masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

系列回帰も価格差次第

2018年03月17日 | ガソリンスタンド3

3月14日ぜんせきより


石油協会2017年度SS経営実態調査 後編
系列回帰傾向鮮明に 
セルフ販売数量格差フルの3.4倍

人材流出歯止めかからず  業界全体の従業員0.2万人減

セルフ・フルの経営実態  全油種でマージン悪化

系列仕入れと系列外仕入れ  業転との格差縮小へ

PBへの移行検討の有無  4年連続で前年下回る

後継者不足も依然深刻  廃業理由「老朽化」が最多に


>セルフ販売数量格差フルの3.4倍


安値で集客、量販に成功したセルフ
再投資可能な収益をという機運の高まりでセルフマージン10円超

フルの販売数量100キロリットルとするとセルフは340キロリットル
リッターマージン10円ならフルがガソリン販売で得るマージンは100万円で、セルフなら340万円。
単純計算ですけどね(^^;


規制緩和は価格競争
低マージンで我慢比べ

資本力がモノを言う。




3月16日燃料油脂新聞より

系列回帰で商社扱い減少か 落ち込み続く東京都





業転売り込み皆無に PBセルフと価格差縮小

業界変化で商社系卸業者にシワ寄せ





セルフ ガソリン142~145円が主流


PB-SS仕入れ難に危機感 系列入りなども視野

st31掲示板を見ると全く危機感はないようですが...?




3月17日燃料油脂新聞より


業転格差背景に販売店が系列回帰

大手特約店筋によれば、業転購入の販売店が系列回帰しているという。
市況環境が好転したことをはじめ、系列と業転の価格差が縮まったことなどが背景にある。
さらに特約店が商標権による契約を楯に、勧告(マーク剥奪)を発したことも大きい。
特約店では、取引の正常化が前進したと評価している。

特約店幹部によれば、販売店の業転買いは日常茶判事化しており、目に余る状況にあったという。

特約店ではこれまでも正常な取引のアナウンスを続けてきた。
しかし購入の量は減っても、購入を続ける販売店もあり、最後通告(契約解除=サインポール撤去)をしたところもあった。


しかし今回の締めつけを一部販売店は「脅し」と受け止めており、不満気だ。
「これまでの仕切りでは経営できなかった」と反発する。
さらに業転を売り込んでいるのは特約店で、市況を崩す要因をつくっているのも特約店ーと厳しく批判する。


売れていなくてジワジワと価格を下げている業転玉。
このまま価格差が大きくなれば、また他社買いする販売店も増えるのでは?














系列店向け対策“ないない尽くし”
経営支援金など見込めず 旧JX系からも不信感


これも地場零細には昔から無かったことです。
大手販売業者の実態は、事後調整、戻し、特価があるから経営が成り立っていた。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ef80d2a1fa7e11976e8d014dbd02dac2






沖縄市場 「20円差」楽観視できず 市場内格差を懸念




このブログを始めた当初、
「電気やガスと同じライフラインであり、価格の半分が税金という公共性の高いガソリンに、これだけの大きな格差があるのは異常ではないでしょうか?」とよく書いていました。

でも、電気もガスも自由化され、「安い」「高い」という価格差が出現しました。

残っているのは水道代
市町村によっての価格差はありますが、隣の家と価格(単価)が違うーなんていうことは、今のところはまだありません。








4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (むらっち)
2018-03-19 18:08:32
販売数量ですが、愛知の某SS(元売り看板あり)ではトラックステーションというのもあり、日当たり平均75KL(軽油63KL)ほど売り上げているようです。

どの品物でもたくさん買えば安くなるのと同じで、やはりそれだけ数量出しているSSとなると、あまり数量が出てないSSに比べ卸値に大きく差が出ても仕方がないことではないか?と思います。

もちろん、警告問題の時のように仕入れ値を割る価格で販売するのは問題外ですが、コストコと張り合ってたユニーオイルも数量出してますから(直接張り合ってた常滑は50kL/日は出てますし)、価格的にも交渉力があって結果として安く出来るのは仕方が無い事で、仕入れ値を割らない範囲でマージン削って安く売るなら企業努力の結果と個人的に思います。
価格に付いて来れないからと周りのSSが文句だけ言っているのはおかしい気がします。(文句があれば価格を合わせればいいだけ)
返信する
むらっちさん (masumi)
2018-03-20 19:00:30
>日当たり平均75KL(軽油63KL)ほど売り上げているようです。

凄いですね☆!
それなら今の燃料油マージンの回復機運には笑いが止まらないでしょうね。

>トラックステーションは一日平均軽油63KL・・・

当店の軽油の地下タンク容量は4KLしかないので、もし当店が1日に63KLを売ると仮定すると、元売のローリーに毎日16回荷下ろしして貰わないといけない計算になります。
1回の荷下ろしに約30分掛かるとすると・・・
つまりあの大きな元売のローリーが1日中この狭いフィールド上にある...

ある意味「営業妨害ですか?」みたいな感じになっちゃいますね
返信する
続き (masumi)
2018-03-21 10:52:19
>文句があれば価格を合わせればいいだけ

価格を合わせるには仕入れ値が同じように「安値」である必要があるわけですが、残念ながら先のコメントで書いたように“規模”(施設・資本)の面から小規模店が数量インセンティブを受けることは不可能です。


先程「病院は重要施設」というタイトルで記事を投稿しました。

全石連がいう“災害時の最後の砦”を守るためには、「大き過ぎる価格差」がもし純粋に企業努力の結果だとしても、問題の方が大きいように思います。
返信する
Unknown (むらっち)
2018-03-21 19:14:08
masumiさま
ここに記載しましたトラックステーションですが、軽油40KL×2、レギュラー40KL、ハイオク20KL、灯油10KLの計150KLの地下タンクがあり、24時間スタンドなので朝4時、朝9時、14時の3回荷卸しで26KLローリーフル満タンで持って来てます。

しかしながら、これだけ出るスタンドだとローリーが大幅に遅れるとヒヤヒヤすると店長が言ってました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。