Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

モロッコ周遊 4 フェズの家庭料理レストラン

2012-05-27 16:50:47 | 中近東/北アフリカ
4月28日 続き

メディナ観光の後、部屋で一休み、7時半になったところでパティオに下りていく。

今夜の夕食はレストランに予約を入れてあるのだが、フェズのメディナ内にある店は迷子にならないようにお迎えに来てくれるのだ。

やがてやって来たのは皮ジャンを着込んだ若いお兄さん。
「レストランまでどのくらいかかるの?」と聞くと、「2時間・・・ワハハ」と冗談を飛ばす。

歩いていくのかと思ったら車に案内され、市壁の周りをぐるっと回って、おそらくは我々のホテルとは対角線上にあるあたりの駐車場に停車、そこから少し坂を上がって路地に入りこむ。

  自分たちでは絶対に行きつけない、これが入口。
レストランの名前は Dar Hatim 

オーナーであるお兄さんの自宅を改装したレストランだそうだが、我々には十分に立派に見える。
 
  

メニューはコースのみ、メインの違いによって値段も違うが、4人いるので4種類頼んでみる。
 ← クリックすると大きくなります。

まずパンとオリーブに続いてやって来たのはフェズ風と言うサラダ。
  
次々に12皿もやって来るが、ナスやニンジン、ポテトに豆類。どれもゆでただけ、煮ただけという簡単な料理法ながらとても優しい味付けで素材が生きている。

 野菜のクスクスも大ぶりの野菜がおいしい。

 魚のタジンはタラのような白身の魚のトマトソース煮込み。オリーブと塩漬けレモンがのっているのがモロッコ風。

 七面鳥の串焼きは付け合せのご飯に甘いアーモンドの粉がかかっているところがモロッコ。串焼きの方は柔らかくておいしかったが。

 当店自慢の一品というパスティラの中身はチキン。シナモンが効いてとてもおいしいが、これまたパリパリのパイ生地に粉砂糖がかかって甘い。
モロッコ料理は甘いのが特徴なのだろうか。

 だからかデザートはフルーツのみであっさり。
料理が甘い場合には甘いデザートは必要ない。

この店の料理はオーナーのお母さんと奥さんが作っているそうだが、まさに家庭料理と言う感じで毎日でも食べられそうな飽きのこない味。

 双子の子供がいるという、これがオーナー。
次々と送迎をこなし、合間には食事中のお客さんに気を配る。接客は明るい奥さんが担当し、ウェイターをしているのはお兄さんだろうか。家族で一生懸命働いている様子が実に好もしい。

食後はまたホテルまで車で送ってもらって、ツーリスト向けでやや割高ではあるかもしれないが、楽しい夕食であった。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (霧のまち)
2012-05-28 00:51:26
私が以前 食べた料理と似てますね。
やっぱり食器は これなんですね。 少し前にブログに書きましたが 日本のものに何だか似ている絵柄ですよね。
こうして見ると…日本って もの凄く食のヴァリエーションが豊かですよね。 工夫がされてるといいますか…。
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霧のまち様 (Lunta)
2012-05-29 11:53:18
モロッコ料理は料理本も買ってみましたが、結局クスクスとタジンと串焼きのバリエーションがあるだけなんですね。
スパイスの使い方などにこだわりがあるのでしょうが、日本料理の多彩さに比べるとあまりにもシンプル。
おいしかったけれどちょっと拍子抜けでした。
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Unknown (miriyun)
2012-06-03 08:59:08
やはり、旅行社で決められていく旅行社用レストランときちんと家庭料理を作っているところでは違いが大きいですよね。
 大きな野菜入りのタジンもやさしい味付けの煮込みも好きです。おいしさの違いが写真からも伝わってきますね。
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miriyun 様、 (Lunta)
2012-06-04 10:34:45
モロッコ料理は家庭料理こそがおいしいと言われるそうですが、バリエーションがあまりなく、手の込んだ料理でもないので、丁寧に時間をかけたものがおいしいのでしょうね。
日本でも家庭料理を伝統家屋で外国人向けに出すところはあるのかしら。受けそうですよね。
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