Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

16年初冬の北海道 7 網走天都山

2017-01-09 17:50:44 | 国内旅行
12月2日

青空の見える網走の朝。
 
お仕事の皆さんはもう出かけてしまって、静かな食堂でしっかり朝食をいただく。

ホテルをチェックアウトしたら荷物を預けに網走駅へ。
 
立派な看板の駅名が縦書きなのは「刑務所を出所した人が横道にそれずにまっすぐに歩いて行くように」と言う意味だそうだが、構内には鉄格子の顔出し看板なんてものまである。

駅前からバスに乗って、やって来たのは網走市を見下ろす天都山のてっぺんにある北方民族博物館。
 
テントのような入口から入り、常設展に向かうと
 
中は思ったより広くて、アメリカのイヌイットから北欧のサミ、シベリアの諸民族からもちろん北海道のアイヌまで、民族ごとではなくテーマごとに展示されているので横並びに見られるのがとてもおもしろい。
 
アザラシの腸や魚の皮、樹皮でできた服など特に面白くて
 
いろいろなスプーンが並んでいるのも妙にツボ。
  
市内のモヨロ遺跡出土の品々も興味深いが、6~11世紀にこれらを作った「オホーツク文化人」はアイヌ人とイコールではないらしい。

失礼ながら想像よりずっと立派な展示のこの道立博物館、他に見学者がほとんどいなかったのがもったいない。

 ここからは車も通らない道を10分ほど歩いて
 
すぐ隣のオホーツク流氷館へ。
 博物館よりさらに立派な建物で、こちらは観光バスのルートに入っているので中国人やら日本人やら団体さんでいっぱい。

地下展示室が人でごった返すなか、「今なら空いてますから」と誘われてまずは-15℃の流氷体感室へ。
 
中には本物の流氷があって触ったりもできるのだが、風がないと-15℃もさほど寒いとは感じない。
しかしそんな中で入る時に渡された濡れタオルを振り回すと
 さすがに凍ってピンと立つ。おもしろい。

この外にはオホーツクの生き物のミニミニ水槽があって
 
かわいいフウセンウオや
 一時期もてはやされたクリオネもいる。
しかしこいつは小さいうえにちょこまか動くので写真に撮れない!

 さらにお姉さんの説明を聞き、ここの自慢の映画を見たらさすがに本物の流氷が見たくなった。すごく寒そうだけれど。

そうこうするうち団体さんは一挙に消えてしまい、静かになった館内を屋上の展望テラスへ。

向こうに見えるのは流氷の来るオホーツク海、その先に見えるはずの知床の山は雲が出てしまって残念ながら見えない。
 反対方向、白いグラウンドが見えるのは網走刑務所であろう。

見晴らしはいいが風が吹いて寒いテラスは早々に退散。
 ロビーで鶏唐揚げなどつまんで、次は網走のメインアトラクションに行こう。 
 

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