masumiノート

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老朽地下タンク規制対応「まだ終わってない」地場フルが存続危機

2018年05月02日 | ガソリンスタンド3

5月2日燃料油脂新聞より

週間コスト1円超す上昇 3週連続合計上げ幅5円





SS経営の屋台骨は燃料販売


ガソリン需要減時代に合ったマージン確保を
若者へ事業承継推進が課題



山梨県石商・協総代 大輪油店白洲SS社長 大輪正照氏
老朽化地下タンク規制対応「まだ終わってない」

国、政府から支給されている“補助金”がなかったら、SS業界はいったいどのような状態に陥ってしまうのだろうか。
いったいなぜか。
収益源の柱のガソリンマージンが不足しているからだ。

大輪油店白洲SSでは大輪氏の長男、長女のご主人が経営を引き継いでいく計画だ。
ところが山梨県内SS業者を全体でみてみると事業承継できないために廃業、閉鎖に追い込まれるケースが増え続けている。
事業承継していくためには給油所施設に再投資しなければならない。

若者へと事業承継していくためには再投資できる経営をしていかなければならない。







静岡県磐田市商工会筆頭理事 藤森石油店リッチヒル藤森SS社長 藤森春幸氏
地場フルが存続危機「再投資できる商環境を」

藤森氏は元売の経営統合、合併に対して一定の評価をしている。
ガソリンの需給バランス適正化によって系列仕切りと業転価格の格差が徐々に縮小している。
系列地場SS業者にも光明が差し始めたと言っていいかもしれない。



地下タンク・POS・計量機 資金面負担大
一方で藤森氏は現状のままの行政、商環境が続く場合、地場フル業者は「今後も減り続ける」という見方をしている。

「日本全体で地場企業を中心に深刻な後継者不足に陥っており、SS業界でも特に地方の山間部、農村部で家業を離れる若者が目立ち、地域にSSが存在しないSS過疎化が大きな問題になってくるだろう。

国、政府は地場フルSS業者が地域社会のインフラとして存続していける現実味のある対策を講じるべきではないだろうか。
地下タンク・POS・計量機と資金面の負担があまりにも大き過ぎる。


コストコ問題ー「国の政治判断必要」

地域社会活性化へ取り組む
SS業者の仕事は店頭販売だけではなく、配達業務もますます重要な仕事になりつつあり、地場フルSS業者の役割は地方の山間部、農村部では一段と大きくなってきている。
燃油マージンで再投資できる商環境構築が急務といえるだろう。




***以下masumi


当ブログはコストコセルフSSを応援します!

でもそれは、20年もの間10円以上もの卸格差(主に業転玉&差別対価)で苦しめられてきた者としてです。
商圏でのセルフ開設と同時に近隣店がフルでありながらセルフの価格に追随したことで、当店は「高値店」として営業を続けねばならなかった。
そして今も続けている。
その立場からです。


小口配達を行っている地場店が存続することは重要
この考えに変わりはありません。



しかし、
中山間部、農村部の農家ですら、「車は安値のセルフで給油し、セルフでは買えない容器(農作業に必要な混合油や軽油)だけ」という消費者が多いーというのも事実です。




masumiの独り言

光明が差し掛けたのに、店仕舞いを見据えることに変わりはない。

20年という年月は長過ぎました。


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