[10月5日10:00.宮城県仙台市泉区 アリスの研究所・事務室 敷島孝夫、シンディ、マリオ、ルイージ]
「はい、もしもし。アリスの研究所です」
敷島が事務室で事務作業をしていると、外部から電話が掛かって来る。
「……あ、これはこれは、法道企画の池田さん。いつも、お世話になっております。……あ、はい。その件でしたら、まもなく資料が出来上がりますので……はい」
いつもの光景だ。
「それでは、今日のお昼過ぎまでに……」
しかし、その外では……。
「準備できたよー!」
鏡音リンが何か言う。
パパパパパパパパパン!(マシンガンの発砲音)
「ちっ、やっぱりマシンガンだと命中精度悪いなー」
シンディが首を傾げながら言った。
撃った先はダミー人形。
しかし撃ったのは実弾ではなく、模擬弾である。
右手をマシンガンに変形させていたのを今度はショットガンに切り替える。
「え?マシンガンの音がした?い、いや、違いますよ。ちょっと外で、道路工事やってるもんで……」
敷島は引きつった顔をした。
ズダーン!ズダーン!(ショットガンの発砲音)
「うん。これはいいんだけど、遠くからだと威力が弱いね。リロード時間もちょっと長いから、これも……」
シンディは今度はライフルに変形させた。
「違います!ショットガンなんか発砲してませんって!いや、大丈夫です!次はライフルなんてことは……」
研究所は今日も平和。
[同日12:00.アリスの研究所・ダイニング 敷島、アリス、エミリー]
「エミリー。シンディに言ってくれよ。朝っぱらから、銃ぶっ放すのやめてくれって」
「イエス。後で・言っておきます」
しかし、近所からクレームが出ないというのが凄い。
既に慣れたか、そもそも隣家がどれかも分からないくらいのド田舎だからなのか……。
敷島はズズズとうどんを啜った。
「テレビ点けるぞー」
敷島はピッとリモコンでテレビを点けた。
〔「……功徳無しの罰だらけを訴える作者、雲羽百三氏の進退について、ある消息筋は……」〕
ピッ。(チャンネルを変える)
〔「来週から放送開始の新ドラマ、“東方永夜抄”!今日は蓬莱山輝夜演じる、いま期待の新人女優……」〕
ピッ。(またチャンネルを変える)
〔「皆さん、こんにちはー!奥の細道テレビショッピングのお時間です!」〕
ピッピッ。(チャンネル変えまくる)
「ちょっとタカオ、ころころチャンネル変えるのやめてよ」
「面白い番組やってないんだよ。うちのボカロの誰かでも出てりゃなぁ……」
〔「……八意永琳演じるのはAKB48の……」〕
「この仕事をタカオが取ってくれば良かった話じゃない」
「悪かったな!オーディション落として!」
[同日13:00.アリスの研究所・エントランス アリス、七海、初音ミク、鏡音レン]
「こんにちは。敷島さんが午後から不在ということで、事務作業のお手伝いに参りました」
「あっ、七海さん。こんにちは。珍しいですね。今日はメイド服なんですね」
ミクが意外そうな顔をした。
「今日は財団事務所で、メイドロボットの数が足りないからヘルプで入ったの」
七海はニコッと笑って答えた。
「……ていうか、メイドロボットがメイド服着るの珍しいって……。まあいいわ。あっちで事務服に着替えてきて」
アリスは最初皮肉ったような顔になった後、普通の笑みに戻った。
「はーい」
七海は奥の空き部屋に向かった。
「七海さんも熱心に稼働してますね」
「というか、ドクター平賀の差し金でしょ」
「差し金?」
「アタシがシンディを使って何か悪巧みしないか、見張りをさせてるのよ」
「考え過ぎでは……」
その時、研究所の奥からスーパーボールが飛んできた。
「そっちそっち!そっち行ったよー!」
「よーし!」
奥から鏡音リンの声がして、鏡音レンがボールを追ってきた。
「ちょっとあなた達!ボール遊びなら外でやりなさい!」
アリスが双子ボーカロイドに注意する。
オレンジ色のスーパーボールは、ドアの隙間から七海の部屋に入ってしまった。
「はーいっ!」
と答えつつ、部屋の中に飛び込むレン。
「あ……!」
飛び込んだ先には着替え中で下着姿の七海がいた。
一瞬の間。
「あ、いや!七海姉ちゃん、これは、その……」
ゴゴゴゴゴゴゴ!
「逝ってらっしゃいませ……御主人様ぁぁっ!」
七海の右アッパーカットがレンにヒットする。
レンは天井に頭が突き刺さった。
が、その天井が崩れ落ちる。
「何してるの、あなた?」
「あ、あれ?ルイージ……?」
一緒に落ちたレンの隣には、何故かルイージがいた。
「ナ、七海チャン……トッテモせくしぃデス……❤」
[同日16:00.アリスの研究所 敷島タカオ、シンディ、七海、ルイージ]
バスの折返し場から研究所へアプローチする階段をとぼとぼと登る敷島。
「あー、結局今日も商談成立ゼロか……。最近ツイてねぇ……」
階段を登り切り、研究所に着くと、
「ん!?」
何故か十字架に、逆さまに磔にされたルイージとSM女王のコスプレをした七海とシンディの姿があった。
「……何やってんだ、お前ら?」
「プロデューサー。ちょうどいい所に来たわ」
と、シンディ。
「こいつに今、制裁を加えているところよ!」
「何だぁ?今度はマジックマッシュルームの栽培でもしたのか?いい加減早くマツタケでも作れよ」
「七海の着替えを覗いた罪よ!」
「チ、違イマス!私ハタダ、天井ノ修理ヲシテイタダケデ……」
「いいんじゃないか。ちょうどあの部屋、雨漏りしてたことだし……。SMプレイはこのくらいにして中に入れ」
「……プロデューサー、どうして七海の着替えてる部屋が分かったの?」
シンディが不審な目をして言った。
「はッ!?」
[同日17:00.アリスの研究所・事務室 敷島孝夫&マリオ]
「あー、エラい目に遭った……」
敷島は自分の事務机に座った。
「何デ敷島参事ハ、アノ程度デ済ンダノデスカ?」
「うるさい。人間の特権だ」
そこへ電話が掛かって来る。
「はい、もしもし。アリスの研究所です。……あ、支部長。お疲れさまです。……えっ、今度の上京予定ですか?今週の土日に初音ミクのライブと、鏡音リン・レンの収録がありますが……。えっ、例の実験ですか?本部でやるんですか。分かりました」
新しい支部長からだった。
しかし名前が出なかったことから、影が薄いらしい。
「エミリーとシンディの二重奏実験、こっちの都合でいいらしい。土日でいいのかよ……。理事達も休み無いなー」
敷島は苦笑いしながら、予定表に書き込んだ。
「はい、もしもし。アリスの研究所です」
敷島が事務室で事務作業をしていると、外部から電話が掛かって来る。
「……あ、これはこれは、法道企画の池田さん。いつも、お世話になっております。……あ、はい。その件でしたら、まもなく資料が出来上がりますので……はい」
いつもの光景だ。
「それでは、今日のお昼過ぎまでに……」
しかし、その外では……。
「準備できたよー!」
鏡音リンが何か言う。
パパパパパパパパパン!(マシンガンの発砲音)
「ちっ、やっぱりマシンガンだと命中精度悪いなー」
シンディが首を傾げながら言った。
撃った先はダミー人形。
しかし撃ったのは実弾ではなく、模擬弾である。
右手をマシンガンに変形させていたのを今度はショットガンに切り替える。
「え?マシンガンの音がした?い、いや、違いますよ。ちょっと外で、道路工事やってるもんで……」
敷島は引きつった顔をした。
ズダーン!ズダーン!(ショットガンの発砲音)
「うん。これはいいんだけど、遠くからだと威力が弱いね。リロード時間もちょっと長いから、これも……」
シンディは今度はライフルに変形させた。
「違います!ショットガンなんか発砲してませんって!いや、大丈夫です!次はライフルなんてことは……」
研究所は今日も平和。
[同日12:00.アリスの研究所・ダイニング 敷島、アリス、エミリー]
「エミリー。シンディに言ってくれよ。朝っぱらから、銃ぶっ放すのやめてくれって」
「イエス。後で・言っておきます」
しかし、近所からクレームが出ないというのが凄い。
既に慣れたか、そもそも隣家がどれかも分からないくらいのド田舎だからなのか……。
敷島はズズズとうどんを啜った。
「テレビ点けるぞー」
敷島はピッとリモコンでテレビを点けた。
〔「……功徳無しの罰だらけを訴える作者、雲羽百三氏の進退について、ある消息筋は……」〕
ピッ。(チャンネルを変える)
〔「来週から放送開始の新ドラマ、“東方永夜抄”!今日は蓬莱山輝夜演じる、いま期待の新人女優……」〕
ピッ。(またチャンネルを変える)
〔「皆さん、こんにちはー!奥の細道テレビショッピングのお時間です!」〕
ピッピッ。(チャンネル変えまくる)
「ちょっとタカオ、ころころチャンネル変えるのやめてよ」
「面白い番組やってないんだよ。うちのボカロの誰かでも出てりゃなぁ……」
〔「……八意永琳演じるのはAKB48の……」〕
「この仕事をタカオが取ってくれば良かった話じゃない」
「悪かったな!オーディション落として!」
[同日13:00.アリスの研究所・エントランス アリス、七海、初音ミク、鏡音レン]
「こんにちは。敷島さんが午後から不在ということで、事務作業のお手伝いに参りました」
「あっ、七海さん。こんにちは。珍しいですね。今日はメイド服なんですね」
ミクが意外そうな顔をした。
「今日は財団事務所で、メイドロボットの数が足りないからヘルプで入ったの」
七海はニコッと笑って答えた。
「……ていうか、メイドロボットがメイド服着るの珍しいって……。まあいいわ。あっちで事務服に着替えてきて」
アリスは最初皮肉ったような顔になった後、普通の笑みに戻った。
「はーい」
七海は奥の空き部屋に向かった。
「七海さんも熱心に稼働してますね」
「というか、ドクター平賀の差し金でしょ」
「差し金?」
「アタシがシンディを使って何か悪巧みしないか、見張りをさせてるのよ」
「考え過ぎでは……」
その時、研究所の奥からスーパーボールが飛んできた。
「そっちそっち!そっち行ったよー!」
「よーし!」
奥から鏡音リンの声がして、鏡音レンがボールを追ってきた。
「ちょっとあなた達!ボール遊びなら外でやりなさい!」
アリスが双子ボーカロイドに注意する。
オレンジ色のスーパーボールは、ドアの隙間から七海の部屋に入ってしまった。
「はーいっ!」
と答えつつ、部屋の中に飛び込むレン。
「あ……!」
飛び込んだ先には着替え中で下着姿の七海がいた。
一瞬の間。
「あ、いや!七海姉ちゃん、これは、その……」
ゴゴゴゴゴゴゴ!
「逝ってらっしゃいませ……御主人様ぁぁっ!」
七海の右アッパーカットがレンにヒットする。
レンは天井に頭が突き刺さった。
が、その天井が崩れ落ちる。
「何してるの、あなた?」
「あ、あれ?ルイージ……?」
一緒に落ちたレンの隣には、何故かルイージがいた。
「ナ、七海チャン……トッテモせくしぃデス……❤」
[同日16:00.アリスの研究所 敷島タカオ、シンディ、七海、ルイージ]
バスの折返し場から研究所へアプローチする階段をとぼとぼと登る敷島。
「あー、結局今日も商談成立ゼロか……。最近ツイてねぇ……」
階段を登り切り、研究所に着くと、
「ん!?」
何故か十字架に、逆さまに磔にされたルイージとSM女王のコスプレをした七海とシンディの姿があった。
「……何やってんだ、お前ら?」
「プロデューサー。ちょうどいい所に来たわ」
と、シンディ。
「こいつに今、制裁を加えているところよ!」
「何だぁ?今度はマジックマッシュルームの栽培でもしたのか?いい加減早くマツタケでも作れよ」
「七海の着替えを覗いた罪よ!」
「チ、違イマス!私ハタダ、天井ノ修理ヲシテイタダケデ……」
「いいんじゃないか。ちょうどあの部屋、雨漏りしてたことだし……。SMプレイはこのくらいにして中に入れ」
「……プロデューサー、どうして七海の着替えてる部屋が分かったの?」
シンディが不審な目をして言った。
「はッ!?」
[同日17:00.アリスの研究所・事務室 敷島孝夫&マリオ]
「あー、エラい目に遭った……」
敷島は自分の事務机に座った。
「何デ敷島参事ハ、アノ程度デ済ンダノデスカ?」
「うるさい。人間の特権だ」
そこへ電話が掛かって来る。
「はい、もしもし。アリスの研究所です。……あ、支部長。お疲れさまです。……えっ、今度の上京予定ですか?今週の土日に初音ミクのライブと、鏡音リン・レンの収録がありますが……。えっ、例の実験ですか?本部でやるんですか。分かりました」
新しい支部長からだった。
しかし名前が出なかったことから、影が薄いらしい。
「エミリーとシンディの二重奏実験、こっちの都合でいいらしい。土日でいいのかよ……。理事達も休み無いなー」
敷島は苦笑いしながら、予定表に書き込んだ。
ttp://www.yomiuri.co.jp/osaka/photonews/article.html?id=20141006-OYO1I50007
これにプラスして新しい前払い型ICカードを導入するそうだけどどう思う?
発行枚数が1000万枚行けそうなら、いいと思いますよ。
まあ、私は手に入れようとは思いませんがねw
ハイビジョン画質ワハハ本舗女優達の入浴シーンですwww
グロ☆シーンもあるよw