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信州上田の旅 5 別所温泉「南條旅館」

2022-03-24 16:21:43 | 国内旅行

3月3日 続き

さて、本日別所温泉でお世話になるのは北向観音から徒歩5分ほどの「南條旅館」さん。
 
入り口の大きな石碑に「浩宮皇太子殿下ご宿泊処」とあるが、今上のだいぶ若い頃にいらしたらしい。

 
ロビーはなかなかシックな造りで
 まずはウェルカムのリンゴジュースをいただいたら記帳をして部屋へ。

通されたのは2階のエレベーターに近い一室。
 
横長の10畳+ソファスペースの部屋は明るく、バス・トイレ付き。
口コミでは部屋が古いなんて評判もあったが、昨日の明治のお部屋から来ると昭和くささも十分新しい(笑)。
入った時にお布団の敷かれていない部屋は最近では少数派になった。

全23室の宿だが館内は増築を重ねたらしく、同じ2階にある浴室までは廊下を曲がって曲がって、と思いのほか遠い。
 
浴室前の洗面台が並ぶ所には椅子、テーブルが置かれ、ジャズが流れて努力の跡が見える。

 
脱衣所は広々と清潔で浴室内にはシャンプーがいっぱい。
 
少し緑がかったお湯は湯面に少し湯の花が見え、硫黄泉だけれどなんだかかつおだしのようなにおいがする。
内湯は40℃ほどの適温、外には石壁に囲まれた小さな露天もあるが、こちらは38℃ほどとさすがに外ではぬるすぎる。

食事は3階の食事処なので指定した時間に行くと
 天井からの布で仕切られたテーブルはたくさんあるが食事の用意がされているのは一つだけ。なんと、今日もこの旅館が貸切なのだ。

まだ入ったばかり、とちょっとぎこちないお姉さんにサーブされつついただいたお料理。
 
七苦離籠盛りという前菜には野沢菜や上田産みどり大根が使われ、チーズの中に蜂の子が面白い。
 
3月3日の土瓶蒸しはハマグリ入り、お造りは信州サーモンと信州大鱒のカルパッチョ。
 ゆり根饅頭をおいしくいただき
 
鶏のお鍋は信州みそ入りのデミグラスソースとちょっと変わっていて、中の具を食べたら御飯とチーズを入れてリゾットにしてくれる。
 最後の杏仁豆腐もとてもおいしくて、こちらはお料理も信州らしく、かつ特徴を出そうと努力していると思う。
 ロビーでコーヒーや紅茶類が飲み放題、部屋に持って行けるように紙コップも用意されている工夫もありがたい。

夜も朝も当然お風呂を独占して
 
また一人の朝ごはんは最近苦手だったお粥がおかわりしたくなるほどおいしく、お豆腐の豆乳鍋も良かった。

チェックアウトの際には「一人で寂しくてすみません」なんて言われてしまったが、こちらこそ一人のために電気や暖房をつけていただいて恐縮してしまう。
お風呂が混雑している宿なんていやだけれど、そこそこの賑わいはやっぱり必要と実感した。


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