7/9 燃料油脂新聞より
仕切り事前調整がまん延
一部元売のガソリン外販仕切価格が地域や特約店ごとに異なり始めている。
ここでいう地域とは、製油所地域限定。
★昔は事前調整ではなく、事後調整が行われていました。
でもそれは、その地域ごとの市況に合わせて行われていましたので、販売店にとってはまだコチラの方が良かったのではないかな。
※“地域ごと”というのは消費者のためにもなっていたと思います。
今の事前調整は、地域は製油所地域限定だし、主に数量によるインセンティブなので大きな企業に利がある。
それ故、大は更に強大になっていける仕組み。
※公平公正を謳った新価格体系導入ですが、実際はインセンティブによって特約店間でも格差が生じている。
そして、それは、数量の出ない地域は見捨てられるという事です。
だからガソリンスタンド過疎地が生まれる。
それから、
公平公正、透明性を謳って導入された新価格体系で、元売の仕切単価がマスコミ等で公表されるようになりました。
(仕切が公表される商売なんて他にありますか?)
しかし、その公表された仕切りは、特約店向けであって販売店向けではないということ。
新聞に掲載された元売の仕切り価格を見て、それが販売店へ卸される値段だと勘違いする消費者も居る。
特約店マージンや地域により異なる運賃が加算されることなど、想像すらしてもらえない。
しかも、“販売店に課される”特約店マージンも、1円未満のところから4円強のところまで様々です。
「元売→特約店」 この間にはインセンティブという仕組み
「特約店→販売店」 この間には特約店によって異なる中間マージン
今の仕切体系は、公平公正でも透明でもありません。
消防法遵守徹底を 「危険物取得者常駐に疑問」
消防法でセルフSSには危険物資格取得者(乙四)一人の「常駐」が義務付けられている。
(休憩もあるので、法を守ろうとすれば最低2人は資格保持者が必要なはず)
高松市内の特約店幹部
「燃料油販売主体のセルフは一人体制の店が多いようだが、消防法をきちんと守っているのだろうか。一人分の人件費をカットし、その分安売りされたのでは、法律を守り人件費をかけている店の経営が厳しくなるのは当たり前だ。いくらコスト削減といっても法律に違反してまでコストを削減し、安売りするのは問題だ」と指摘し、行政当局による厳しい対応と措置を要望している。
※時間によっては“無人”のセルフも多そうです。
こういう事例もありますしね・・・
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ec15c73bc98935aba4f6df93736da674
そして、公表されていた仕入れ価格が、上げ幅下げ幅に変わったことで、より公平公正ではなくなりました…
直接目視で監視する人間1名とコントロールブースに詰める人間1名。
乙四保持者は1名でも可だが、常駐は2名。人数を書かず状況に応じて適せん増員するなんていいかげんな予防規定出してるとこもあるようですが・・・
顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所に係る運用
について(通知)
ttp://www.fdma.go.jp/html/data/tuchi1003/100313ki25.html
内容抜粋
第6 予防規定に定めなければならない事項
(1) 監視等を行う危険物取扱者及びその指揮下で監視等を行う従業者(以下「危険物取扱者等」という。)の体制
25号通達で監視者1名でも可みたいな通達出したのが問題。
元売は自分の勝手で仕切体系の改定を行い、ブランド料を一気に倍の4円なんかにするし、市中買いみたいなものもあるし・・・
どう転んでも、元売さんだけは無傷どころか・・・・
はい。
これも私は業界側から何らかの働きかけがあったのではないのかと・・・(¬、¬) アヤシイナ
だって行政側からわざわざ規制を緩めるなんてコト・・・あり得ないでしょ
で同じような通達がぼこぼこ出て、当分してから完全版が出てくるような感じ。
平成10年の25号通達とういのはセルフの運用の指導要綱のほぼ基準とされる通達なんですが、一番最初の通達は免許の有無にかかわらず店側の人間はフル同様に自由に給油できるとか(これは以後改正された)
計量器の構造が違うので運用上出来る訳もない時間別のフル・セルフの運用などが書かれていたりします。
これ単体では齟齬はありませんが他の通達を適用しようとするととんちんかんな話になるものの1つが常駐人数です。
途中で改正されていってますので順次まともになってきてますが。
所詮、最後は管轄の消防本部の指導次第ということなんでしょうがね。
消防の通達は保安講習の時に見るくらいで・・・オハズカシイ