Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スコットランド紀行 11 Ullapool ~ Shieldaig

2024-06-29 17:23:02 | ヨーロッパ

5月24日

アラプールの宿の広い居間には隅に朝食スペースがある。
 
パンやシリアルにフルーツ、冷蔵庫にはミルクやヨーグルトが入っていてすべてセルフサービス。
 外を走り回っていた鶏の卵が登場しなかったのはちょっと予想外だが、食後は鍵をフロントに置くだけでオーナーの顔を見ることもなくチェックアウト。イギリスのB&Bは合理的で、決して嫌いではない。

今日も残念ながら低い雲が垂れこめる天気。
 
NC500のルートは入り組んだ海岸線に沿って走るが、我々は今日が最終日、エジンバラまで戻らなければならないので内陸にショートカット。

しばらく行った所でトイレを借りようと鉄道駅に寄った。
 Achnasheenという小さな駅は無人駅。
 
せっかくだから、とホームに出て見学していると、タイミングのいいことに列車が入って来た。
その列車がこの小さな駅に停車、見るとなんと豪華列車のThe Royal Scotsman!

シックなえんじ色の車体に、最後部にはデッキがある。
 
駅の高架橋から見ると10両連結はホームから遥かにはみ出している。

乗客が列車から降りることはなかったが、車掌さんとスタッフが降りて休憩していたので聞いてみると、今回のツアーは4泊5日。10両編成で乗客はたったの36人にスタッフは15人もいるとのこと。HPで見るとお1人様最低10,000ポンド、日本円なら200万円。車内をじろじろ覗くわけにもいかず、いずれにしろご縁のない列車だ。

駅を出たら峠を越えてまた海岸線に出るルートを取る。
 峠からの景色が見事。
 
細い道をバイカーたちと一緒に下りて行く。

道路脇にも羊が出没。
 
ちょうど子羊のいる時期で、母親の後について歩く姿がかわいい。


やがて見えてくるのはLoch Torridonの入り江。山には相変わらず雲がかかっているけれど
 穏やかな海辺がなんともいい感じで
  
 
Shieldaigの村は海に面して一列に並ぶ家々がかわいい。

 
村のはずれにはカフェがあるので、キャロットケーキで一休み。

家並みの途中にはスモークサーモンの看板が見えたので寄ってみると、作業場らしき小屋の前に発泡スチロールの箱を出して商品を売っている。
  
 そこで友人のお土産にしようとサーモン(200g、£11)とスモークチーズ(£4.6)をお買い上げ。これが帰ってから食べてみると塩加減と言い、燻製加減といい絶品で、今まで食べたことのあるスモークサーモンで一番おいしかった。ああ、もっと大きいのを買えばよかった。

 
NC500の残りもわずかだ。


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コメント (2)
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