対応。
代表兼最高経営責任者の小嶋光信(73)は「儲かる路線ばかり事業者が増え、周辺部がどんどん壊死していく」と憤る。

国土交通省によると、全国の路線バス事業者246社の約6割が赤字経営だ。
兵庫県但馬地方地方を中心に運行する全但バス(養父市)は、08年に全体の約3分の1の24路線を休止した。
「利用者の減少に歯止めがかからず、自助努力ではどうにもならなかった」という。


業界関係者の多くが苦境の要因の1つに02年の改正道路運送法の施行による過当競争をあげる。
「需給調整」が廃止され、要件を満たせば「もうかる路線」だけを運行することが可能になった。

さらに運転士不足が追い打ちをかける。

(※石油販売業界と同じですね)

苦境の打開策は“自治体主導”
ウエスト神姫(兵庫県相生市)は(略)市からの年間約2000万円の補助金などにより何とか維持している。

国も危機感を抱き「地域公共交通活性化再生法」を制定




>自治体がもっと積極的に介入しなければ、廃止を食い止めることは不可能だろう。

SS過疎地のガソリンスタンドも全く同じ。




神姫路線を巡る両備グループと八晃運輸の主張の対立


◆運賃
両備ー既存のバス運賃を大幅に下回る
八晃ー格別に割安ということはない

◆新規参入の是非
両備ー黒字路線の狙い撃ちは、対等かつ公正な競争とはいえない
八晃ー健全な競争で市場を活性化させ、より充実したサービスを提供するために参入

◆赤字路線の維持
両備ー大半の事業者は、黒字路線の収入などで路線網を維持。規制緩和で競争原理が導入され、路線の縮小・撤退をせざるを得ない状況に
八晃ー黒字路線による赤字路線のカバーは一定程度やむを得ない。ただ、行き過ぎると、黒字路線の利用客が不当に高い運賃を負担する事態に



黒字路線を利用する人にとっては運賃は安い方が良い。
しかしそうなると、赤字路線は廃止せざるを得なくなる。

ガソリンスタンドも規制緩和で競争原理が導入され過当競争に。
それも「卸格差」を利用しての「安売り」。
地場3者店の大口法人客へ安値営業を掛けたのは2者店。

セルフ改装を機に小口配達は不採算だとして切り捨てながら、
地場3者店の大口法人客へ安値営業を掛けて、“いいとこ取り”を行ったのは、異業種ではなく2者店。


発券店値付けカードも同じく。



>黒字路線の利用客が不当に高い運賃を負担する事態に

ガソリンスタンドの場合は・・・
規制緩和で競争原理が導入され、その上「卸格差」が重なって、
結果、「安値店」と「高値店」が出来てー
大多数の消費者は「安値」という利を得たけど、
一部の消費者は高い燃料代を負担する事態になり、果ては「灯油難民」「給油難民」・・・



PS

食料品を扱うスーパーも同じ。
ニュータウン内には「また?」というくらい新しいスーパーが次々に開店するけど、
田舎では既存のスーパーが閉店した後は、そのまま。。。




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