masumiノート

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転籍さんへ

2013年11月27日 | 日記(その他)

>「地域へのエネルギー供給の使命は理解している。だが赤字では苦しい」
これは業界紙に載っていた九州の販売店さんの言葉なのですが、ここに共感して頂けたこと、又最後の一行がとても嬉しかったです。

それから、ご自分のお考えを正直に書いて下さったことも。

本当にありがとうございます。

>ビジネスライクで冷たい

はい、私もそう思います(笑)
でもそれは恐らく誰もが持つ正直な気持ちだと思います。
慈善事業的なことを書いている私が偽善者です。

でもこれも状況によります。
就学児童がいるご家庭や社員を抱えておられるお店などは呑気なことは言っていられません。
うちは子供も皆独立し、社員もおらず、なのでまだ気楽でいられるだけのことです。

あ、そうだ。
うちも田舎だけどニュータウン開発で大手さんがドンドン進出してきているのでガソリンスタンド過疎地には絶対になりません(^^;
そこに又悩みが生じます。
GS過疎地予備軍地域の消費者はマスコミの2月危機報道などで地域にあるガソリンスタンドへの意識も変わったと思います。
又転籍さんのようにセルフに改装されたお店のお客さんも、そこで始めて「昔とは変わったのだ」と気が付きます。
でも、いつも利用しているお店が変わらずにあることは、お客さんの意識も変わらない・・・。
「無くなるかも知れない」という危機感も持ってもらえないのです。

無くなってしまえば不便になるはずなんだけど、“車はセルフ、灯油はHC、携行缶だけ(ここらのセルフは大手だけなので携行缶への給油はしません)”みたいな使い分けをされてしまう。。。

私もビジネスライクなほうですから、
「携行缶だけの方には割増料金を貰おう」とも、こうちゃんに言ったことがあります。
もちろん「アホか!」の一言で却下されましたけど(笑)


>ガソリンが高い位は、受け容れるべきだと思います。
これは無理です。

過疎地ということは働く場所は都会ということが多いと思うので、給油はそちらで、ということにどうしてもなってしまいます。
そうして最終的に困るのは車を手放して配達灯油に頼っている高齢者なのです。
こども店長さんの「プロパンがある」発言にも通じることですが、
そんなふうにどうしても弱者へしわ寄せが行ってしまうのです。

>じゃあ、都会に出ればいいんです。

それは無茶というものです。


利休さんとの灯油配達のやり取りで書いたように、過疎地でのガソリンスタンド経営は村民が出資して「おらが店」にしなければ存続は難しいと思います。



転籍さんは特定のお客さんを切り捨てる努力をする。と言う。
当店は既存客を切り捨てない努力です。

ね、こんな風にそれぞれですし、私はそれで良いと思います。

でも本当だったらそんな“努力”ではなく、、技能だとかサービス力向上の努力に力を注げる方が消費者にとっても良いですよね。

元売の背信行為は背信行為。
だから系列販売店も業転混ぜて良いなんてことにはなりません。
もしその理論が通るのなら元売ブランドは必要ないし、当然ブランド料も必要なくなります。
バーターと業転は別物です。

私は店頭にも業界のことを書いた紙(A3用紙)を張り出していますし、お客さんから聞かれたら転籍さんが書かれているように当店の高い値段の理由も言っています。

「それやったら業転取ったらええやん」と言われますが、化管法の説明後「そしたら仕方ないな」そして「うちはそんなん(値段)どっちでもええねん。便利なとこがええ」と、以降も変わらずご利用頂いております。

って、言うかー
系列で業転混ぜてる方こそ

だから業転でも問題無いと説明し、「ウチには化管法の絡みの取引先もないので、安いガソリンを提供するために業転を仕入れています」
或は、
現仕切り格差は中小SS生存不能と全石連会長が言うような業界事情を説明し、「店を存続させるために安い業転を仕入れて(粗利を回復させて)お客様に提供しています」と言うべきではないでしょうか?

違いますか?


でも本当はもうそんなことは二の次です。
書かれたら書き返す、2倍返しだ(←もう古いか?)ですけどね(笑)

>このままでは一部を残して系列もpbも立ち行かなくなると思います。

指輪の魔法使いさんがコメントで書かれているように資本主義の中での価格競争では最後には資本力のない方が負けます。
しかも価格の決定権を握っているモノを相手にしているのです。


>制度や政策のせいにしてしまうのは、ズルイと思います。

様々な問題はありますが、このブログは消費者へ向けて書いています。
上に書いているようなことを理解してもらわない限り、業界の現制度が変わることは不可能ではないかと考えるからです。

とはいえ、消費者からの反応は鈍いのですが・・・(しょんぼり)

>「地域へのエネルギー供給の使命は理解している。だが赤字では苦しい」

手前味噌ですが、利幅を削っても自店の顧客を守りたいと頑張っているこうちゃんも思いは同じ・・・そしてまた全国にはそうした方々が存在しておられる。
それは存続するために業転を取っている系列店も同じです。

そういう3者店のことを知って貰いたいのです。


転籍さんは2者ですが、3者店をお持ちでないので販売店仲間ですし、
方針は違えども転籍さんのお店ですから尊重したいと思います。

本当にこのようなコメントを頂けたこと、感謝しています。
ありがとうm(_ _)m

・・・転籍さん、

♪♪♪ 最後の一行、忘れんとってな~~~~ ♪♪♪