masumiノート

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2014年04月24日 | ガソリンスタンド2

PB-SSはどこに向かうのか 
(4月22日の燃料油脂新聞、静岡県の有力独立系社長への緊急インタビューの記事からです。)(※青文字がmasumi)
SS業者の間でもPBへの注目度は高いが価格競争の台風の目になっているのも事実。流通証明書導入によって業転流通がどう変化していくのかー

ーPB-SSにとって元売ブランドにはどのようなメリットが?

元売マークによって得られるメリット(販売ノウハウ・POS・防火壁の塗装など)は、今の時代、PBであっても企業努力で対応できる。
安定供給に不安があるという指摘もあるが、(今後は不透明な部分もあるが)3年前の東日本大震災で証明されたようにPBだからといって供給不安になったという事例は無い。
(※あのとき燃料確保に苦労したのは系列の方でした)
品確法も10日に1回の分析を行うことで品質面を担保している。
(※系列で品確法の軽減措置を受けながら業転混ぜてるよりよっぽどコンプライアンスが出来てます。ただし多くのガソリンスタンドはその昔は殆どが系列で、・・・・、それからマークを下ろしてPBになった経緯はあるはずです。)


ー公取委が系列サインポールを掲げているSS業者の業転購入を正式に認めた。PB-SSにとってどう感じるか?

「たいへん違和感を覚える。特に公取委がこれを認めたことに強い疑問を感じる。系列サインポールを掲げるというのは元売が提供する物品だけでなく、システム・仕組み・ショップやプロダクトにかかわるブランドの使用について両社で約束することを意味している。
例えばコンビニエンス業界でサークルKとフランチャイズ契約をしている店がセブンイレブンのPB商品を仕入れて販売することができるのか。弊社でも飲食事業においてフランチャイズ契約でショップを経営、運営しているので、契約の大切さをよく理解している」

(※私もそう思います!我々は商取引をしている だから元売は公取委に対しても毅然とした態度を取るのが本当だと思います。それが・・・公取委やエネ庁からの要請については着実に対応している。JXとして、自社が出荷したガソリンについては、その販売経路のいかんを問わず、系列玉と同等の取扱いとすることや、」(4月18日ぜんせき一面記事でのJX会長)って!?

ーPB-SSの今後の生き方についてはどのように考えるか?

「私は流通証明制度の議員立法化によって業界そのものが発展する、健全化するかどうか懐疑的にみている。業転がなくなってSS数の減少は止まるのか。業転がなくなってし烈な価格競争がなくなるのか。他の業界ではPB商品の開発、商品化が一つの流れになっており大きな市場に成長することへの期待感も大きく、新たなビジネスチャンスを生み出し、時代に即した価値観、バリューを創造している。また消費者もそれを求めている。今の石油・SS業界は問題の論点がずれているのではないか。むしろ製造元である元売が小売りに参入していることそのものが不健全で、元売の販売子会社政策がSS業界の流通をいびつな構造にしているのではないかと思う。消費者に値ごろ感のある商品を提供し、社員を雇用し、その家族の生活を支えている企業のどこが悪いのか。経営の選択肢はいくらでもある」。

※同感です。このブログを読んでいる同業者の中にはいまだに誤解されている方もいらっしゃるようですが、masumiさんは業転玉を否定してはいません。必要悪ではなく必要なものだと書いて来ました。PBと敵対するつもりもありません。

消費者に何も知らされていない中で不公平な競争を無理強いされている現状を訴えてきたのです。

ただ格差が、(3者店では)10円にもなることは許容限度を超えているので、せめて元売のいうブランド料の3円程度におさめて欲しいとは思います。

流通ルートが2つあること。又その違い。仕入れ値に格差が存在していること。
それらを消費者が知った上での競争にしてもらいたいのです。


消費者の声には、安値を好むものもあれば、品質・安定供給を望むものもあるでしょう。
化管法による元売が発行する証明書を必要とする消費者もあります。

違いを明確にした上で、消費者がそれぞれ選択できる。

それが真の消費者利益であり、健全な業界の姿と言えるのではないでしょうか。



流通経路証明制度の立法化で、何が何だかわからない状態に更に拍車を掛けることになると思います。






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