2月14日燃料油脂新聞より
量販上位 セルフが占める トップ10の顔ぶれは固定化
セルフSSは効率的な運営を基本に客数増大と販売量アップに大きな効果を発揮している。
地場業者は、「量販店には価格で集客しているところがある」として、
経営が維持できているのは「元売の子会社か(元売の)息がかかっているところが多い」とみる。
※元売販売子会社へのヒアリング結果によると5社中黒字が3社で赤字が2社。
「緊急時だけの存在なのか」 自治体 地元SS使わず
1月末からの氷点下の厳しい冷え込みで水道管の破損などで断水した家や店舗が相次ぎ、自治体は対応に追われた。
ーその自治体職員から灯油を購入したいという電話を受け、閉店時間を過ぎていたが午後11時まで自治体職員の来店を待ってポリ容器2缶分の灯油を販売した際に、「いつもどこで購入しているのか」尋ねたところ「ホームセンターで購入している」と。
同SSは
「自治体が地元のSSから燃料油を購入していないなんて」
「結局、SSは緊急時などの時に利用されるだけの存在なのか。全国の自治体でも同様のことが起きているのかもしれない」と悲しい表情
※
311の教訓は?
官公需法による政府から地方自治体への「燃料油は地場中小SSで」というお達しの効果も無さそうですね。
ローリー出荷再開 開店SSに給油客集中
5割休業、大勢制限販売
福井市内のある系列フルサービスSSは、9日午後2時台にローリーが到着した。
同SSは「6日入荷予定分が3日遅れで到着した」と話す。
レギュラー、軽油、灯油各4キロリットルの合計12キロリットルが入荷した。
(事前に優先度の高い油種を聞かれ、ハイオクを断念したそうです)
別の系列フルSSも9日に入荷した。
近隣の多くのセルフやフルSSが休業し続けたため、11日には午前8時の開店前から給油待ちの車の行列ができ、開店後も道路をふさぐ形で行列ができて大渋滞となり、地域から苦情が相次いだ。
SSスタッフも泊まり込みが続き、疲労困憊だったため、危険性が高まったと判断、午前10時半に急きょ閉店を決断した。
同SSは「ガソリンが買えるSS情報が会員制交流サイト(SNS)などで拡散し、お客が殺到した」と話す。
とくに11日は嶺北地区の67%の154SSが休業、福井地区(88SS)は7割の62SSが休業した。
閉数少ない営業SSにお客が殺到した。閉店後も出入口のバリケードを破って入ってくるお客がいるなどパニック状態になっていた。
県石商の河部専務理事が地元紙の取材にパニック沈静化を求めるコメントを述べ、翌12日に記事が掲載された。
どうか冷静に。
灯油を求めてセルフSSに行列がー(12日、news23より)
寒さのなか並んで、お客さんが自分自身で給油をして、重たいポリ容器を下げて帰るー
規制緩和以前には想像もしなかった光景ですね。