4月13日 ぜんせき (※青系文字がmasumi)
熊本県下の窮状視察 「市場公正化に努力」
「大量の業転が流れ込んでSS経営を苦しめていることを改めて痛感した。自民党の石油流通問題議連に実情を訴えることを含めて、あらゆる手段で市場の公正化に向けて努力する」
「県外資本の量販店や多くのPBの攻勢によって地元SSが窮地に陥っている。その背景には安価な業転玉を大量に仕入れて低価格で大量に販売することができるという市場の現状がある、また、商社から先の流通証明書については全く機能していないように思われる」
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?????
こういうとき、masumiさんの頭は一瞬固まります。
「系列店でも出荷元が同じと証明されれば業転玉を仕入れても良い」...のではないのですか?
自民党の石油流通問題議連も「系列でも業転OK」を後押しすべく議員立法化 云々という話まで出ていたのではないのですか?
だとしたら「大量の業転が流れ込んで良かったですね、正規のルートではないですが、地場業者の皆さんも遠慮せずに業転玉を仕入れて下さいよ」となるのではないのですか?
前にも書きましたが、そもそも流通証明書は3者店のためになるのか?元売のためになるのか?どちらなのでしょうか?
ひとつ言えることは、大量に仕入れて大量に販売するから業転玉のメリットがあるのであって、販売数量の少ない地場業者が何割かを業転から仕入れたところで太刀打ちできるわけもなく、かといって利幅を取って高値で売っていれば益々顧客の流出を招き・・・
要するに業転が地場3者店の救いになるわけではないということではないでしょうか。
PB間の販売姿勢に温度差 背景に既存業転市場の変質も
一気に販社7円下げ 仕切り調整局面で怪現象
元売が指標を5円下げましたが仕切りは1.5円上げでしたから、7円下げは計算が合いません。
しかもそれをしているのは元売の子会社です。
その前に、
>指標を5円下げ
イキナリ5円て(@@;
それまで元売はどんな計算で卸値を決めていたんでしょうか。
というより、
本当は、
本当の卸値なんて最初っから存在していないのではありませんか?
インセンティブとかマージン保証とか事後調整とか・・・相手によって単価がバラバラの。
これって、極めて恣意的ですよね。
コスト転嫁に困窮 価格差拡大が障害に
系列仕切りが上がっているのに値下げする販社があったりするから、まともにコスト転嫁もままならないのです。
そして倒産ということになってしまうのです。
2014年度SS倒産50件 平均負債額1億6000万円
4月16日 燃料油脂新聞
主因8割が「販売不振」
負債額は五千万円以上が20件、一億円以上が16件
資本金別にみると、個人事業者などが7件、百万円以上が18件、一千万円以上が19件
民事再生法を利用したのはわずか1件。
価格差縮小で業転購入限定的 品確法改正後に注目
※品確法改正に文句を言うつもりはありません。
でも、系列店が業転仕入れをしても良いと言うのなら、元売の系列玉と業転玉の値差(ブランド料)の説明はどうなるのでしょうか。
4月14日 燃料油脂新聞
建値修正後も大きい格差 仕切り改善要望強める
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