masumiノート

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世の中の零細小売業の値上げは便乗ではないと思う。

2014年04月04日 | ニュースから一言二言

報道番組で値上げについてやっている。
「10%になるのを先取りして」、と答えている店主もいた。
それはちょっとどうかなと思うけど、
多くの小売業者は、長引く不況でコスト転嫁もままならないままでずっとやってきている。

この消費増税はこれまで出来ずにいたコスト転嫁の、「機会」「チャンス」なのです。
この機会を逃すと、もう次のチャンスはなく、あとは破綻するしかなくなるかも知れないのだと思う。

ガソリンはこういう時には必ずニュースで取り上げられ、消費者の目も厳しい。
放送のされかたも、ガソリンスタンドの経営実態を無視した“悪者扱い”にされることが多い。

ただでさえリッター当たり数円の粗利という、粗利率で言えば3%とか5%にしかならないのに、増税分が値上げになることで益々粗利率は低下する。
だから本当なら、ガソリン本体の値上げもあって然るべきなんだけど、上に書いたようなことで、そうすることが出来ないでいる。


お弁当屋さんなど小さな個人商店の値上げは、今回たとえそれが増税分以上だとしても、
この機会に今までのコスト未転嫁分を取り戻さなければ、破綻してしまうかもしれない故かも知れないと、
少しは事情を察してあげてほしいものだ。


何でもかんでも便乗値上げだと眉をひそめるのは、無神経というものだろう。


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