masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

分断

2012年11月24日 | ガソリンスタンド

11/24 燃料油脂新聞より



元売各社 市場への影響力を一段と強める背景

JXによる一光の完全子会社化、コスモ石油が双日エネルギーを完全子会社化するなど元売各社が市場への影響力をますます強めている。
ガソリン減販時代を迎えているからこそシェア確保、ガソリン量販に突き進んでいるようにも受け取れる。

「生き残るのは元売販社、大手広域ディーラー、大手燃料商社、そしてPB(プライベートブランド)SSぐらいだろう。
このままでは地場SSはジリ貧する一方だ」

***

元売は本当に我々のような個人経営の3者店を切って捨てたいんだね(--;

でもそれは、その店を利用している消費者を切って捨てようとしている、ってコトなんだよ。





業転購入に締め付け 「自己防衛もできない」

「業転を買っていたのは系列玉が高すぎるため。
同じ元売系列のSSがうちの仕切り並みの価格でガソリンを売っている。
業転を買うなと言うなら系列玉の仕切りを見直すべきではないか」

「元売が品質維持計画の認定はしないというのなら自前で検定を受ければいいだけだし、
業転の仕入れ量を倍にすればその費用は十分に捻出できる」


***

元売が品質維持計画の認定をしなくても、サインポールはそのままだし元売カードのお客さんもゲットできる。

消費者にはそのお店が業転玉を混ぜているかどうか、元売から認定をしてもらっているかいないか、外から見ただけでは分からない。

業転玉を混ぜていたって認定している場合もあるしね(==;

だから系列100%仕入れで高値で売るしかない販売店は困るのよ。
「値段の違い」の説明が付かなくなるから。



元売が業転玉を仕入れている系列販売店に対してチグハグな対応をしているのには理由がある。

それは、我々販売店が一つに纏まらないように分断させておくためなんだ。


業転玉を仕入れている全ての販売店に対し、もしもキッチリと同じ対応をして一切業転買いを許さなければ・・・

・・・(ガソリンスタンドカテゴリーの)前記事にあるように、給油拒否というストライキの呼びかけに賛同する販売店が多勢を占めて、社会問題に発展する可能性だって出てくるからね。





維新の凋落

2012年11月24日 | こうちゃんの独り言

維新、衆院選で241人擁立は困難…橋下氏(読売新聞) - goo ニュース
2012年11月24日(土)12:11

 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は24日午前の読売テレビの番組で、単独で過半数(241人)以上としていた衆院選の候補者擁立目標について、「目指しているが、現実的にみんなの党の数を足して考えるということになる」と述べ、維新の会単独では実現は困難との見通しを示した。

 橋下氏は、みんなの党の渡辺代表に対し、衆院選前の合流を呼びかけているが、渡辺氏は否定的な考えを示している。

**********

241人?
いつの間にそんなに増えたのかな?
公開討論はどうなったんだ?

最初の41人くらいまでしか知らないなぁ・・・

橋下くんは言っていることが最初と180度違うよな。

始まる前からこれでは、もし橋下くんが政権を取ったら思い遣られるなぁ・・・
一体どうなることやら。

恐ろしくて“白紙委任”はできないよね。


「みんな」の渡辺くんの方が骨があるかな?
「維新」は骨粗しょう症かな?

ご老人と組んだから(爆)


骨粗しょう症も外からは見えないからなぁ・・・

威勢(だけ)が良い外見に騙されないようにしないとな。



ストライキの提案

2012年11月24日 | ガソリンスタンド

「ガス欠したからこれにガソリンを入れてほしい」

徒歩で来られた方が手にしていたのは4リッターのオイル缶。

その缶にはガソリンをお売りできないこと、預り金をお預かりした上で携行缶をお貸ししていることをお話しましたが、手持ちのお金が無いとのコト。

こうちゃんと暫く話をしていましたが、結局そのままお帰りになりました。

・・・・・

「ホンマは何も言わんと、あの入れ物に入れてやった方がこっちも楽なんやけどなぁ・・・
ぐちゃぐちゃハナシするのも面倒やから、ああいうガス欠みたいな場合はこれからは入れてやろうか・・・」

こうちゃんは後でそう言ったけど、masumiさんはx_(・ェ・)ダメダメ(・ェ・)_xです。

「そら、その方がこっちも嫌な思いしなくて済むし楽やで。だけどそれはアカンわ。
都合の良い使われ方するのはもう嫌やし、消費者にも不便を感じて貰わないと、うちらみたいな店の置かれている状況も分かって貰われへん」

・・・・・

セルフ解禁以降、貸したモノを返さない人や礼儀に欠ける人が増えました。
人員も居なくなりましたのでお客さんのトラブルにも以前のように“駆けつける”ということが出来なくなりました。

それを分かってくれるのは、以前から変わらずそのお店を利用し続けてくれている方です。


セルフを利用するようになった方は以前と同じ感覚でフル店をみているようで、自分がガス欠や脱輪などドライブ途中でトラブルが起きたとき(だけ)、フルを頼り、それが頼りにならないと分かると、「それでもフルか」などと不愉快になられます。


灯油の小口配達と同じです。
ずっと変わらず顧客であり続けて下さっている方へは、こちらも出来るだけ何とか応えようと努力しますが、そうでない方への対応は、申し訳ありませんがお応えできません。

親切にしたくても出来ないのです。


*********


さて、表題の「ストライキの提案」ですが、残念ながら私の提案ではありませんし、そして又、実現不可能だと思っています。

だけど、
消費者の皆さんに知っていただきたいのです。


「そこまで思うほどなのだ」ということを。


11/24 燃料油脂新聞より

不合理な流通経路が経営圧迫 「最終手段は供給拒否」

元売系列と無印系で最大リットル15円を超える価格差が恒常しつつある県内で1店舗を運営する3者店が
「山間部を含め、地域社会の隅々にまで生活に不可欠な石油製品を供給している我々の存在が、国内での安定供給の一翼を担っている。
それを無視して不合理な流通経路がいまだ放置されていることに怒りを覚える」と指摘し、

「3者店を潰すような販売施策が続くようならストライキでも起こし、販売を中止するくらいの決意が求められている」
と零細業者同士の結束を呼びかける声が聞こえている。


「供給元売と資本関係にある販社店は数量に偏重した販売政策を実践し、安値店に対抗する販売戦略を継続して展開している」

数店舗を運営していた3者店主は
「公正で公平な市場環境が整備されたといわれるが、まったく違う。
業転相場との価格差が解消されないまま一方的に卸価格が決められ、すべての経営責任を“自己責任”の言葉で片付けようとしている。
ところが根本的な問題は何一つ解決していない」と不満をあらわにする。

「差別対価、不当廉売という第三者機関による問題解決も見通しは暗く、
我々に残された道は社会問題になるまで石油製品の販売を中止し、主張を訴えていくしかない

と他社に賛同を呼びかけ

「特約店ではない零細事業者による団結」を新たな組織としての必要性を訴えている。


関係者は
「多額の設備投資、非効率な配送業務、雇用の確保など地域経済や社会へ密着してきた。
その我々を排除するような販売戦略が繰り広げられ、すべてのしわ寄せを押し付けられている」と問題提起し、賛同の意向を示している。


**********


>「特約店ではない零細事業者による団結」

それが「組合」だと思うのだけど・・・
こういう時の「組合」だと思うのだけど・・・


>「供給元売と資本関係にある販社店は数量に偏重した販売政策を実践し、安値店に対抗する販売戦略を継続して展開している」

st31さんのところに丁度このような書き込みがされていました。

No.16401 2012年11月24日(土) 12:12:19
comments:

本日、JX子会社レギュラー132円の看板。
132円=125.7円(税抜き)

今週のJX先行指標68.0円
運賃1.1円
68.0円+53.8円+4円+1.1円=126.9円
仮にボリュームディスカウントが1円あったとしても

仕切り割ってるじゃ~ん

**********

元売の子会社や広域業者のセルフなど、「安値看板」に客足を奪われて敗退していった地場の販売店。
今生き残っている販売店でも、系列100%仕入れの販売店は疲弊してしまい、いつ廃業となってもおかしくないような状況です。

だけど、大手業者のセルフが残ったって仕方が無いのです。

地域の工場や車を持たない世帯への“配達業務”を担ってきた地場の販売店が営業を継続できるようでなければ意味がないのです。


安値店があるのが得なのではなく、
エネルギーとしての燃料は全国どこでも同一価格で安定供給を受けられることこそが大切なのです。









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