Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スコットランド紀行 6 Dornoch

2024-06-19 15:34:12 | ヨーロッパ

5月21日 続き

ネス湖畔を離れたらさらに先へ、今夜の宿に向かう。

ハイランドで一番大きなインヴァネスの町を通るかと思っていたが、ナビに従っていたら農地の間を走るローカルな道に入ってしまった。
 
が、道路脇も周りの丘も真っ黄色のハリエニシダでいっぱい。ここまでのシャクナゲのピンクが黄色に変わってとてもきれい。他に通る車もほとんどなくて、実に気持ちのいいドライブ。

 
深く切り込んだ浅い入り江にかかる橋を渡り、少し行くと砂岩造りの家が並ぶDornochの町に入った。

有名らしいゴルフ場の脇を通ってちょっと行くと門の奥に今夜の宿があった。
 
こちらWoodlandsは看板にもB&Bとあるが、名前に似合わぬ立派な建物でびっくり。
 
通された部屋も広く、バスルームの設備も新しくて、きれい好きの同行者は大喜び。

さて、この宿に到着したのが17時半。外はまだまだ明るいが、問題は食事をする所。
こちらはB&Bなのでレストランはなく、町で一番評判がいいらしいイタリアンは満席で予約が取れず、他にいくつもない店は火曜日で休みらしい。
宿のマダムに聞くとどうやら町のパブかフィッシュ&チップスしか選択肢はなさそうなので早速お出かけ。
庭の奥の林を抜ける近道を行くとすぐに商店街に出ることができた。

 
とは言え18時を回った時刻ですでに通りに人影はなし。
 
墓地の壁には「6世紀の教会跡」の表示が見えるが、その奥の大聖堂は13世紀の創設、現在の建物は19世紀のものらしい。

少し行くとひっそりした商店街の中に目当てのチップス屋を発見。
 
中は壁沿いにカウンター席がいくつか並ぶだけのそっけない造りだが、店のお姉さんは親切。
壁のお品書きを見るとフィッシュ&チップス一択かと思いきや
 おお、ムール貝があるではないか。
 
ということで自分はクリームソースのムール貝。使い捨て容器とは言えフィンガーボールまで付けてくれて、ソースはいささか塩辛かったが、ムール貝は身がプリプリで満足。
同行者の魚も味見させてもらうと新鮮でおいしかった。

しかしこの店、19時には閉店ということでこの後続々と駆け込みのお客さんでいっぱいに。
田舎の町で外食は大変、とこの後さらに実感することになる。

食後は腹ごなしに町をちょっと見学。
 
中心の広場の周りに古い建物が並んでいて、中で目立つ塔のある建物は元司教邸、現在は高級ホテル。
 
元刑務所はデザイナーズショップ、元警察署も今は一般の家屋になっているようだ。
 
レストランや住宅もかわいくて、近くにはビーチもあるらしい。
天気のいい昼間にこの町に来れば印象も随分違うだろう。

宿に戻ったら静かな部屋でゆっくり休ませてもらい、翌朝は1階のキッチン脇で朝食。
 
今日はベイクドビーンズも付いて、ますますお腹いっぱい。


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コメント
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