5月31日燃料油脂新聞「社説」より抜粋
異常極まる赤字比率60%超
(赤字比率60%を越すような小売業はSS業界以外には見当たらない)
黒字比率は北海道51.3% 和歌山県57.4% 沖縄県56.8% のわずか3地域。
大型セルフの出店で競争が激しい茨城県、群馬県は66%以上の高水準
異業種PBセルフの影響が大きく小規模業者が多い栃木県は73.2%に達する。
もはや「SS業界沈没」の様相といっていい。
慢性的な赤字は異常な状況であることを認識してもらいたい。
※販売店は充分認識してると思うよ。
平成19年6月6日(水)の社団法人日本経済団体連合会
団体訴訟制度に関する研究会(第3回-2)でも、言及されていたよ。
http://www.jftc.go.jp/pressrelease/07.august/07080202.pdfより抜粋
(全国石油商業組合連合会 副会長・専務理事の河本博隆氏の発言)
P17~18
4ページにまいりますと,毎年平均すると600万円ぐらい赤字が続いております。調査をすると,私ども石油協会というのを別途持っていますけれども,ここでいつも調査をしますが,大体半分ぐらいが赤字だと。実際はもう少し赤字が大きく,アンケートに答えてくる人は経営状態がよい方が多いと思われます。アンケートの対象になっていない業者を含めますと,実際は7割から8割が赤字だと。では,毎年600万円ずつ赤字でどうしているのだという話になるのですけれども,これは自分の自己資産を食い潰しておるというのが実態だということであります。
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10年前から赤字経営になって、個人で持っていた駐車場収入を会社の運転資金に回して・・・
それでも足りなくて、先ずは会社の貯金を崩した。
そんな状況でも、何も知らない消費者からは「ぼったくり」のレッテルを貼られ、
「ナンボほど儲けるつもりや」と厭味を言われて・・・
勤め始めた頃はこの業界に興味も無く、業転なんていう言葉も知らなかった。
個人資産を注ぎこんでの、この有様に
「何やってるん?!アホちゃうか」
「もう店を閉めようよ!」
「止めて、こうしよう。ああしよう。」
何度こうちゃんに言ったことか(苦笑)
「言うのは簡単やし辞めるのも簡単や!何十年と続けてきたんや、続ける事が大事なんや」
「このままじゃアカンのは分かっている・・・だけどそんなに簡単な事じゃない」
「じゃあ、どうするの?」
「考えてる」
でも、具体的に何か行動に移すこともないままに時が過ぎ・・・
「どうするん?」
「俺かて考えとる!」
「まだ考え中かいな?!それやったら死ぬまで考えとけ!!」
「俺を責めるな!」
何度も怒鳴り合いの喧嘩をした(笑)
外まで聞こえるような大声で
。(*^▽^*)ゞあはっ
・・・
「自己資産を注ぎこんで」っていうのがサラリーマン家庭で育った私には全く理解できなくて、そんな馬鹿な事してるのはうちの店くらいだろうと思っていた。
でも変な話、ネットで、この「団体訴訟制度に関する研究会」のこの部分を見つけて、
「うちだけじゃ無かったんや」
驚くと同時にちょっと安心した(^^;
って、安心してどーすんの?!
ブンブン(>_< )( >_<)ブンブン
元売販社でも採算が合わずに撤退、なんてことが起きる。
平常時は粗利5円で、競争の激しい時期は原価割れ、なんていう販売店がある。
業転を取らなきゃやっていけない、業転をとってでもあと数年は、という考えで営業している販売店がある。
地下タンクに設備投資も必要だっていうのに、こんなにみんな赤字でどうなるんだろ・・・
"o(-_-;*) ウゥム…
ツヅケヨウカ((( -_-)ヤメヨウカ(-__- )))カンガエチュウ(;-_-)o"
そんな中、こんな記事が。
―(T_T)→ グサッ!!!
消費地精製主義の終焉~石油元売は系列販売と訣別する!?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0520&f=business_0520_135.shtml
やっぱり系列販売店に明るい未来は無さそうだね。
ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…
古い販売店には早く消えて欲しいと思っている元売さんには悪いけど
うちらも生活ちゅうもんがありまっさかい
やれるとこまでやらしてもらいまっせ~♪
ウリャ(((( -_-)乂(-_- ))))ウリャ
PS
アホやバカやと言われても、系列100%でやり通す。
ど根性、見せたるで~!