ブログ開設2009年6月29日
本日から5年目に入ります。
今朝の空(南天の木)
このブログの目的である「規制緩和以降のガソリンスタンド業界の実情を知ってもらう」も少しづつでも叶っていると思います。
公取委、給油所の安値調達容認...日経に、こういった記事が載ったということは、“業転玉”の存在が確実に公にされたということです。
安値のセルフに価格追随していた(している)地場の3者店は、
品確法違反にもなる“正規ルート以外のガソリンを仕入れていた(仕入れている)”ということが消費者に知られる、ということでもあります。
(※現在、安値に追随することは止めていても、)
又新たに「高値店はぼったくっていたわけではない」と、知ってもらえるでしょう。
けれども前記事に書いたように、“公取委の見解や元売への求め”は全く喜べる話ではありません。
公取が業転調達を容認するように元売に求めても、元売がそれを呑むかどうか・・・
例え呑んだとしても、恐らく業転の存在が公にされたことで、逆に他社買い(業転調達)に対してのペナルティが厳しくなるのではないかということも予想されます。
例えば今までは目を瞑っていた系列販売店の多少の他社買いに対しても、
今後は1滴でも業転玉を仕入れたら(仕入れることは公取からの指導で認めたとしても)、即、品確法の軽減措置を取り消すだとか、
当然、業転玉を混ぜた店に対しては試験成績分析表の類は発行しないでしょう。
あと業転購入の割合によっては元売カードの手数料を値上げするだとか・・・
(代行給油手数料は下げるとか)
兎に角、表には見えない部分で何がしかの手を打つのではないでしょうか。
※今までもそうですが、この「表には見えない」というのが困るのです。
それから「業転玉は一時凌ぎにしかならない」
ずっと書いてきましたが、st31さんの掲示板でもまいどさんがこう書かれました。
>業転より安い仕入、実態のつかめない仕入のセルフに、どうやって立ち向かうのですか?
***お知らせとお願い***
初めてご訪問くださった方へ
このブログの一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
「masumiノート Tカード」というふうに、「masumiノート」にプラスして「業転」「仕切り格差」「差別対価」「発券店値付けカード」「担保問題」「不良債権の軽油税還付不公平」・・・とキーワード検索して頂ければ大概のことは記事にしてあります。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降のガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。