Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

チロルの旅 7 墺・伊国境越え

2024-08-30 15:46:46 | ヨーロッパ

7月14日

朝食後にホテルをチェックアウト。
 ここまでは大型タクシー2台を使っていたが、ここからはミニバス1台で移動する。

ウムハウゼンを出た車は小さな村をいくつも通り過ぎながらエッツタール谷を南へ下って行く。
谷のどん詰まり近く、オーバーグルグルからは山を登って行って
 
ホッホグルグルの有料道路料金所でトイレ休憩。立派な建物があるのはモーターサイクル博物館。というのもこの道はツーリングで大人気だからだそう。

  
 目の前には3,000m越えの山々の東面がそびえ
 
眼下はエッツタール谷。右手がやって来た方向、左手が谷の突き当り。

 この料金所を過ぎてしばらく行った所で道端に車を停め、ここから歩いて国境を越えることになった。
 川べりを歩いて行くと
 
牛さんたちがのんびりしている。

しかしこの川べりはぬかるんでいて歩きにくい。そこで道路の反対側の山を上って行くことになるが
 
えっ、ここを上がるの?という斜面に実は道がついている。アルペンローゼが山肌を赤く染め、

その他の花々は小さく地面にへばりついて、イワカガミも見えた。

しばらく上って行くと眼下のワインディングロードがよく見えてきた。
  
 
車やバイク好きならなるほどこの道は楽しかろう。

我々の終点は山の上の山小屋。
 
下の道からずっと上って、1時間半でやっと到着。

ここがオーストリアとイタリアの国境になっていて、ピラミッドも片側はドイツ語、もう片側はイタリア語。
  
 
雪渓も残るここで記念写真を撮ったが、風の吹く標高2,509mの峠は気温が8℃。寒い!

峠のすぐ下には立派なレストハウスがあって、駐車場にはバイク野郎がいっぱい。
  
ここで車に乗り込み
 この後はイタリア側の山道をグングン下りて行く。

下りて行くにしたがって緑が鮮やかになり、かわいらしい山小屋風の家がたくさん見えてくるが
  
  
イタリアに入ったとはいえホテルや店の標記はドイツ語、あちこちに見える旗は紅白に鷲の紋章のチロルの旗。
頻繁に国境争いのあったこの南チロルという地域、第一次世界大戦後からはイタリア領になっているが、地元民の意識はイタリア人というよりチロル人らしい。

山道を下ると気温は上がり
 
周りはリンゴ畑とブドウ畑だらけになった。


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2 コメント

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Unknown (青空の向こう)
2024-08-30 20:37:31
こんばんは。

歩いて国境を越えるなんて楽しそうです😀
素敵な企画をされる旅行会社ですね♪
返信する
青空の向こう様、 (Lunta)
2024-08-31 09:37:13
この日のハイキングは当初の案内ではもっと軽い内容だったのですが、現地ガイドの提案で国境越えになりました。
この旅行社はユニークなルート作りと現地での融通が利くところが気に入っています。
返信する

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